ついに・・ついにこの日がやって来ました!!高知で行われる『黒船賞』。去年は開催することが出来なくって、本当に淋しかった〜。
2年ぶりの開催となった今年、かなりいいメンバーが揃いましたよ。
まず注目は【フェラーリピサ】。
前走の『フェブラリーS』では好位からよく粘って5着。最後は他の馬たちの脚色に劣りましたが、外枠からの競馬も上手く運びましたね。
これまではレースで不器用なところも見られましたが、今では岩田騎手の指示に素直に従っているように見えます。一時心配された顔面神経痛も今ではかなり回復して、身体も戻って来ました。前走の激戦で得たものはかなり大きいはず。このメンバーに入ったら中心でしょう。
対抗は園田の【アルドラゴン】。ここ最近では1400メートルでも安定してキッチリと結果を出せるようになっていますね。前よりも道中前に行けるようになったので、速い流れでも差し脚が届くようになりました。
前走の『兵庫ゴールドトロフィー』は、最後の最後で【リミットレスビット】を交わして2着を死守!今回も速い流れをつくりそうな【ヴァンクルタテヤマ】がいるので、前走のような末脚を期待しています。
そして【ヴァンクルタテヤマ】。今回は休養明けということもあり、評価が難しいところですが、もともと小回りで先行有利の高知競馬場。雨で馬場はかなり渋っているということなので、この馬の先行力は相当な武器になるはずです。
前走の『東京盃』の直線の止まり方が気になるものの、あの時ほどは速くならないでしょうし、アッサリまであると思ってます。
地元からは【ポートジェネラル】と【フサイチバルドル】を押します。2頭ともに地元の利も大きいんですが、前に行って粘る【ポートジェネラル】、そして中団から差してくる【フサイチバルドル】。展開しだいでどちらかが台頭してくるんじゃないかな。というかしてほしい!!
鞍上も高知のダントツリーディング赤岡修次騎手と、若手のホープ宮川実騎手。思い切った騎乗を期待してます。
外目の枠に入った時の【メイショウバトラー】にも要注意なので、今回の印はちょっと多めに・・
◎フェラーリピサ
○アルドラゴン
▲ヴァンクルタテヤマ
△ポートジェネラル
△フサイチバルドル
△メイショウバトラー
さぁ、どの馬が勝つのでしょうか???
荒尾競馬場にやって来ました!
春を飛び越えて初夏のような陽気。そして、向正面に広がる有明海と、人々ののどかな雰囲気☆
本当にいつ来ても素敵な競馬場です♪
明日はファン投票で選ばれた荒尾のスターホースたちの戦い『大阿蘇大賞典』!
2000mで競うこのレース、かなり面白いメンバーが集まりました。
ということで・・騎乗するジョッキーたちに突撃インタビュー☆
まずは【10、ケイウンヘイロー】の吉田隆二騎手。
「明日は逃げます!!!
この馬はちょっと行きたがるところがあるけど、距離は2000mも大丈夫!
明日は自分の仕事、逃げることをしてくれたら。あとは後ろから来る馬がどうかでしょう。」
同じく逃げ馬の【11、カシノマルス】の林騎手
「明日は前に行くつもりです。枠も外だし、2番手が理想かな。スタートしてから様子を見て決めます。
調子は良さそうだし、距離も大丈夫だと思いますよ。」
つづいて【2、タニノウィンザー】吉留騎手。
「このレースにかけて調整して来たので、状態は上向きですよ。
ちょっとカリカリするところがあるけど、レースに行くと落ち着いているし、距離が長い方が、この馬には合ってますね。いつもは後ろからレースするけど、明日は中団くらいから競馬するつもりです!」
【3、スマートフォルム】岩永千明騎手。
「後ろから差して来る馬なんですが、明日は少し前で、中団くらいでレースしたいですね。おとなしくて、すごく素直な馬なんですけど、最近調子がいいのか、元気いっぱいなんです。
私の指示通りに動いてくれるし、距離も長い方がいいのかも。」
【7、エランセ】の杉村騎手。
「大きくてのほほんとしている馬で、とても乗りやすいですね。全盛期の時とは違うけど、2000mの距離もこなせますから。明日はゲートを切ってから作戦を考えます!」
ジョッキーコメントから展開を予想して、私の印は・・・
◎2、タニノウィンザー
○10、ケイウンヘイロー
▲3、スマートフォルム
△8、エムテイボーイ
△11、カシノマルス
となりました。
明日は6レースから場内放送に出演して、7レースから10レースまでパドック解説をして来ます♪
オッズパークのネット中継でも放送されるので、ぜひ見て下さいね〜!
