記者会見のトリを飾ったのは、最優秀勝利回数騎手賞&最優秀賞金収得騎手賞をダブル受賞した、大井の戸崎圭太騎手。
そして、年度代表馬【フリオーソ】を管理する、川島正行調教師です。
このお2人は、毎年のNARグランプリの主役といっても過言ではありません。
もう受賞するのが恒例となった感もありますが、そんなプレッシャーもなんのその、昨年もたくさん魅せてくれましたね♪
まずは戸崎圭太騎手。
「毎年ここに来ることを目標にしているので、今年も賞をいただけて嬉しいです。
いい馬に乗せていただいて、周りの方々には、本当に感謝しています。
数字というよりは、内容を意識するように心がけています。
いいレースをしていい結果を出したいと思ってレースに挑んでますね。
周りにはたくさん上手い騎手がいますけど、最後は自分に勝たないといけないので、ライバルは自分です!
昨年もたくさんのいい馬に乗せていただきましたが、その中でも【フリオーソ】で『かしわ記念』を制したことが嬉しかったです。
『安田記念』を勝てた時は、ゴールした瞬間に我を忘れて、本当に感激しました。
今年の目標は、昨年の勝ち鞍を上回るのは最低限だと思ってます。
昨年は震災があって競馬に乗れなかった時期があったので、乗せてもらえる感謝の気持ちを改めて感じました」
勝利数336勝、収得賞金13億2139万円という数字を挙げ、3年連続のダブル受賞。
昨年の授賞式では、思うような成績が残せず本当に悔しそうな表情を浮かべていましたが、今年の授賞式では自信に満ちた凛々しい表情を見せてくれました。
今年も地方競馬の顔として、全国での活躍を楽しみにしています♪
続いては川島正行調教師。
開口一番仰ったのは、『ジャパンダートダービー』で【クラーベセクレタ】に禁止薬物が検出されたこと。
「禁止薬物を出してしまい、ファンの方々、競馬関係者、マスコミと、多くの方に多大なご迷惑をお掛けしてしまい、深くお詫び申し上げます。
厩舎スタッフ一同、皆さまに頭を下げて、新たな熱意で新年を迎えました。
4度目の年度代表馬と、4歳以上最優秀牡馬を受賞したフリオーソは、馬と担当スタッフの努力の賜物です。
久しぶりに『川崎記念』を使いましたが、その後の経過は順調です。
ファンの皆さんにどこで走りをお披露目するか考え中で、『ダイオライト記念』という線もありますが、足元のことを考えると『かしわ記念』一本で行った方がいいんじゃないかな、という想いもあるので、オーナーと相談して決めます。
3歳最優秀牝馬を受賞したクラーベセクレタは、戸崎くんが馬の力と周りの力を把握していて、どこからでも行けると自信を持って乗ってくれているんじゃないかな。
今は順調に調教を積んで、速いとこもやってます。
いつでも使える状態なので、どのレースを使うかオーナーと相談中です。
川崎がいいんじゃないかな、とは伝えました。
最優秀短距離馬を受賞したナイキマドリードは、2年連続ということで昨年も結果を出せてよかったです。
次走は、19日のフェブラリーステークスの予定です。
今年は他に3歳牝馬にいい馬がいるので、牡馬に負けたくないですね。
戸崎くんが乗らない時は、誰か探して倒したいと思ってます」
名コンビであり、時にはライバルにもなるお2人。
やはり、地方競馬には欠かせない存在ですね。
それにしても...
毎年受賞馬を何頭も出し続ける川島調教師とスタッフの皆さん、本当にすごい実績ですよね。
今年も各馬の活躍が楽しみです!