栃木県那須塩原にある、地方競馬教養センターにて、第91期騎手候補生の修了記者会見が行われました!
今年の卒業予定者は9名☆
無事免許試験を終え、3月14日の合格発表を待つのみです。
初めてのマスコミ対応ということで最初は緊張気味でしたが、途中からは笑顔もこぼれる楽しい会見となりました。
それでは1人1人ご紹介していきましょう。
まずは教官からも高く評価されている、北海道所属の2名をご紹介。
【石川倭 いしかわ やまと】
富山県出身 17歳 B型
北海道:米川昇厩舎
目標とする騎手:五十嵐冬樹騎手
「センターでの2年は、大変だったこといっぱいありすぎます(笑)。
最初は訓練も大変だったし、馬の手入れの仕方もわからなかったので。
団体生活も初めてだったし、何もかも時間が決められている生活に慣れるのも苦労しました。
でも、競走訓練に移行してからは楽しかったですね。
入所当初は、南関東所属で希望を出していたんですけど、たくさんレースに乗りたいし、若馬でJRAへ挑戦するチャンスも多いということで、北海道所属になりました。
半年間の競馬場実習では、厩舎のみなさんにすごく良くしていただきましたし、たくさんのことを見て勉強出来ました。
特に折り合いの付け方は、乗っていくうちに少しは良くなったと思ってます。
僕は身長が高くて(167,5㎝)、手足も長いので、そういう部分を生かした騎乗をしたいです。
昨年の新人賞を獲った阿部龍騎手のことは、すごく意識してますね。目標です。
富山も寒いですけど、北海道の方が全然寒い!
センターを出たら、海鮮系の物を食べたいです。北海道は最高に美味しいから楽しみです。
好きなタイプは...奈々緒さん。
家庭的な人が好きなので、スパゲティとか作ってくれたらもう...(照)
目標は、早く30勝して自分で減量を取ること。
いつか北海道リーディングになって、その次は南関東でもリーディングになって、さらにJRAのリーディングになるのが夢です!!」
【井上幹太 いのうえ かんた】
兵庫県出身 19歳 A型
北海道:原孝明厩舎
尊敬する騎手:坂下秀樹騎手、幸英明騎手
「センターに入って最初はすごく大変だったけど、終わってみれば早かったかなと思います。
もともとは、北海道か南関東か兵庫で所属の希望を出していて、教官と相談して北海道に決めました。
厩舎への挨拶で初めて北海道に行ったんですけど、自然が綺麗だし、食べ物もすごく美味しいし、北海道に決まって本当に良かったと思いますね。
まだ札幌に行ったことがないので、デビューして落ち着いたら、買い物とかに行きたいです。
趣味はスノーボードと釣りなんですけど、これも落ち着いてからですね。
当分はレースに全力を尽くします!
基本乗馬から競走訓練に移行した時、今のままじゃダメだって思ったんですよ。
乗馬では座っているので馬と接している部分が多いけど、競走ではハミから伝わる拳と脚しか触れてなくて、馬と会話出来なくなったんです。
そこで自分の意識改革をして、ここまで出来ることはすべてやって来ました。
これからデビューして、上手くいかない時期とか、乗れない時期とかもあると思うんですけど。
腐らないで、頑張り続けたいです。
好きな食べ物は、母が作ってくれるパエリア☆
しばらく食べてないけど...地元の兵庫に帰った時の楽しみです。
好きなタイプは、あんまりキツくない人ですね(笑)。
芸能人なら、前田敦子さん!
目標は、阿部龍騎手の52勝を抜いて新人賞を獲ることです。
それでいつか、戸崎圭太騎手のようにJRAに行きたいです」
〈左:石川倭くん 右:井上幹太くん〉
北海道勢2名は、昨年『日本プロスポーツ大賞』&『NRAグランプリ』で新人賞に輝いた、驚異の新人・阿部龍騎手に勝るとも劣らない素質を持っていると、高く評価されているんですよ!
2人とも、阿部騎手のことをかなり意識しているみたいですね。
目の前に目標となる騎手がいるというのは、いいお手本になるし、モチベーションも上がりますよね。
2年連続北海道勢が新人賞を受賞するのか...そして2人の地元対決はどちらに軍配が上がるのか。
4月24日のシーズン開幕が楽しみです♪