3月14日(土)、高知競馬場で行なわれた、『こうち・福山スタージョッキーシリーズ』で、高知の別府真衣騎手が3着・3着という成績で総合優勝を飾りました!!
このスタージョッキーシリーズは、高知と福山のリーディングジョッキー上位5名づつ、計10人で戦いポイントで総合優勝を決めるレースです。
これまで、福山競馬場で開催されたシリーズで2度優勝している別府騎手。高知では初優勝となりました。
出場騎手はいづれも甲乙つけがたい名ジョッキーばかり☆
高知:赤岡修次騎手 中西達也騎手 宮川実騎手 西川敏弘騎手 別府真衣騎手
福山:楢崎功祐騎手 渡辺博文騎手 三村展久騎手 野田誠騎手 岡田祥嗣騎手
出場するだけでも大変なこのレース。このメンバーに入って優勝するんだから、本当にすごいです!
[photo:井上オークスさん☆]
早速、別府騎手にインタビュー♪
:おめでとうございます!優勝が決まった時はどんな気持ちでした?
「優勝した時の気持ちは、前回の福山競馬場でのスタージョッキーシリーズで悔しい思いをしていたし、地元での優勝だったのですごく嬉しかったです。」
:このシリーズは、別府騎手にとってどんなレースなんですか?
「スタージョッキーシリーズは、高知・福山ともに上位5名が参加して行われるレースなので、技術的な面など色々と吸収出来てとっても勉強になります。」
:LJSも毎年上位の成績ですが、ジョッキーレースに強いですよね!
「ポイント制レースに強いと言う訳じゃないとは思うんですが…たまたま馬との巡り合わせがよくて運がいいんですよね。
でもスタージョッキーシリーズとかは、技術的に先輩ジョッキーに全然かなわないので、せめて気持ちだけは負けないようにとがむしゃらに乗るように心がけています。」
:では、別府騎手を応援しているたくさんのファンの方にメッセージをお願いします!
「騎手としてまだまだ未熟で、ファンの方の期待を裏切る事の方が多いんですが、これからもっともっと頑張って、ファンの方を裏切る回数を減らして行けるように頑張ります。
これからも高知競馬場と別府真衣の応援をよろしくお願いします♪」
期待と想像をいつも超えて、私たちに感動をくれる別府騎手☆どこまで進化するんでしょうかっ!
園田競馬場所属・高畑皓一くん
なななんと!彼は小さい頃からトランポリンをしていて、世界大会に出場した経験あり!世界ランクは11位だったそう。大学2年まで続けたトランポリンを辞めて、なぜ馬の世界に入ったのでしょうか。
「世界に行って、かなりレベルが高いと思いましたね。自分なりに精一杯頑張ったし、トランポリンはもういいかな・・と思っている時に、親の知り合いの方に、小柄だしジョッキーを目指してみたら?と勧められたのがキッカケです。」
トランポリンの世界とは、さぞや違ったのでは?
