平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!釜山キョンナム競馬公園で騎乗している内田利雄騎手が、韓国で初重賞制覇を果たしました!
『KRAカップマイル』(韓国G2)を、【ソスルッテムン】(牡3歳)で制覇。
このレースは、韓国版皐月賞のような位置付けだそうですよ。
そしてそして...
なんとこの【ソスルッテムン】くんは、【メイセイオペラ】産駒なのですっ!!
写真は、KRA韓国馬事会提供です。


「韓国で初めて重賞を勝つことができました。感無量です。
メイセイオペラの子供で勝てたことが、なにより嬉しい。
厳しい調教に耐えてくれた馬に感謝しています。
岩手競馬のみなさんに、よろしくお伝えください」
井上オークスTwitterより

内田騎手...本当にかっこいいです!
1月に釜山に行った時、ちょうど【ソスルッテムン】くんのレースを見たんですけど。

この時はかなりズブい感じで、内田騎手が追って追って、長い直線2着に追い上げて来ました。
まさかマイルの重賞を勝ってくれるとは...。
【メイセイオペラ】にとっては、韓国での初年度産駒が重賞を勝ったということで、益々評価が上がりそうですね。

北関東がなくなった時、内田利雄騎手を最初に受け入れたのが、岩手競馬でした。
日本が、東北が、大きな困難を向かえているこの時期に、
岩手が生んだスーパーホースの子供と一緒に、素敵なニュースを届けてくれました!
最後にご紹介するのは、ドバイの街並みや観光名所です。
まずは、インターコンチネンタルホテルの部屋から見える景色。

絶景です!
そして、ホテルに併設されている巨大なモール『フェスティバル センター』の一角。

ブランド品やカジュアルショップあり、IKEAやスーパーあり、たくさんのレストランあり...
一度では回りきれないほどの大きさです。マリーナもあって、船が行きかっていました。
アップタウン的街並みはこんな感じ。

近代的な雰囲気と、アラビアンな雰囲気がミックスしてます。

そして、世界一高いインテリジェントビル(828m)のバージュカリファ。

とにかく高いです。
展望台が124階にあるんですが、エレベーターで約1分。一気に上るんです。
奥歯がキーンてなりました...
ここからの夜景がまた素晴らしい!

展望台フロアは半分が外にあるのでメチャクチャ寒かったです。

バージュカリファは大人気のため、前売りチケット購入は2日前まで。
前売り券じゃないとかなりお高いので、ドバイに行く機会があったらご注意を。
バージュカリファが併設されているドバイモールは、世界最大級のショッピングモール。
ここの庭?裏庭?にあるのが、巨大噴水ドバイファウンテン!

全長275m、最高で150mの高さまで上がる水柱が、音楽に合わせて踊ってるみたいに見えるんです。
あまりにかぶりつきで見てたので、ちょっと濡れましたが...とても華麗で、優雅なショーでした。
夜6時から10時まで、30分毎に行われるそうです。
何もかもが、スーパーゴージャスなドバイ。行くとこ行くとこで度肝抜かれました。
ダウンタウン的街並みは、これまでご紹介した雰囲気とは打って変わって、まさにアラブな感じ。
こっちの方が、私には馴染みやすい雰囲気です。
ゴールドやアクセサリーがたくさん売っている、ゴールド・スーク。

スパイスいっぱいの、スパイス・スーク。

風が吹いたら飛んでいかないのだろか?と、ちょっと心配になるディスプレイ。
街中スパイスの香りがすごいです。
ちなみに、スークとはアラビア語で市場という意味。
私たちが歩いている途中でお祈りの時間になったようで、アザーンと言われる礼拝への呼びかけが、モスクのスピーカーから大音量で流れてきました。
これがてっきりコーランだと思ったんですけど、違うんですね。呼びかけだって。
日本とは違う、独特の文化を肌で感じることが出来ました。
スーク街から、今度は船で川を渡って対岸へ。

水上タクシー代は、1ディルハムだから、日本円だと22円くらいです。
船といっても、かなり小さくて、5m×1mくらいの大きさです。真ん中にベンチがあるんですが、床は平らでヘリがない!!
最初はかなり怖かったんですけど、進みだすと風が心地よくて、とっても気持ちよかったです。

船で5分くらいして、辿り着いたところもかなり下町っぽい場所でした。

ズンズン進んで行くと、通っちゃいけない道もあるようで、こっちはダメ!あっちあっち。って言われる所もありました。

商店街のような所を抜けると、大きなモスクが!

