今週金曜日は、いよいよSJT最終決戦です!
高知でのワイルドカード、大井での第1ステージを経て、今年は誰がWSJSへの切符を手にするのでしょうか♪
最終決戦の展望をする前に、まずは第1ステージの模様を振り返りましょう。
出場騎手は、左後列から
森泰斗騎手・船橋 的場文男騎手・大井 戸崎圭太騎手・大井 村上忍騎手・岩手 五十嵐冬樹騎手・北海道
木村健・兵庫 戸部尚実騎手・愛知 尾島徹騎手・笠松 吉田晃浩騎手・金沢 真島大輔騎手・大井
岡田祥嗣騎手・ワイルドカード優勝・福山 山口勲騎手・佐賀 赤岡修次騎手・高知 三村展久騎手・福山
という超豪華14名です!!
不良馬場の中行われた第1レースは、激しい先行争いからスタート。各騎手の勝ちたいという気持ちがほとばしる、熱い展開となりました。
直線では早めに抜け出した五十嵐冬樹騎手を、中団待機から追い出した戸崎圭太騎手が力強く捉えてゴール。
乗りなれた地元競馬場で、堂々としたレースぶりを見せてくれました!
1着:戸崎圭太騎手
2着:五十嵐冬樹騎手
3着:山口勲騎手
4着:三村展久騎手
5着:岡田祥嗣騎手
第2戦は一斉のスタートから、各ジョッキー周りを伺いながらジワッと隊列が出来ていきました。
ここで魅せてくれたのが山口勲騎手!
後方の位置取りで、向正面ではすでに手が動いていましたが、エンジンが掛かると3,4コーナーで一気に進出し、直線を向いた時には好位集団を捉える勢い。
逃げる戸部騎手、積極的に攻めた吉田騎手と森騎手に、外から山口騎手が襲い掛かり...
4頭のド迫力な叩き合い!
結局山口騎手がねじ伏せて、勝利を掴みました☆
1着:山口勲騎手
2着:森泰斗騎手
3着:戸部尚実騎手
4着:吉田晃浩騎手
5着:三村展久騎手
ということで、総合結果はこちら↓
1位:山口勲騎手 33P
2位:戸崎圭太騎手 25P
3位:三村展久騎手 21P
4位:森泰斗騎手 18P
5位:五十嵐冬樹騎手 18P
6位:戸部尚美騎手 17P
7位:吉田晃浩騎手 12P
8位:岡田祥嗣騎手 12P
9位:尾島徹騎手 8P
10位:赤岡修次騎手 7P
11位:真島大輔騎手 6P
12位:村上忍騎手 6P
13位:木村健 3P
14位:的場文男騎手 2P
最終決戦は上位12名が出場ですから、ここで木村健騎手、的場文男騎手という2大スターが残念ながら脱落ということになってしまいました。
ジョッキーレースというのは、本当に熱くて面白いし、難しいですねぇ。
暫定1位の山口騎手、最終決戦は地元佐賀で行われますから、これは大きなアドバンテージになりそうですね。
2位の戸崎騎手は、さすが全国リーディングという大きな存在感を示してくれました。年齢的にはまだお若いですが、このメンバーに入ってもすでに風格を感じます。
そして3位の三村騎手にとっては、昨年2ポイント差で涙を飲んだ悔しさを晴らすチャンス!!
各騎手がそれぞれの想いで挑むSJT。
最終決戦は19日(金)に行われます!!!
昨夜の【オルフェーヴル】の走りには感動しました!!
勝ったと思ったんだけど...
同じように、勝利を確信した方も多かったんじゃないでしょうか。
世界の壁は高く、抜かれた瞬間の落胆は大きかったですが...ぜひともまたチャレンジして欲しいですね。
さぁ今日はいよいよ盛岡『南部杯』です!!!
2年ぶりに盛岡で行われるということで、なんだか気合いが入りますね。
*8日盛岡 11R『マイルチャンピオンシップ南部杯』 1600m 16:45*
ここはなんといっても【エスポワールシチー】の強さを見せつけて欲しいです!
