絶好調のオッズパーク地方競馬応援プロジェクト3世代目の話題です。
まずは1月25日に笠松競馬場で行われたゴールドジュニア。
1番人気に支持された兵庫のコーナスフロリダが、出遅れながらも長くいい脚を使って2着に入りました。
負けてしまったことは残念ですが、初遠征、先行有利の笠松で出遅れながらもいい競馬ができたことは、今後に繋がっていくのではないでしょうか。
現在はスタートダッシュがいまいちなのですが、エスポワールシチー産駒なので、ダッシュがつくようになったら速いのではないかと思っています。
終いはいい脚を使ってくれるので、あとは前半楽にいいポジションが取れるようになれば、もう一段階上の強さを手に入れられるのでは。
昨年マジックカーペットが果たせなかった夢、兵庫ダービー目指して頑張って欲しいです。
そして明日は、ここまで無敗で頑張っているサムライドライブが梅桜賞に出走します!
体質が弱いと聞いていたので、ここ最近の攻めのローテを見るとだいぶしっかりしてきたのかなと感じます。
大目標は東海ダービーなので、そこに向かって一歩ずつ、無事に進んで行って欲しいですね。
*30日(火)名古屋 第9R『梅桜賞』 1800m 15:45発走*
一番の課題は、初めての距離による初めてのスタート地点でしょう。
ものすごく繊細で敏感な馬で、馬場の近くの木の枝をカットしただけでも「いつもと違う!」と警戒して動かなくなってしまう馬。
しばらく様子を伺って納得すればいつも通りに戻るわけですが、ゴールドウィング賞で初の1600mになり、これまでと違うスタート地点で枠入りをかなり嫌がっていたので、
1800になる今回もそこを心配しています。
距離に関しては、これまでの競馬ぶりを見ていて1ハロンの延長は特に問題ないでしょう。
シニスターミニスター産駒ですから短い方がよりいいことは確かですが、まだ底を見せていないし、何より無理せず先手が取れるという大きな武器の持ち主。
ここもすんなりと勝って次へ進んで欲しいです。
対抗はチェゴでしょう。
門別から笠松に移籍して3戦、ラブミーチャン記念、ライデンリーダー記念と強いレースを見せています。
今回は初の名古屋遠征になりますが、経験も豊富だし、移籍経験もあるので心配なし。
先行していい脚を使う馬なので、サムライドライブにとっては早めに追いかけられてキツイ展開になるかもしれません。
初対戦でどういう競馬を見せてくれるか楽しみです。
あと気になるのが逃げ馬のエンドラ。
外枠に入ったので、サムライドライブが被されたらこれまでと違うレース運びになるでしょう。
この馬の出方次第で展開が変わってくると思います。
前走重賞3着だったスリルトサスペンス、兵庫からの遠征馬レコパンハロウィーまで。
◎8、サムライドライブ
〇6、チェゴ
▲11、エンドラ
△10、スリルトサスペンス
△3、レコパンハロウィー
1月23日、高知競馬場で行われた新人王争覇戦で、愛知の加藤聡一騎手が見事総合優勝を果たしました。
これで、2016年の日本プロスポーツ大賞新人賞、NARGP2016優秀新人騎手賞と合わせて、新人タイトル三冠を達成!!!
初騎乗初勝利から始まったデビューから今年で3年目になりますが、まだまだ快進撃は止まりません。
早速ご本人に喜びの声をお聞きしました。
赤見:新人王優勝、おめでとうございます!
加藤:ありがとうございます。馬が強かったのと、展開がハマりました。本当にラッキーでしたね。
第1戦は思い切って先行したんですけど最後止まってしまって。それでもよく粘ってくれて5着に頑張ってくれました。
第2戦の馬は1番人気でしたし、このメンバーでは力が違うかなと。
あんまり気負うとプレッシャーを感じてしまうので、新人王ということよりも「この馬にとっての1勝が大切なんだ」ということを意識して乗りました。
少し出遅れてしまって後ろからになってしまったんですけど、逃げていた馬が前に名古屋にいた馬で、高知の深い馬場だし終い止まるイメージがあって。
みんながけっこうついて行っていたので、腹を括ってました。
赤見:豪快なマクリを決めての勝利でしたね。
加藤:少し気が難しいところがあるとは聞いていたんですけど、直線でステッキを入れたらソラを使って一気に止まってしまって...。
「残ってくれ!」と思いながら必死に追いました。
最後は自分の追い方もバタバタになってしまって、レースに関しては反省点も多かったですが、勝てたことは嬉しかったです。
赤見:これで新人タイトル三冠王ですよ。すごいですね。
加藤:ありがたいです。考えるとすごいですよね。
ただ、たくさんいい馬に乗せていただいているので、本当はもっと勝っていなきゃいけないなと。
去年は勝ち星が増えたとはいえ、2着の数も増えましたから。
もっと自分が上手く乗っていれば、という場面が何度もありました。
赤見:相変わらず謙虚ですね。外から見ていると去年は重賞も勝ったし、YJSでもファイナルに進んで、すごく順調に見えます。
加藤:確かにものすごく順調です。
こんなにいいことがあっていいのかなっていうくらい、デビューからものすごく恵まれていますし、いい環境で楽しく仕事させていただいています。
本当にありがたいですし、感謝しかないですね。だからこそもっともっと上手くなって、結果を出したいんです。
赤見:ファイナルの大井、中山はいかがでしたか?
加藤:ずっと乗ってみたかったですし、すごくいい経験になりました。
芝も乗れましたし、たくさんのお客さんの中で返し馬をした時には「俺、騎手やってるんだな」って改めて実感して。
いつもこういう舞台で乗っている騎手が羨ましいとも思いましたけど、自分は名古屋だからこそ、今の環境だからこそこういう成績をあげられていると思っています。
なので、いろいろな経験をさせてもらって、もっと上手くなって、応援してくれるファンの皆さんや関係者の皆さんの期待に応えられるようになりたいです。
赤見:今年の目標は?
加藤:毎年勝ち星は前の年を越えたいですし、あとは内容ですよね。
2着の回数を減らすこと、本当に上手くなることが目標です。
赤見:具体的に今の課題は何ですか?
加藤:あげたらキリがないですけど(笑)。明確なのは2つで、ペース感覚と精神的な部分をどっしりしたいということです。
焦るがゆえに道中余分なところでハミの手ごたえを求めてしまったり。
今まで減量でカバーされていた部分が大きかったので、それがなくなったら、そういうところが命取りじゃないですか。
いろいろ考えて、もっと上手くなるように努力します。