平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
2年間の空白期間を経て、この度笠松で調教師業を再開した、元高崎リーディング・法理勝弘先生。
とっても辛口な方である。
「千尋なんか、乗せてられない。」とよく言われた。
そう言いながらも、ある時急に乗せてくれた事があった。しかもOP馬!デビューした開催に1度乗せてもらい、その後4年くらい相手にしてもらえなかったので、かなりビックリした。
「なんで乗せてくれたんですか?」と聞くと、
「高熱でうなされてて、つい投票用紙に『赤見』って書いちゃったんだよ。お前の呪いだろ!」
と言っていたけれど。。真相は闇の中。ナゼ乗せてくれたんだろう?私の人生の中の『七不思議』の1つである。
レース結果は人気薄で4着。自分としてもなかなかいいレースが出来たつもり。けれど、
「あのくらいは走る。」と、2度と騎乗依頼はしてもらえなかったなぁ・・
そんな厳しい法理先生ですが、、、外国や中央で学んだ競馬の話をよくしてくれた。
「もっと視野を広げなくちゃ。」と、リーディングを獲った後ももの凄く勉強熱心な方だった。
心機一転、笠松で開業した法理先生。もちろん、辛口な法理節も健在!でも、
「ホテル取ってないなら、家に泊まれば。奥さんもちょうど来てるから。」となにげに優しいところも変わってない。
酔っ払い気味で法理邸に辿り着いた私を奥様が優しく迎えてくれた。
「相変わらず、迷惑なヤツだ!」と言いながら、ナンヤカヤとお世話してもらっちゃいました。
厳しいながらも人情味がある法理先生、笠松でもきっと、天下を獲る日が来るでしょう。