いよいよ一年一度の大一番、『ばんえい記念』です!!!
この日を絶好調で迎えるために、一年を通してがんばってきた陣営が多く、このレースに懸ける想いは本当に熱いものがあります。
現地で応援できないのは残念ですが、ネット中継で声援を送りたいと思います。
*20日帯広 第9R『ばんえい記念』 17:15発走*
ここはずっと応援しているキタノタイショウからいきます。
昨年は悲願のばんえい記念制覇を達成し、大きな感動をくれました。
その後はなかなか勝てないレースが続き、北見記念を勝ったものの、その後も低迷が続きました。
しかし、やはりというか、この時期に合わせて状態アップ。
お正月の帯広記念で久しぶりに連対し、高重量戦に強いところを見せつけました。
今年も連覇を期待しています。
管理する服部義幸調教師のコメント
「目標は勿論2連覇です。
ばんえい記念に向けて調整してきましたが、障害のカカリも良くなってきて調子は上向き。あとは騎手といつも通り折り合いがつくかですね」
大河原和雄騎手のコメント
「馬の調子は年明けから変わらずキープし続けています天気は晴れの中でできればいいですね。
第二障害の一腰目でどこまで行けるかが勝負だと思います。
初出走の馬も実力馬ばかり。気を引き締めていきます」
対抗は昨年2着で涙を飲んだニュータカラコマ。
この馬の末脚はばんえいとは思えない切れ味で、ハマった時には目の覚めるような勝ち方をしてくれていました。
そこから脚質転換し、今は障害を早めに越えて前で競馬する馬に。
帯広記念では人気を裏切ってしまいましたが、昨年の結果からも高重量が曳けないわけではありません。
連勝が難しいばんえいで、現在3連勝とノリに乗っています。
昨年のリベンジがあってもおかしくありません。
村上慎一調教師のコメント
「近走の連勝の波に乗ってばんえい記念に臨むことができます。
仕上がりも調子も申し分ないので自信を持って出走できます。
障害が真面目になった分、ゴール際に甘さがでてしまうときがありますが、今は差していくタイプではないので上手く逃げきりたいですね。
昨年は2着だったので、もちろん今年はもう一つ上を狙っていきます」
藤野俊一騎手のコメント
「自分自身で毎日調教を付けています。「帯広記念」時の調子が好調とまで言えなかったので、きっちりとした調教が出来ていませんでした。
ここにきて体重も増えたし馬の調子が非常に良いです。昨年よりいい感じで仕上がっているかな。
レースでは一番先に障害を越したいね。その為にも、1回目上がり方が重要。
7割、いや8割くらいまで一気に上げたいです」
3番手評価はフジダイビクトリー。
今期は北斗賞とばんえいグランプリを制し勢いに乗りましたが、その後は勝ち切れずにいます。
ただ、大きく崩れることなく安定して走れているのは信頼できます。
底力はここでも通用する器なので、上位に絡んでくれば。
金山明彦調教師のコメント
「まじめな性格で毎回一生懸命走る馬だから、大きなレースを勝たせてやりたいです。
第二障害後は切れるタイプではないので、先行してレースを引っ張っていければと思っています」
松田道明騎手のコメント
「このレースを目指して1年間やってきました。ゴール際の事がいつも頭の中にありました。
レースではいつも勝負をかけてきましたが、ハンデ面で悔しい思いもしてきました。
「ばんえい記念」は1トン定量。重たいけどどの馬も同じ。チャンスはあります。
昨年よりは持久力もついていると思うし、登坂力もある。流れは自分で作って障害を1番手か2番手で越したいですね。
馬の行きたい気持ちを押さえつけないように折り合いを付けながら流れを作っていきたいです」
その他の陣営のコメントを馬番順にご紹介します。
1枠1番【フクドリ】
大友栄人調教師のコメント
「調子は良いです。
高重量戦の「帯広記念」でも障害を降りてから力強い脚をみせてくれました。
1トンは重たいですが、障害次第で面白いレースをしてくれると思います」
安部憲二騎手のコメント
「今季に入って1着を獲れておらず、近走の走りも今一つかもしれません。
