27日に川崎競馬場で行なわれた『川崎記念』。
今年最初のJpnⅠレースということで、冷た~い風が吹く中でもすごく盛り上がりました!
単勝1番人気は、1,3倍の【ヴァーミリアン】
【ゴールデンチケット】が5,3倍
【フリオーソ】が5,7倍と続きます。
ゲートが開くと、2枠2番の【ヴァーミリアン】が好スタートを決め、先頭へ。場内からは驚きの声が漏れましたが、最初のコーナー過ぎで武豊騎手が控えて、【フリオーソ】が先頭、【ヴァーミリアン】は2番手という形になりました。
好位には【ゴールデンチケット】、【テスタマッタ】と人気馬が続きます。
勝負所の3,4コーナーでは【フリオーソ】の鞍上・デムーロ騎手の手が動いているのに対して、【ヴァーミリアン】の武豊騎手は抑えたまま近づいていきます。
直線に向くと、すぐに捉えられてしまうのか...という勢いでしたが、そこから【フリオーソ】もよく粘ってなかなか抜かせません。
2頭の攻防は直線半ばまで続き、最後はクビ差で【ヴァーミリアン】が勝利しました☆
武豊騎手
「逃げてもいいかなと思ってましたが、フリオーソがハナを主張してくれたのでいい形になりました。
道中の手応えも抜群でしたね。
最後の直線はフリオーソが渋太くてなかなか交わせなかったけど、最後は強かったです。
ここ2戦勝てなかったから、どうしても勝ちたいと思ってました。
まだまだ元気で頑張ってくれそうですね。
僕自身も、今年初めの大きなレースを勝てて嬉しいです」
石坂正調教師
「ここでは負けられないと思ってました。
前が有利な馬場で、ジョッキーはハナでもいいかなと考えていたようですね。
手応えも良かったし、まず勝ち負けになると思いながら見ていました。
最後は2着馬がよく粘っていたので、なんとか出てくれ~と思いましたね。
ずっと元気で頑張ってくれていて、まだまだ走れる状態です。
これでGⅠ9勝目。次は10勝を目指したいです!
勝てて本当に良かったです」
2着【フリオーソ】
ミルコ・デムーロ騎手
「豊がグッドスタートだったので、ヴァーミリアンを圧迫してペースを上げようと思ったんだけど...。
この馬は左回りがとても上手。すごく手応えが良かったですよ。
ラストコーナーでは勝ったと思ったけど、ヴァーミリアンを見たらすごい手応えでしたね。
彼もよく頑張ってくれました」
川島正行調教師
「ヴァーミリアンが内枠だっただけに、番手のレースをしたかったんですよ。
う~ん...もうちょっと直線我慢出来ないかな~。
去年と同じだね。
1頭で行くなら行っちゃった方がいいのかもしれないですね。
次は『ダイオライト記念』を目指して調整します」
3着【テスタマッタ】
岩田康誠騎手
「すごく雰囲気が良かったですね。
あの馬にしては折り合いもスムーズでした。
距離はちょっと長かったけど、今後に繋がるレースが出来たと感じました。
世代交代あると思う。負けても、あっと感じるレースはありますからね。
大井だったらもっと迫れると思いますよ」
4着【ゴールデンチケット】
5着【マイネルアワグラス】
6着【ボンネビルレコード】
このレースを最後に、中央・堀井厩舎から再び大井に戻ることになりました。
古巣に戻ってからの活躍、期待したいですね。
7着は笠松の【トウホクビジン】
20日の『TCK女王盃』を走ったばかりで、牡馬相手によく頑張りました!
高知の【ファンドリコンドル】は11着でした。