昨日は浦和競馬場で『さきたま杯』が行なわれました!
今回は先月の名古屋『かきつばた記念』の再戦ムード。かきつばた記念上位組に、【フジノウェーブ】がどこまで迫れるか・・・という前評判でしたが・・・。
【コンゴウリキシオー】思いっきり出遅れちゃいました。
浦和で1400m戦で、しかも逃げ馬のリキシオーが出遅れたら・・・もう見せ場なしの9着でした。でもしょうがないよね。こんな時もあるさってことで。
私の馬券はスタートで終わったわけですが・・・そこからは【キングスゾーン】の応援に切り換えました。浦和は相性いいし、内枠だからハナ行けるだろうし、多少テンが速くなっても大丈夫だし〜
スタートよくハナ行った〜と思ったら、【プライドキム】がガンガン来ましたね。見た目では競られてるように見えたんですけど、吉田稔騎手曰く、
「競られたわけじゃないんだよ。ハナに行くとあんまり進まないタイプだし。本当は2〜3番手がよかったんだけど、内枠だったから・・。3〜4コーナーではもう全然手応えなかったんだよ。それでまた直線盛り返すんだから、すごい馬だよね。」
2コーナー過ぎ辺りから、ずぅ〜っと追いっぱなしだった吉田稔騎手。【キングスゾーン】もよく頑張ったけど、吉田稔騎手も相当タフですよね!!
女王【メイショウバトラー】は王道の競馬で2着でした。
3番手の好位につけて、手応えもよくいつでも抜け出せる態勢。ただ、よーいドンの決め手勝負になると辛いところがありますよね。馬はすごくよく見えたし、前走の『かきつばた記念』よりも内容の濃いレースだったんじゃないかな。
そして勝ったのは【リミットレスビッド】。
ゴールした瞬間の、岩田騎手の雄叫びが印象的でした!
「内枠だったのに好位につけられたことは大きかった。僕自身は浦和苦手なんで(笑)、馬に勝たせてもらったよ。今日は花粉症が出なくてスッキリしてたのが勝因かな(笑)。
4コーナー過ぎて外に出す時は自信があった。今日はギリギリの馬体だから、これから増えてくればね。この馬はまだまだ年に合わない走りで頑張ってくれるよ。」
という爆笑コメント連発でした。
管理する加用調教師は、
「強い内容で勝ってくれてホッとしてます。昨年はマイナス14キロとやつれてたからね・・今回もマイナス9キロでギリギリだった。たいした馬ですよ。
名古屋では届かなかったから、できれば早めにいいところ付けて・・と思った通りの乗り方をしてくれました。岩田騎手にはスタートだけ気をつけてと注文してました。
この後は阪神の重賞使って夏休みだね。」
ということでした。9歳馬とはいえ、まだまだ頑張ってくれそうですね♪
そして今年の『さきたま杯』で、私自身1番嬉しかったこと・・・それは・・・
ポスターが水野貴史騎手だったこと!!!さすが高崎のリーディングジョッキー☆これって・・浦和の顔ってことですよね(≧▼≦) 本気で感激しました!
今日は船橋競馬場にて、千葉サラブレッドセールが行なわれました!!
船橋競馬場のコースで騎乗供覧を行なった後に、パドックでセリが始まります。
200万とか、300万とか、競走馬のセリ会場では「安っ」て気がするけれど、一般的に考えて、100万円を越える買い物なんてなかなかない。競馬界価格に惑わされてはいけないわ・・と思いますね。
競られる前には、各陣営、最善を尽くします。これは蹄油の変わりに黒の絵の具&コテイ油を塗っている図。
これは蹄に光沢を出すためと、普通の蹄油よりも落ちにくいために使用されるんだそうです。黒いのは初めて見ました!大切な馬たちを売るために、陣営は色々な努力をするのです。
今回初めて気付いたんですが、馬たちの耳毛や鼻毛、蹄の上にかぶる毛なんかもキッチリカットしているんです。
普段なら、蹄に1cmくらいかぶる感じで毛があるし、耳毛も鼻毛もボウボウだもの。ちゃんとオシャレして手入れしてくるんですね♪
今回は、私が乗っていた馬(攻め馬だけだけど・・)の馬の子供が上場されました。
【イースタンマリーの2007】
栗毛だった母親とは毛色は違うけど、プライド高いとこなんてそっくり!懐かしくって、鼻を撫で撫でしたら、
「触るんじゃないわよ!」って感じで怒ってましたね(≧▼≦)
今日は、船橋所属の騎手だけでなく、[牧場職員]という名で高崎所属だった、久保田政弘元騎手や、[JRA職員]として、中津から佐賀に移籍した森田直哉元騎手が騎乗していました。
[久保田政弘元騎手]
[森田直哉元騎手]
そりゃ現役の乗り役と変わらない時計も出るよねぇ〜。
今回のセリの代表理事は吉田照哉氏。
「購買してもらうためには色々努力が必要だけど、こうやって安く提供する場は大切。ここで強い馬が出てくれれば、もっと盛り上がって来ると思う。」
トレーニングセールになって6年目になった今年も、まだまだ成長し続ける千葉サラブレッドセール、今年はどんな活躍馬が生まれるのかな(o^∀^o)
パドックで行なわれたため、普段入れない場所にも入れました。ここはジョッキーが座る下見所。
女子更衣室もありますよ。今は誰も使ってないようですが・・・
11日の高知競馬で、なななんと初勝利にして初重賞制覇を成し遂げた濱田達也騎手。54戦目での初勝利☆デビューは昨年5月、所属は船橋競馬場。今年の4月からは高知競馬場で武者修行中です。
本日レース終了後に、電話インタビュー出来ました♪
[hoto:高知県競馬組合]
:まずはおめでとうございます。
「ありがとうございます。勝てると思ってなかったので、本当にビックリしました(笑)」
:レース中はどんな気持ちだったんですか?
