かなりの豪華メンバーが集まった今年の『帝王賞』。
まさに上半期を締めくくる頂上決戦に相応しい顔ぶれになりましたね。
*29日大井 第11R『帝王賞』 2000m 20:10*
ホッコータルマエ、コパノリッキー、サウンドトゥルー、アスカノロマン...現在のダート界をけん引する面々が揃った中で、本命にしたのはノンコノユメです。
前走の『かしわ記念』では、パドックから馬っけを出して相当入れ込んでいました。
それに、小回りのマイル戦ではちょっと忙しかった様子。
直線で伸びてくるも、4着までが精いっぱいでした。
レース後は力を出し切っていないせいか、疲れもなくケロっとしていたそう。
管理する加藤征弘調教師は、「次は広いコースになるし、直線も長くなる。この馬に向いた舞台になるので巻き返したい」と仰っていました。
昨年の『JDD』では、不良馬場を物ともせずに豪快な差し切り勝ち。
古馬と混じってからも、58キロを背負って『武蔵野S』を勝ち、『チャンピオンズカップ』『フェブラリーS』の両GIでも2着と力のあるところを見せました。
今回のメンバーに入っても、能力的にはまったくヒケを取りません。
さらに今回は、コパノリッキー、ホッコータルマエ、アスカノロマンと前に行く脚質が揃いました。
展開もこの馬向きになるのではないかと考えます。
対抗はホッコータルマエ。
ドバイでは今年も力を発揮することができませんでしたが、無事に帰国して態勢を整えて来ました。
これまでは休み明けはどうしても力を出し切れない面があったものの、昨年のこのレースでそのマイナスポイントを払拭。
好位から自分で動く積極的な競馬で、帝王賞2勝目を挙げました。
今年は昨年以上のメンバーなので簡単ではないですが、大きく崩れることはないと信じています。
3番手評価はクリソライト。
この馬のパターンはわかりやすく、内枠で揉まれると失速、揉まれずにスムーズに流れに乗れると好走してくれます。
今回は外枠に入ったし、前に行きたい馬たちが意識し合えば、内を見ながら好位のいいところを進めるはず。
昨年と同じように好勝負を期待しています。
コパノリッキーは前走でGI6勝目を挙げました。
この馬の強さは重々承知しているものの、
夏の暑さが苦手ということで状態面がどうかということと、やはり大井の2000mは少し長いという印象から薄めの印にしました。
◎2、ノンコノユメ
〇10、ホッコータルマエ
▲12、クリソライト
△3、コパノリッキー
△1、アスカノロマン
☆7、サウンドトゥルー