2009年の初挑戦では、【サクセスブロッケン】を全く相手にしない圧巻の走りで勝利☆
2010年は、【オーロマイスター】の決め手に屈したものの、逃げて2着を確保。ここから、アメリカ遠征へと羽ばたきました。
昨年は震災の影響もあって東京競馬場での開催となった『南部杯』。
アメリカ遠征後3戦を消化し、なかなか絶好調だった頃に戻れずにいた【エスポワールシチー】でしたが、佐藤哲三騎手と松岡正海騎手が話し合い、
「今のエスポには、きっかけが必要。一番いいきっかけは、圧勝することだ」
ということで、強気の競馬を敢行。
結果的には4着に敗れましたが、レースぶりには輝きが感じられ、復活の兆しを見せてくれました。
そして今年。
2年ぶりの盛岡での『南部杯』。
前走『エルムステークス』は2着に敗れたものの、3キロのハンデがありながら【ローマンレジェンド】と激しい叩き合いを演じ、負けて強しのレースでした。
この中間も順調ということで、2度目の制覇へ向けて期待が高まります。
対抗は【メイショウタメトモ】。
地方小回りの適性が高く、先行して器用にレースを進める印象。
今回は連闘というのが気になるところですが、上手く前に行けたら面白いんじゃないでしょうか。
そして【アドマイヤロイヤル】。
勝ち切れなくても常に安定して走ってくれる馬です。
初の地方コースで、このメンバーに入ってどこまでやれるのか、ここは試金石の一戦です。
◎10、エスポワールシチー
〇3、メイショウタメトモ
▲1、アドマイヤロイヤル
△9、カミノヌヴォー
☆7、スーニ
先週はJRAでの馬券発売も始まり、地方競馬が新たな盛り上がりを見せましたね!
明日は盛岡で『南部杯』が行われますが、その前に先週行われたダートグレードを振り返ってみたいと思います。
まずは2日金沢で行われた『白山大賞典』。
ここは1番人気【ニホンピロアワーズ】が快勝しました☆
レースは【ニホンピロアワーズ】が好スタートを決めた所、【エーシンモアオバー】が主張してハナへ。
地元【ジャングルスマイル】は馬なりで3,4番手を進み、先行争いはすぐに落ち着く形になりました。
道中【エーシンモアオバー】の作り出す落ち着いたペースの中、【ニホンピロアワーズ】はしっかりと折り合って、地元【ナムラダイキチ】も好位内で我慢しながら進みます。
2周目の向正面で動いたのは【ナムラダイキチ】。
外に出して【ニホンピロアワーズ】に馬体を併せて行きました。
それでも【ニホンピロアワーズ】は慌てず手綱を持ったまま。
前は【エーシンモアオバー】【ニホンピロアワーズ】【ナムラダイキチ】が並走する形。
3コーナーでは楽な手応えで【ニホンピロアワーズ】が抜け出すと、4コーナーから直線にかけてはもう独走状態。
【ナムラダイキチ】が渋太く伸びて2着、3着は逃げ粘った【エーシンモアオバー】でした。
レースぶりを見ていても、【ニホンピロアワーズ】の強さが際立っていましたね。
好スタートから余裕の2番手追走だったし、ペースが速くなったところでも1頭だけ持ったまま。
ここでは格が違うといった内容でした。
2着に頑張った地元の【ナムラダイキチ】は、向正面で自分から動いて勝ちに行く競馬を見せてくれました。
この馬が動いた時にはスタンドに歓声が響いていたし、改めて地元馬の活躍がどれだけパワーをくれるのかを証明してくれましたね。
これだけのメンバー相手に勝ちに行く競馬で2着ですから、胸を張っていい内容だったと思います☆
これからも金沢を代表する馬として、頑張って欲しいですね。
そして、3日は大井競馬場で行われた『東京盃』。
ここはなんと!【ラブミーチャン】が貫録の走りを見せつけてくれました!!
