待ちに待ったワールドスーパージョッキーズシリーズ!!
今年の地方枠は、スーパージョッキーズシリーズを勝ち抜いた、高知の赤岡修次騎手が参戦です。
初日2戦を終え、赤岡騎手は2着13着という成績で5位タイに付けました。
1日終えての印象をお聞きしました!
「最初はかなり緊張してましたけど、WSJSの第1戦目で2着に来れたので、気持ちが楽になりました。このレースはとにかく見せ場を作りたいと思って、思い切って逃げました。
直線はかなり長く感じましたけど、本当によく粘ってくれましたね。
第2戦目は、後悔が残るレースをしてしまいました。せっかくゲートを上手に出てくれたので、もっと積極的に行けば良かった。
今日1日を終えて、またいろいろ勉強になりましたね。
明日は選定でAとBの馬なので、今日の経験を活かして頑張ります。
とにかく明日は、表彰台を目指します!」
ということでした!
初戦の第1戦で、逃げ粘って2着と、いきなり魅せてくれた赤岡騎手。
今年はかなり上位接戦のポイントとなっていますので、明日の戦いぶりが本当に楽しみですね♪
今日は笠松競馬場で、地方全国交流戦の『笠松グランプリ』が行われます!
*27日笠松 第10R『かさまつグランプリ』 1400m 15:40発走*
昨年は佐賀のエスワンプリンスが逃げ、2番手に付けたナターレと共に後続を離してハイペースな展開に。
直線に入っても渋太く粘り、逃げたエスワンプリンスが1着、2番手のナターレが2着、中団から追い込んだコアレスピューマが3着という結果でした。
やはり、笠松1400mはとにかく前に行けることが勝ち切る条件だと思います。
本命にしたのは、大井のゴーディー。
大井デビューの生え抜き馬で、1歩ずつ階段を上って来ました。
2012年には強豪を退けて『サンタアニタトロフィー』を勝ち、ここから重賞街道まっしぐらか...と思われましたが、その後ちょっと低迷。
今年の夏辺りから、もう一度盛り返している印象です。
前走の『マイルグランプリ』は、不良馬場の中、逃げてよく粘っての3着。
勝ったのはあのセイントメモリー、2着は先日の『浦和記念』2着だったグランディオーソですから、強いメンバー相手によく踏ん張ったと思います。
ゲートもダッシュも速いので、小回りの笠松はもってこい。
さらに、この馬は今では珍しいアラブ血統で、サラブレッドではなくサラ系。
血統面からも、ぜひとも頑張って欲しい馬です。
対抗は、昨年の勝ち馬エスワンプリンス。
とにかくダッシュが速くて、ほとんど追わずにハナに行けるのが魅力です。
前走は初めてのダートグレード挑戦で、『JBCスプリント』でトップホースたちと戦いました。
外枠でしたが果敢に先行して、積極的なレースを見せてくれましたね。
結果は9着でしたが、あのメンバー相手に自分のレースをしようとしたのはさすが☆
今回の経験が、もう一段階のパワーアップに繋がるのではないでしょうか。
金沢のセイカアレグロにも注目しています。
前走2600mの長距離戦『北國王冠』では失速してしまいましたが、もう少し短い距離のレースなら、本当に安定して力を発揮してくれる馬。
スッと好位に付ける器用さがあるし、小回りコースもお手の物。
今回も王道の競馬を見せてくれるのではないでしょうか。
◎3、ゴーディー
〇10、エスワンプリンス
▲2、セイカアレグロ
△5、ジョーメテオ
△6、クリスタルボーイ
明日は園田競馬場にて、2歳馬たちの戦い『兵庫ジュニアグランプリ』です!