「センターに入所して初めて馬に触ったので。最初はデカくてビビリました(笑)。騎乗面でも、自分は口の当たりが強かったみたいで、かなり大変でしたね。」
初めて園田に行った時には「泣きそうになった」そうです。
「とにかく厳しくて・・調教で毎日怒られてました。でもそのお陰で上達したし、厳しいのは調教の時だけで、普段はみんな優しく接してくれました。」
尊敬するジョッキーは岩田康誠騎手。「どんな馬でも乗りこなせるし、手首が柔らかいんですよね。」
好きな食べ物はオムライス。好きなタイプは比嘉愛未さん。
「気持ちの面では誰にも負けない自信がありますっ!」という高畑くんでした。
園田競馬場所属・山崎雅由くん
歌手の、やまざきまさよしさんと同姓同名です。
「顔も似てるって言われるんですけど・・歌は歌えません(笑)」
広島県出身の山崎くんは、地元の福山競馬場で見た、嬉勝則騎手の騎乗に圧倒されたんだそうです。「すごくカッコいいと思いました!!園田を選んだのは、中央にもたくさん参戦できるので、頑張って僕も中央で乗りたいです。」
センター入所当初は、かなりホームシックになってしまったそうで、「淋しかったです・・両親にすごく会いたくなっちゃって・・・。それで電話するんですけど、声聞くと余計に会いたくなっちゃって・・。」
なんて可愛らしいんでしょうか。「淋しくなると、部屋でしょぼんとしていたんですけど・・。そんな時、同期がホームシックで3人辞めたんですよ。それで、ここで諦めたら、俺カッコ悪いなって思って頑張りました。」
好きな食べ物は肉じゃがで、やはりお母さんの味がいいそうです。好きなタイプは相武紗季さんだそう。
今ではすっかり大人になって、ホームシックはないそうです。目標は下原理騎手で、「園田のリーディングになって、下原さんよりも中央で乗れるようになりたい!いつかは中央に移籍したいです!!」と目を輝かせる、山崎くんでした。
園田競馬場所属・山田雄大くん
小学校3年生から乗馬をしていた山田くんは、5年生の時に京都競馬場で見た天皇賞・春(勝ち馬:テイエムオペラオー)に強い刺激を受けたそう。
「今でもその時の入場券を持ってるんです!」テイエムオペラオーが小学生の時だなんて・・・ジェネレーションギャップを感じるわ。。。
山田くんは一人っ子ということもあり、とにかく団体行動が苦手だったそうで、「最初の半年はしんどかったですね。体重管理も厳しかったし」
競馬場実習中には左の踝を骨折し、3ヶ月の休養を余儀なくされました。
「自分はまだ騎手じゃないけど、怪我した時は、馬に乗れなければただの人なんだなって実感しました。」
尊敬するのは木村健騎手。「体重管理の仕方や、色々なことを教わりました。」
好きな食べ物は焼き鳥で、好きなタイプは mhimaruGTのヒロコさん。
「1年で減量を取るのが目標です!」兵庫の場合は20勝で減量が取れるということです。とてもハッキリした性格の山田くんでした。
高知競馬場所属・西森将司くん
看護学科で5年生の学校に通っていたという西森くんは、3年生の時にどうしても騎手になりたくてセンターを受験しました。その時は体重オーバーで不合格でしたが、別府先生から電話があり、「もう1度騎手を目指してみないか?」と言われたんだそうです。
もともと小学生の頃から騎手に憧れていたということですが、「なぜかその気持ちを封印していたんですよね。でもやっぱり、好きなことやりたかったから。」
学校を辞めて、別府厩舎に厩務員として入ったのでした。競馬場は「楽しかったですね。やっぱり好きなことできるっていいですよね。」と笑顔で語ってくれました。
尊敬しているのは中西達也騎手。好きなタイプは「芸能人なら戸田恵梨香!あと料理が出来る人がいいです!和食とか、魚の煮物とかいいですね。」なかなか渋いことを言う、西森くんでした。
佐賀競馬場所属・清水裕一くん
東京都出身の清水くんですが、「たくさん騎乗機会がある競馬場ということで、佐賀を選びました。」
初めて佐賀に行った時には「のどかだなぁ〜と思いました(笑)。最初は言葉がわからなかったけど、今では自分でも佐賀弁が出たりします。周りの人は、怖いかな・・と思ったけどみんな優しいですよ。」
尊敬するジョッキーは山口勲騎手。「馬乗りは力じゃないんだってことを教えてもらいました。」
好きなタイプは原幹恵さん。「でもグラビアだったらなんでもいい!」とても正直な清水くんでした。
栃木県那須塩原にある、地方競馬教養センターで、87期騎手候補生の終了記者会見が行なわれました!厳密にはまだ免許試験の合格発表がされていないので、今日のところは「くん」と呼ばせていただきます!