ピーク時の力と言えるわけではないですが、このレースに向けて調整してきました。
実績のある馬だし、前回の「帯広記念」でも良いところが見えました。能力を引き出せるよう騎乗したいです」
2枠2番【ホクショウユウキ】
岡田定一調教師のコメント
「重量を積んだ調教ができています。
初めてだし、今回は挑戦者の気持ちでレースに挑みます」
鈴木恵介騎手のコメント
「調教ではこのレースに向けて重たい荷物で練習しているし、その荷物に慣れてきています。
初めての1トンなので不安な気持ちもあります。本番でこの馬がどこまでこたえてくれるか。レースでは早め早めに行ければいいと考えています」
3枠3番【オイドン】
鈴木邦哉調教師のコメント
「パワータイプというよりスピードタイプのこの馬にとって1トンは未知の領域ですが、障害次第では良い勝負ができると思います。一生懸命走ってほしいですね」
大口泰史騎手のコメント
「初めての「ばんえい記念」挑戦です。このレースに向けた重たい荷物で調教は重ねて来ていますが、正直な話、1トン初挑戦はゲートが開いてみないとわからない部分があります。
練習と本番は違いますからね。
通常のレースの障害は2回くらいで上げているので、1トン曳かせて何回で上がるかがポイントでしょう。
あとはしっかりと馬と呼吸をあわせて折り合いをつけて騎乗したいです」
5枠5番【トレジャーハンター】
金田勇調教師のコメント
「ばんえい記念は2回目の挑戦です。
兄貴(インフィニティー)がラストランなので、ライバルというよりはお互い良い刺激を与えつつ最後まであきらめないでゴールを目指したいです」
阿部武臣騎手のコメント
「高重量でも止まってからバイキ(後ろに下げること)ができ、ドンと当たることができます。
第二障害では4回から5回で上げたいですね。1回目で7割くらいまで上げたいです。
「帯広記念」では障害を降りてすぐに止まってしまったから、どこまで持たせるかがポイントですね」
7枠7番【ホリセンショウ】
岩本利春調教師のコメント
「年齢が11歳なだけに、調子を維持することに専念しています。近走の走りは安定しているので、高望みは難しいけど電光掲示板には乗りたいですね」
島津新騎手のコメント
「調子は上がって来ています。1トンを曳くこの「ばんえい記念」がラストランなので、無事ゴールしたいという気持ちですが、お客さんの声援に応えて一つでも上を目指して頑張ります」
8枠9番【コウシュハウンカイ】
松井浩文調教師のコメント
「自身で調教を付けています。仕上がりはまあまあかな。初挑戦です。まずは1トンの荷物との戦いだから、今回はチャレンジャーの気持ちで挑みます」
藤本匠騎手のコメント
「手ごたえも良く、確実にいい時の状態に戻ってきています。
今回の出走馬で一番若く、まっすぐな気持ちの馬なので、前に行こう行こうという気持ちが強いです。
その気持ちを生かしながらも息をいれたり下げたり折り合いを付けて進めたいですね。
初挑戦の1トンはわからない部分が多いです。1回目は布石になりますね。
将来のために挑戦者として走ります」
8枠10番【インフィニティー】
金田勇調教師のコメント
「昨年の様に自分がペースメーカーでレースを引っ張っていくというより、レースの流れを見ながらの展開になると思います。
障害で膝さえつかなければ何とかなるでしょう。そして早目に障害を降りてセーフティーリードがどれだけ保てるかが鍵ですね。
このレースがラストラン。派手さはない馬かもしれないが、調子の変動が少なく安定した走りをしてくれました。
仕上がりもいいしこの馬にとって最高のレースをしてほしいです」
尾ヶ瀬馨騎手のコメント
「年齢的にも絶好調の時に比べて落ちてきている感は否めないですが、先行力や登坂力は 一級品。
どのレースでも波がなく力を出してくれるから騎乗する側としてはありがたいですね。
「ばんえい記念」は特殊なレースでごまかしは利かない。差すタイプではないので先行でレースがどこまでできるかになります。もちろん狙っていきますよ」
◎8、キタノタイショウ
〇4、ニュータカラコマ
▲6、フジダイビクトリー
△10、インフィニティー
△3、オイドン