ここでまたお祈りの時間になって、とても厳粛な雰囲気でした。


巨大モスクの周りをプラプラしていて、なにげに辿り着いたドバイミュージアム。

今のドバイとは全く感じが違う歴史を見ることが出来ます。
ミイラもいたし。紀元前2000年前の物もあったし。
中にある動物たちの人形が、おそらく剥製だったようで、それが少し気になりましたけど。。

こちらは伝統的なアラブの街並みが残る、バスタキア地区。

アップタウンともダウンタウンとも全く違う雰囲気で、あんまり人の気配がなく、静寂に包まれていました。

昔流行った巨大迷路に迷い込んだ気分。

カフェやホテルもあって、ゆっくりと過ごしてみたい空間です。
写真には撮れませんでしたが、地下鉄にも乗りました。
かなり近代的でキレイで、わかりやすかったです。日本の地下鉄より、絶対わかりやすいです。
もう1つ、大事なところが競馬場!メイダンではなく、ジュベルアリ競馬場です。
開催はしてなかったですけど、中に入ることが出来ました!

なんだか地方競馬っぽくて、親しみやすい雰囲気。

でもこのコース!!

わかりますか?長い長い直線を、ずっと登って来るんです!
おそらくは美浦の坂路より上ってる感じ。。
こんなコースは見たことないです。
もしもここで、バテた馬に騎乗していたら...考えただけで恐ろしい。

このコースは、人馬ともにかなりのタフさが要求されますね。
3泊5日で行った、人生初のドバイの旅。
日本馬の快挙も見れたし、いろいろな場所にも行けたし、アラブ文化にも触れられたし、ラクダにも乗れたし。
すごくすごく、いい経験をすることが出来ました!
ここまでは、『ドバイワールドカップ』当日をレポートしてきましたが、【其の四】ではレース以外の出来事をご紹介します。
23日(水)に羽田空港を出発し、関西空港経由でドバイに到着。約11時間の空の旅でした。
空港からタクシーで、ドバイワールドカップオフィシャルホテルである[インターコンチネンタル]へ。
フロントで名前を告げると...「あなたキャンセルになってますよ」的なことを言われてしまい、着いて早々一悶着。
拙い英語を駆使して、なんとか宿泊出来ることになりました!
荷物を置いたら、早速メイダン競馬場へ。

翼を広げたようなデザインは盛岡競馬場と似てるけど、とにかく大きな競馬場です!
かなり遠くからじゃないと、全体像は撮れませんでした。

近くで見ると、さらに迫力あります。
左側は、ホテルが併設されているそうですよ。いつか泊まってみたいな~...

コースももちろんドデカイです!

このターフヴィジョン、川崎より大きいのでは?!

外側が芝で、内側がタペタコース。

向正面は遥か遠くて写真に撮れませんでした。。
パラソルの下での朝食会が終わると、関係者のインタビューが始まりました。
日本勢からは角居調教師が登場。

日の丸とHOPEと書かれたポロシャツを着用して、インタビューに挑みました。
角居調教師はじめ関係者はもちろん、マスコミも想いは一つでした。

レース前々日であるこの日は、夕方からアラビアンナイトが開催されました。


色々な催しがありましたが、ヘリからパラシュートで何人も降りてきたのには度肝抜かれました。
ホースショーも様々なものがあって、アクロバット的なものや、火の輪になっている障害を飛ばしたり...
かなり馬と人との信頼関係が強くないと、到底出来ない技ばかり。
馬に携わるものとして、深い感銘を受けました。私もあんな風に、馬たちと接してみたい!!!
最後には、超豪華な打ち上げ花火が何百?発上がり、夜空を彩ってとても華やかでした。
名残惜しかったけれど、次の日は調教見学で朝早いため、途中で帰って来ましたが...
ドバイ1日目にして、かなり濃い内容の時間を過ごすことが出来ました。
2日目は、早朝から競馬場へ。
日本の馬たちの、レース前最後の調教を見学しました。
朝靄で全然見えなかったんですけど...
【ブエナビスタ】

【ヴィクトワールピサ】&【ルーラーシップ】

【トランセンド】

【レーザーバレット】はこの日馬場入りしなかったので、姿を見ることは出来ませんでしたが、日本馬たちの順調な調整ぶりを見ることが出来て、レースがさらに楽しみになったのでした。