*18日水沢 第12R『みちのく大賞典』 2000m 18:10発走*
ここはなんといってもエンパイアペガサスでしょう。
去年の岩手ダービーダイヤモンドカップを制した馬で、これまで岩手の重賞6勝、南関東の重賞1勝を挙げる活躍を見せています。
特に印象的だったのは、前々走の報知グランプリカップ。
押し出される形でハナに立つと、終始手ごたえ抜群で、勝負所でも持ったまま。
直線で追い出すと渋太く伸びて、ムサシキングオーの追撃をアタマ差退けました。
エンパイアペガサスにとっては南関東での重賞初制覇、
さらに当時所属していた浦和の平山真希厩舎も重賞初制覇で
二重に嬉しかったことをよく覚えています。
前走は再び岩手に戻って、2か月半ぶりの実戦でしたが、
2番手追走から最後の直線はアントニオピサと一騎打ちでの追い比べになりました。
最後の最後にグイっと伸びてクビ差での勝利となりましたが、
休み明けでプラス5キロだったことを考えると、よく勝ち切ってくれたと思います。
今回は当然1度使った効果が見込めるし、水沢コースも問題なし。
また新たなタイトルを付け加えてくれると思っています。
対抗はアントニオピサ。
前走は逃げてエンパイアペガサスを最後まで苦しめました。
岩手に移籍してからは安定した結果を残していて、唯一連対を外したのは好位に行けなかったシアンモア記念のみ。
レースが上手な馬だし、前半スムーズに運べればここも大きく崩れることはないでしょう。
3番手評価にしたのはプリムラブルガリス。
JRAオープンから移籍してきて2戦。
移籍初戦はコミュニティやミラクルフラワーといった実績馬に完勝、
前走のシアンモア記念は大接戦の中2着に粘り込みました。
岩手のトップクラスと互角に戦えることは証明済みで、
重賞タイトルに手が届く日も近そうです。
最近勝ち星からは遠ざかっているものの、底力のあるコミュニティにも注目です。
前走のあすなろ賞ではエンパイアペガサスとアントニオピサにかなり千切られてしまいましたが、
大崩れなく上位争いに食い込んで来る馬です。
人気上位馬が前半からやり合うような展開になれば、この馬の差し脚が活きてくると思います。
◎7、エンパイアペガサス
〇4、アントニオピサ
▲5、プリムラブルガリス
△3、コミュニティ
*18日高知 第7R『高知優駿』 1900m 18:05発走*
ダービーシリーズもいよいよ残り2戦!
高知優駿は今年からダービーシリーズに名を連ね、地方交流競走となりました。
当初は兵庫勢も何頭か登録していましたが、マジックカーペット回避により兵庫ダービーへ回る馬が続出。
結局遠征馬は、笠松1頭、名古屋1頭、佐賀2頭の4頭となりました。
たとえ兵庫勢が遠征して来たとしても、本命にしようと思っていたフリビオン。
高知生え抜き馬で、デビューから14戦すべて馬券圏内という超堅実派です。
以前はバーントシェンナやパッパカに負けることがあったものの、現在はもう一段階上の実力を身に着けた印象です。
古馬と戦って厳しい競馬になっても怯むことはないし、必ず伸びてくる末脚も魅力。
黒潮皐月賞でもいかんなくその末脚を発揮して、着差以上に強い内容で勝利しました。
小柄な馬なので少し体重が減っていることは気になりますが、
この世代が初年度産駒となるフリオーソ産駒のダービー馬、ぜひ実現して欲しいです。
話は少し逸れますが...
ここまでのダービーシリーズの勝ち馬、
九州ダービー栄城賞 スーパーマックス(父リーチザクラウン)
北海優駿 ベンテンコゾウ(父サウスヴィグラス)
東海ダービー ドリームズライン(父ドリームジャーニー)
東京ダービー ヒガシウィルウィン(サウスヴィグラス)
岩手ダービーダイヤモンドカップ キングジャガー(父キングヘイロー)
兵庫ダービー ブレイヴコール(父カルストンライトオ)
この世代が初年度産駒であるリーチザクラウンがいきなりダービー馬を輩出!
さらに超ベテランのカルストンライトオもがんばってますね!!
血統だけ見てもいろいろなドラマを感じることができて楽しいです♪
ぜひ、フリオーソ産駒も続いて欲しいな~
さて、話を元に戻しまして、
対抗は佐賀からの遠征馬スーパーマックスにしました。
前走の九州ダービー栄城賞は、楽勝するかな?と思っていたのですが、オヒナサマの奇襲に合い、かなり厳しい展開になってしまいました。
勝負所では手ごたえいっぱいで、これは3着に沈むかも?と感じたのですが、そこから盛り返すのがこの馬のすごさ。
もう一度渋太く伸びて、見事九州ダービー馬の栄冠をつかみ取りました。
能力はとても高いと思うのですが、さすがにあの厳しい競馬をしてから中2週での遠征競馬というのは
条件的にちょっと分が悪いのでは?
ということで、対抗評価にとどめました。
3番手評価が難しいところですが、九州ダービー栄城賞でロングスパートを見せたフジノカミワザにします。
オヒナサマの早めのまくりで展開が向いた面もありますが、先行超有利の佐賀で、追い込んでよく伸びたと思います。
高知の方が追い込みは利きやすいコースだし、引き続き大井の若武者・笹川騎手が鞍上を託されたとあって、一発狙った騎乗を期待しています。
黒潮皐月賞で逃げて2着に粘ったバーントシェンナ、東海ダービー3着だったサザンオールスターまで。
◎8、フリビオン
〇9、スーパーマックス
▲2、フジノカミワザ
△10、バーントシェンナ
△1、サザンオールスター