船橋競馬場所属・小杉亮くん
小学校6年生から乗馬を習っていた小杉くんは、乗馬関係の知り合いから、矢野義幸調教師を紹介してもらったそう。「先生に、無理矢理タイガースファンにさせられました(笑)。それまではジャイアンツファンだったんですけど、それを言ったら『帰れ!』って言われて(笑)」
厩舎にはすぐに溶け込むことができたという小杉くん。尊敬するのは桑島騎手。「騎乗面はもちろんですけど、人柄がとにかくいいですよね。僕も桑島さんみたいに、成績もよく、人柄もいいジョッキーになりたいです!」
好きなタイプは「前は新垣結衣で、今は榮倉奈々ですね。」しょっちゅう変わるのか?!「童顔が好きなんです!」なるほど。。
「いつかはJRAに行きたいです!」という小杉くんでした。
船橋競馬場所属・中野省吾くん
とにかく生き物が大好きという中野くん。昔は実家の自分の部屋に、熱帯魚・観葉植物・うさぎ・虫・ハムスターなどなどが同居していたということです。
なんとなく小学校3年生から乗馬を初めて、センターに入るまで毎日のように通ったそう。
「乗馬をしていたことで、センターに入った最初のうちは良かったけど、競走に入ってから乗馬の考え方が抜けなくて・・それで壁にぶつかりましたね。」今ではその壁を乗り越え、再び乗馬をしていたことがためになっているということです。
好きなタイプは「大塚愛ちゃん!大好きです♪」
目標は「的場文男騎手のように、ファンの多いジョッキーになりたいです!」自分の世界をしっかりと持っている、中野くんでした。
大井競馬場所属・上田健人くん
お父さんがダーレーに勤めているという上田くんは、生でアルカセットに会って感動したそうです。
「やっぱり、貫禄が違いましたね。」
厩舎にはすぐに馴染めたそうで、所属調教師である堀千亜樹先生が、実習中はずっと隣で併せ馬をして教えてくれたということです。
北海道出身の上田くん。東京で食べた美味しかったものを聞くと・・・「餃子の王将ですね!北海道にはないんですよ。」そうなのか・・・。
好きなタイプは戸田恵梨香さん。目標は「川島先輩の30勝を超えたいですね!」
今は1番新人の川島正太郎騎手ですが、87期生にとっては先輩ですからね。かなり刺激を受けているようでした。「日本を代表するジョッキーになりたいです!」と力強く答えてくれた、上田くんでした。
大井競馬場所属・遠藤健太くん
競馬場で生まれ育って、自然と騎手を目指していたという遠藤くん。
なんと競馬場実習の初日に左大腿骨骨折という大怪我を負いました。
「正直、焦りましたね。遅れるんじゃないかという不安もあったし・・。」結局、全治3ヶ月と診断された怪我でしたが、2ヶ月半で騎乗できるように。
目標は「東京ダービーを勝つことです!!!」
好きなタイプは川村ゆきえさん。好きな食べ物は「メロンパンとお肉!」
これだけは負けない!というところは、「身体が柔らかいところです。座った状態で、脚を首にかけることができるんです。」ビックリ人間のような、遠藤くんでした。
川崎競馬場所属・伊藤裕人くん
岩手県出身の伊藤くんは、お父さんが菅原勲騎手と知り合いだったこともあり、川崎の厩舎を紹介してもらったそう。
競馬場実習では、「生活サイクルが大変でした。とにかく朝が早いから・・。」朝というか、夜中ですもんね。「競馬場の馬は全然力が違いましたね。それにみんなの意識も、馬を勝たせないといけないから、考え方とかすごく勉強になりました。」
好きなタイプは上戸彩さん。嫌いな食べ物は全くなく、好きなのは「お肉!!」
目標は、「川崎のトップジョッキーになって、地元の馬でフェブラリーSを勝ちたいです!」もちろん、尊敬しているジョッキーは菅原勲騎手!とい伊藤くんでした。