レースは、逃げるのでは...と予想していた【テイクアベット】【スターボード】がダッシュがつかず後方から。
好スタートで飛び出したのは【ラブミーチャン】で、その内から【ジーエスライカー】が逃げる展開に。
その後ろには、【セイクリムズン】【タイセイレジェンド】といった人気馬が続きます。
3番手にいた【ラブミーチャン】は、持ったままで4コーナーを回りながら先頭に並ぶ勢い。
直線に入ってからゆっくり追い出すと、後続を突き離して先頭へ。
【タイセイレジェンド】【セイクリムズン】の追撃を物ともせず、先頭でゴールインしました☆
いやぁ~【ラブミーチャン】が先頭に立ってからの歓声がものすごかった!!!
今回はかなり強いメンバーが集まっていましたから、その中でこれだけのレースを見せてくれて本当に感動しました。
一時はなかなか体調が戻らなかった時期もありましたが、昨年の『習志野きらっとスプリント』からは番手でも競馬が出来るようになり、昨秋も強いメンバー相手に好走を続けて来ましたが...
この秋、さらにパワーアップした姿を見せてくれましたね。
レース後、濱口騎手がゆっくりゆっくりと戻って来た姿に、とても【ラブミーチャン】を大切に扱っているなと感じました。
【ラブミーチャン】の頑張りと、関係者のみなさんの努力が報われての勝利☆
久しぶりに鳥肌が立つほどの感動をいただきました!!
1番人気だった【セイクリムズン】は3着でしたが、今回は追走にだいぶ苦労しているように見えました。向正面から手が動いていたし、久しぶりの分ちょっとスイッチが入るのが遅かったかなという印象です。
それでも3着に追い上げて来たし、この1回を使ってだいぶ変わってくるんじゃないでしょうか。
4日も大井競馬場で、牝馬の戦い『レディスプレリュード』が行われました!
ここは内から【プレシャスジェムズ】が思い切って逃げ、2番手にはジワッと笠松の【エーシンクールディ】が続く展開で、1番人気【ミラクルレジェンド】は先団を見る形できっちり折り合って追走。
3,4コーナーの勝負所では【ミラクルレジェンド】が持ったままで前との差を詰めて来て、直線向ききってからゴーサインを出すとしっかりと伸びて勝利☆
少し間隔が開いての実戦でしたが、改めて強さを見せつけての連覇達成でした。
2着だった【プリンセスぺスカ】は、登録のあった『エンプレス杯』が中止になったため、今回が初の地方ダート参戦。
好位から渋太く粘って、適性の高さを見せてくれましたね。
11月5日川崎競馬場で行われる今年の『JBC』が、さらに楽しみになる3連戦でした!!!
明日は大井競馬場にて、スプリント重賞『東京盃』です!
【スーニ】が盛岡『南部杯』に回ってしまいましたが...それでもかなりの豪華メンバーが集結しました☆
*3日大井第11R『東京盃』 1200m 20:10発走*
豪華すぎて予想が難しいですが...
まず展開から考えてみると、『サマーチャンピオン』を逃げ切った【テイクアベット】が最内枠に入ったため、ここも逃げの姿勢で来るのでは。
さらに好位に行きたい【スターボード】、出来れば逃げたい【ジーエスライカー】、番手もこなせるようになった【ラブミーチャン】辺りが好位を形成。
連勝中の【セイクリムズン】、前走逃げ切った【タイセイレジェンド】もある程度の位置を獲りに来るだろうし、前半のポジション争いはかなり激しくなりそうです。
そう考えると、前に行く組にとっては厳しいタフな展開になりますから、末のしっかりした馬を見定めて行きたいですね。
前走久しぶりの実戦となった【オオエライジン】は、地元ではもう敵なしの強さ。
持ったままで先頭に立ち、突き放してもキムタケ騎手が追っていたのはゴール前で気を抜かせないためでしょう。
前は先頭に立つと、フワッとして遊ぶそぶりを見せましたが、『兵庫大賞典』辺りからしっかりと集中して走るようになりました。
初の1200がどうでるかですが、スタートが速い馬だけに、前がやり合うのを見ながら追走出来た時には上位争いもあると思います!!