*26日園田 第10R『兵庫ジュニアグランプリ』1400m 15:55発走*
今年はかなりの好メンバーが揃って、今からわくわくしています♪
その中でも期待しているのが、地元兵庫のトーコーヴィーナス。
ここまで負けなしのデビュー5連勝☆
スピードの違いで逃げていますが、番手もこなせるし、とにかく地元馬たちでは牡馬も相手にならないほどの実力を誇ります。
前走は兵庫の出世レース、『兵庫若駒賞』でしたが、こちらも余裕の逃げ切り勝ち。
直線ではソラを使って思いっきり遊ぶ場面もありながら、相当に強い勝ち方でした。
ポイントは、初めてとなるJRA勢との対戦です。
これまでのペースとは全く違って来るので、自分のリズムではなく、速いペースで流れに乗れるかどうか。
まだまだ底を見せていない馬ですから、兵庫勢初の『兵庫ジュニアグランプリ』制覇に期待しています!
対抗は、『エーデルワイス賞』を圧勝した、JRAのウィッシュハピネス。
ダート替わりで2連勝中の馬で、こちらも本当に強いレースぶりです。
ダートグレード『エーデルワイス賞』では、好ダッシュを見せてすぐにハナを奪うと、道中は引き付けた逃げで運びます。
直線に入るともうひと伸びして後続を突き放し、ゴール前は流すほど余裕の勝ちっぷり。
今回が1400mを走るのは初めてですが、レースぶりからも、血統面からも全く問題ないでしょう。
これからどのくらい強くなってくれるのか、楽しみな1頭です。
そして、デビュー2連勝中のキャプテンシップの存在も見逃せません!
前走の『ヤマボウシ賞』では、砂を被って道中はなかなか進んで行かないように見えましたが、直線で外に出すと一気に突き抜けて見せました。
能力は相当なものを持っていると思います。
ただ今回は、超小回りでトリッキーな園田競馬場。
内枠に入ったし、砂を被らないで競馬をするのはちょっと難しいような...
でも鞍上は園田を知り尽くしている岩田騎手ですから、どんな風に導いてくれるか楽しみです。
『アルテミスステークス』3着という実績がある、トーセンラーク。
実力は十分ですが、今回は初めてのダートが気になるところ。
血統面から、ダートもこなせると思うのですが、初ダートはなんてったって砂を被ったら厳しい展開になりますから、今回は薄めの印で様子見します。
◎10、トーコーヴィーナス
〇4、ウィッシュハピネス
▲2、キャプテンシップ
△3、トーセンラーク
△9、オヤコダカ
本日は水沢競馬場にて、3歳馬の戦い『ダービーグランプリ』が行われます!
*24日水沢 第10R『ダービーグランプリ』 2000m 15:15発走*
例年に負けず劣らず、かなりの好メンバーが揃った今年の『ダービーグランプリ』。
一番注目しているのは、地元のライズライン。
このレースでは、ロックハンドスター以来の3冠達成を目指します!
『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』は、2着に6馬身、3着以降を大差離しての圧勝劇。
前走の『不来方賞』では、リュウノワンにハナ差まで迫られたものの、辛くも粘って2冠を達成しました。
勢い的にはリュウノワンの方が上だったものの、最後まで抜かせない勝負根性はさすが。
全国から強豪が集まりますが、だからこそ、勝って3冠を達成して欲しいです☆
対抗には、金沢の怪物ケージーキンカメを推します。
金沢所属として初めて『東海ダービー』を制覇。
圧倒的なスピードとパワフルな走りで、全国的な活躍を見せています。
今回は岩手初登場となりますが、脚質的にも全く問題ないでしょう。
前走は古馬を相手に、2600mの『北國王冠』を勝ち、さらなる進化を遂げている模様です。
南関東から参戦する、ドラゴンエアルとダンスパフォーマーにも注目。
まずドラゴンエアルは、『京浜盃』2着、『羽田盃』3着、『東京ダービー』4着と、あのハッピースプリントを相手に健闘しています。
実績的には断然ではないでしょうか。
ただ、脚質的に後ろから追い込んで来る馬なので、小回りの水沢競馬場でどう立ち回るかがポイントです。
ダンスパフォーマーは前走でドラゴンエアルに先着。
追い込んで来るドラゴンエアルに対して、好位で運べるダンスパフォーマーの方が、今回の舞台では有利なのでは。
2頭とも実力は南関東でもトップクラスなので、いつ重賞を勝ってもおかしくない存在です。
◎12、ライズライン
〇8、ケージーキンカメ
▲9、ダンスパフォーマー
△10、ドラゴンエアル
△11、リュウノワン
昨日の浦和競馬場は、熱く熱く盛り上がりました!!!