「本当は前に行けって言われてたんですけど、前が速かったので中団で無理しませんでした。4コーナーまわる時にも手応えがあって、外に出したらグッと伸びたので、これは勝てる!!と思いました。」
:最後の直線は叩き合いでしたね。
「もう必死で追いました。」
:ゴールした瞬間は、ビックリ?
「はい、とにかくビックリでした(笑)高知にはモーニング展望っていうのがあって、朝馬の調子やデキを聞かれるんですけど、その時に重賞で初勝利ありますかねって言われてて、まさか現実になるとは・・」
嬉しいビックリでしたね(o^∀^o)
:周りの反応はいかがでした?
「みんなに良かったなって声かけてもらいました。」
:重賞で初勝利なんてすごいことですよね?
「そうですね。とにかく1つ勝ててホッとしました。」
[hoto:森本徹さん]
:高知に行って1ヶ月半経ちました、もう慣れましたか?
「みなさん温かいし、ご飯に連れて行ってくれたりして、だいぶ馴染みました。」
:どなたがよく連れて行ってくれるんですか?
「永森騎手とか宮川実騎手、赤岡騎手も連れてってくれます。」
:そういう時はどんなお話しをするんですか?
「レースの話はあんまりしないですね。でも赤岡騎手には色々アドバイスをもらってます。」
:今の目標はなんですか?
「とにかく勝てて一安心なので、このリズムに乗って一つ一つ大切に勝ち鞍を上げていきたいです。昨年は全然乗れなくて、もう騎手としてダメなのかな・・って思ってました。でも高知に来てたくさん乗れるようになったし、初勝利もできたしで、今はとにかく楽しいです!!」
高知に短期移籍して、今だお休みはないという濱田騎手ですが、今はとにかく競馬漬けの毎日が楽しいということで、武者修行の成果が早くも出ていますね。
こんな風に、若手の騎手が技術の向上と浮上のキッカケを掴むためにも、高知競馬はなくてはならない存在。騎手にとって、一番辛いのはレースに騎乗出来ないこと。毎朝2時から始まる調教や、お休みがないことなど、レースに乗れないことを考えれば大きなことじゃない。
「一応9月までということですが、(船橋の)先生も一年くらい修行して来いって言ってくれてるし、自分自身も一年くらい高知で頑張りたいと思ってます!」
約1年前、那須の教養センターで取材した時はまだ騎手候補生だった濱田騎手。今回声だけの取材でしたが、とても力強く感じました。厳しい競馬社会の中で、揉まれながらも逞しく成長している・・濱田騎手の今後の活躍が、とっても楽しみです♪
今年のかきつばた記念は天気もよく、お客さんもいぃ〜っぱい来てました。
レース自体もいいメンバーが揃って盛り上がったし♪1コーナーまでの先行争いは見ものでした!!
【シルヴァーゼット】はかなりクビが曲がっちゃって可愛そうでしたが・・・内枠を利用して【コンゴウリキシオー】がハナを切り、結果的にはそこでレースが決した感じ。完全に自分の競馬しましたからね。
逆に【メイショウバトラー】にとっては最悪の展開だった様子。砂をかぶらずすんなりの競馬なら、相当強い馬ですが・・・ここは力負けではないので、悲観することはないと思います。
東海地区は騎手や関係者の仲が良く、しかもレベルが高い。すごくいい雰囲気ですよ☆
こちらは先日阪神で中央初勝利をあげた佐藤友則騎手と、松本克幸調教師がじゃれ合っている図。
佐藤騎手は長かった髪をバッサリ坊主にしてしまったそうです!