一時期はなかなか勝ち切れない印象が強かった【セイクリムズン】ですが、今年に入ってからの強さは圧巻。
鞍上の岩田騎手も絶好調だし、久しぶりの実戦でも完全体になった今なら、競馬場、展開、メンバー問わずに強さを発揮してくれるでしょう。
◎5、オオエライジン
〇11、セイクリムズン
▲16、タイセイレジェンド
△15、ラブミーチャン
☆8、ティアップワイルド
金沢所属の金田一昌調教師が、通算1000勝を達成しました!
1999年6月の初出走から、約13年という短期間に成し遂げられた快挙☆
高崎が廃止になった後も希望を捨てず、金沢に移籍してからさらにパワーアップして勝利を量産しました。
現在はすでに1006勝と勝利を重ねているんですが、なかなか喜びのお写真が届かなかったため、記事を書くのが遅くなってしまいました...
1000勝達成記念のお写真はこちら↓
1000の文字をどう表現するか、かなり迷ったということですが...
さすが金田一先生!という傑作になりましたね☆
相変わらずお茶目な方です。
45歳という若さで1000勝達成という快挙を成し遂げたわけですが、次なる目標をお聞きしたところ、
『やっぱり、牧場で馬主さんと一緒に馬を見て、金沢でデビューした馬を全国に通用するように育てるのが夢ですね。
生え抜きがスターになれば地元のファンも喜んでくれるし、地方も盛り上がりますから。
今の現状は厳しいですが、常に目標はそこにあります!』
と話してくれました。
現在の地方競馬では、やはり中央未勝利からやって来た馬たちに席巻されるのが現実です。
もちろん、中央で力を発揮しきれなかった馬たちが、新たな活路を見い出す姿にも感動しますが、地元デビューというのもファンの心を大きくくすぐりますよね。
ここまで破竹の勢いで勝利を積み重ねてきた方ですから、次なる夢の実現もそう遠くないのではないでしょうか。
さぁ、明日は金田厩舎の二枚看板馬【ジャングルスマイル】&【タートルベイ】も出走する、金沢唯一のダートグレード『白山大賞典』です!!
*2日金沢 第10R『白山大賞典』 2100m 16:15発走*
まず最初の注目所は、【ジャングルスマイル】と【エーシンモアオバー】のハナ争い。
【ジャングルスマイル】は前走久しぶりを使って3着。まだ最高の状態までは戻ってないそうですが、それでも一時の夏負けからは脱したそう。
2010年には逃げて2着に粘っているだけに、金田調教師も「出来れば逃げたい」と仰っていました。
対する【エーシンモアオバー】は、抜群のスピードを生かして逃げの姿勢で結果を残して来た馬です。
今回、【ジャングルスマイル】の方が内枠に入ったことでプレッシャーはあるでしょうが、ゲートの出方次第ではスッと先手を獲れる可能性も。
この2頭がやり合ったらかなり速い展開になりそうですが、とにかくスタート次第、どんな戦いになるのか楽しみです。
本命は、この2頭を見ながら進める【ニホンピロアワーズ】。
勝ち切れない時でも常に善戦しているし、レースぶりの安定感はバツグン。
圧倒的な存在がいないこのレースでは、一番信頼できると思ってます。
◎12、ニホンピロアワーズ
〇1、ナムラダイキチ
▲8、ジャングルスマイル
△11、クリールパッション
☆7、ピイラニハイウェイ
続いて3日は大井で『東京盃』が行われますが、この日はわたしが原作を担当している漫画『優駿の門アスミ』の即売サイン会をやらせていただきます。
無事に4巻まで出すことが出来て、本当に嬉しいです♪
当日は18:15~トゥインクルステージにてトークショー、18:45~やまさき拓味先生の『優駿の門チャンプ』とともにサイン会開始です!!
お近くの方はぜひ遊びに来てくださいね。
大井競馬イベント情報
以上、お知らせでした。