並み居る中央勢を撃破して、南関東所属馬のワンツースリーという快挙☆
ゴール前の叩き合いは本当に見ごたえがあったし、いいレースを見せてもらいました。
各陣営のコメントをお届けします。
1着サミットストーン
石崎駿騎手
「ダートグレードを勝てて、本当に嬉しいです。また1つ自信になりました。
この馬はゲートの中でジッとしていないんですけど、今日はなんとか我慢してくれて、いいスタートが切れました。
エーシンモアオバーが逃げるのはわかっていましたから、その後ろに付けて、いい位置だなと思っていたんですけど...。
思っていた以上に早く止まってしまって、外から上がって行く馬もいて、ちょうど動けないポケットに入ってしまいました。前が壁になって動けず、『やっちゃったな...』と思ったんですけど、直線を向いてから内からよく伸びてくれましたね。
結果的には一度もムチを使ってないですし、今日は本当に馬に助けられました。
この後は年末の東京大賞典が目標なので、さらに強い相手になりますけど、手応えは持っています。左回りだと内にササるので、右回りの方が乗りやすいんですよ。
次もいいレースが出来るよう、また頑張ります」
矢野義幸調教師
「勝てて嬉しいですね。前にルースリンドで負けて(2009年)悔しい想いをしているので、勝てて本当に嬉しいです。
今日は状態も良かったですけど、前が詰まって4コーナーくらいで前との差がけっこうあったので、難しいかなと思いました。本来はバテない、長くいい脚を使うというレースをして来たので、今日のようなレースをしたのは初めてです。
道中で脚を温存出来たのが良かったんですかね。これでレースの幅が広がりました。
船橋に来てからは、ずっと重いのかなと思っていたんですけど、もう一段階パワーアップして、完成形に近づいた感じです。
次は大井の東京大賞典を予定しているので、馬の様子を見ながらしっかりと調整しようと思います。
応援して下さったみなさん、ありがとうございました!」
2着:グランディオーソ
御神本訓史騎手
「勝ったと思ったんですけど...。
馬も完璧な状態で、完璧に走ってくれました。あれで差されたんだから仕方ないです。
勝った馬が強かったですね」
3着:トーセンアレス
張田京騎手
「何であれで交わされるのかな...。
もう一息でしたね。自分のレースは出来たと思います」
4着:シビルウォー
岩田康誠騎手
「2コーナー手前くらいから踏んで行ったんですけど、脚は使ってる感じですけど、走り切れてないというか。
パサパサの馬場を捉えきれていない感じで、なかなか進んで行きませんでした。
次は名古屋グランプリの予定なので、巻き返したいです」
5着:グランドシチー
左海誠二騎手
「今日はちょっと体が重かったです。勝負所でついて行けなくなってしまいました。
もたれる面があるということですが、真っ直ぐに走ってくれたし、力はありますね。
ただ、今日は重かったです」
9着:エーシンモアオバー
戸崎圭太騎手
「かなり早い段階で手応えがあやしくなって、早めに交わされたくなかったので、自分から動いて行こうとしたんですけど、なかなか進んで行かなかったですね。
どうしてなのか、原因はよくわからないです」
年末が近づいて来て、年度代表馬の話もチラホラ出て来ました。
今年はここまで、ダートグレードを勝っている地方馬は、タガノジンガロとサミットストーン。
今後もダートグレード目白押しですし、年度代表馬争いにも注目です☆