ちょっと時間が開いてしまいましたが...
今年の『福永洋一記念』の振り返り第2弾です。
第一弾のイベント編はこちらをどうぞ → 続・第4回福永洋一記念~イベント編~
レースは第7レースに組まれていたので、まだ日差しがある中でのパドック周回。
1番人気は高知転入後3連勝中の【マチカネニホンバレ】。
【グランシュヴァリエ】【コスモワッチミー】という高知のトップホースを負かしての3連勝で、新王者に相応しい素晴らしい馬体を披露していました。
2番人気は【ナムラハンター】。
昨年の10月から、破竹の13連勝中。
この日もドッシリと落ち着いた歩きをしていました。
レースは好スタートを決めた【ノーブルマン】がハナ、【ナムラハンター】は内を見ながら少し押さえて2番手の位置取り。
3番手外に【エプソムアーロン】が付けて、1番人気【マチカネニホンバレ】は中団馬群の中で進みます。
【マチカネニホンバレ】は2コーナー辺りで手応えが怪しいのか、アーサーの手がしきりに動き出しました。
対照的だったのが、好位に付けていた【エプソムアーロン】の永森騎手。
向正面に入った所で後ろをチラッと確認すると、抜群の手応えで前を捉えに行き、全く追わずに3コーナーで先頭に。
【マチカネニホンバレ】がようやくエンジンが掛かった4コーナーでは、もう【エプソムアーロン】との差はかなり広がっていて、直線でジリジリと追い詰めたものの、結局【エプソムアーロン】が3馬身差で勝利しました☆
【エプソムアーロン】に騎乗したのは、赤い彗星・永森大智騎手
「強かったですね!勝てて本当に嬉しいです。
前走から高知に移籍して来た馬ですけど、その前走は勝ってくれたけど下のクラスだったから、このメンバーに入ってどうかなとは思ってたんです。
【マチカネニホンバレ】は、パッと動けないという印象があったので、早めにリードしておこうと思ってました。
3コーナー手前で反応してくれて、最後はそのリードでしのぐことが出来ましたね。
まさかここまで強いとは...。9歳ですけど、乗っててもかなり若いですよ。
雑賀先生は、【グランシュヴァリエ】の雪辱を果たしたいっていう気持ちもあったと思います。
今までは【グランシュヴァリエ】がナンバー1だったけど、【マチカネニホンバレ】に負けてしまったので。。
その【マチカネニホンバレ】に勝ったわけですから。
【エプソムアーロン】も相当強いですね。高知ナンバー1になれる器だと思います。
この『福永洋一記念』というレースは...やっぱり特別ですよね。
高知では『黒船賞』というダートグレードが一番格付けが高いけど、僕は黒船よりももっと大きなビッグイベントだと思ってます。
福永洋一さんの前で勝てて、本当に嬉しいです!」
2年前に覚醒した赤い彗星は、『福永洋一記念』という新たなタイトルを手に入れて、さらに輝きが増しそうですね☆