地方競馬応援プロジェクトの2世代目、兵庫のマジックカーペットが31日園田のジュニアカップに出走します。
現在2戦2勝。
初の重賞制覇へ向けて、田中範雄調教師にお話を伺いました。
赤見:デビュー戦、そして16日のJRA認定競走も圧勝でしたね。
田中:デビュー前からかなり期待していたので、期待通りの走りをしてくれていますね。
前走も能力的に負けないのはわかっていたので自信はありました。ただ、ゲートを上に出たり、道中も走りに集中していない面があって、まだまだ幼いんですよ。
赤見:この馬の強さはどの辺りに感じていますか?
田中:体が柔らかくて、フットワークが大きいところですね。
わたしは兵庫ダービーを勝ったインディウムという馬をやらせてもらっているんですけど、あの馬は硬いところがあるのですが、マジックカーペットはとても柔らかい。
あまり柔らかすぎても腰に来てしまいますが、その辺りがちょうどいいんですよね。
ここに来て脚がグイっと伸びました。
もっとコロンとする体型になるかなと思っていたのですが、想像以上に立派な体つきになってきましたね。
ただ、まだ気性的にも体的にも幼いですから、ムリをしたくないというのが一番です。
赤見:レースを見ていると、ちょっと反抗的なところもあるのかな?と感じました。
田中:そうなんですよ。まだ走る方に気持ちが向いてないんですよね。
ゲートにしても、練習ではすんなり入るのに、本番ではゴネてみたり...。頭がいいんです(苦笑)。
でも調教でもかなり攻められるようになって来て、成長して来てますよ。
赤見:ジュニアカップに向けてはいかがでしょうか?
田中:27日に馬なりで調整しましたが、わたしの指示は55くらいだったんですよ。見た目にもそのくらいの走りだったんですけど、フットワークが大きいからゆっくりに感じるんですよね。実際は52秒台だったので、ちょっと速すぎました。
ここからレースまで微調整します。
状態に関しては、まったく問題ありません。
ただ、大目標は来年、菊水賞から兵庫ダービーなので、そこに向けて逆算して考えると、今はまだ絶好調の状態にまでは仕上げられないんです。それでも能力で走ってくれると思います。
1700mは初めてですが、次に繋がるレースを期待しています。
赤見:では、オッズパーク会員のみなさんにメッセージをお願いします。
田中:今回も人気は裏切らないと思います。応援よろしくお願いします。