ガールズケイリン史上初のGI『パールカップ』が6月岸和田競輪場での『高松宮記念杯競輪』で行われ、出場が決まった坂口楓華選手(京都112期)にお話を伺いました。また32連勝という近況の成績のことも伺っています。
山口:まず『パールカップ』のお話をお伺いします。ガールズケイリンでは初めてのGIですが、出場が決まった時はどう感じましたか?
坂口:初めてのGIですし、これはガールズ選手みんなが同じ気持ちだと思うんですが、すごく楽しみです。GI開催が決まった段階で、出場できるかは別にしても、優勝するとガールズグランプリの出場権利が得られるというのは貴重なことです。練習にも気持ちが入ったし楽しみでした。
山口:GI開催決定の発表は昨年でしたね。その時のお気持ちももう少し教えてください。
坂口:噂では「そろそろGIが始まるかも」というのはあったのですが、まさかこんなに早く実現するとは思ってなかったです。ガールズ選手のレベルも上がっているので、GIの開催は嬉しかったです。
山口:ガールズグランプリへは、今までは基本的には賞金ランキングでの出場でしたが、出場への道筋がいくつかあるというのは良いですか?
坂口:はい、そう思います。賞金ランキングでの出場だと毎年、大きな怪我や病気をすることなくコツコツ走らないといけないのですごく気を遣います。でもこういう風にGIができたことで頑張れますし、もしチャンスを掴んで優勝できたらグランプリ出場が決まるというのは、気持ち的に大きいです。去年までは11月のグランプリトライアルで2人決定していたので、賞金ランキング6位7位などのボーダーの選手はその前からピリピリしますが、枠が広がったことでチャンスも広がります。
山口:坂口選手は2021年、賞金ランキングでのグランプリ出場がありました。それを経験しているからこそですか?
坂口:それはすごく思います。1年を通して良い成績を取り続けないといけない大変さを経験したので、それを思うと、6月、10月(2023年からは4月)、11月と中間にGIが来ることでモチベーションも上がります。
山口:パールカップは男子の高松宮記念杯競輪と同時開催です。近年は岸和田競輪場で開催されていますが、京都の、近畿の選手としてはどう感じていますか?
坂口:ガールズでも最近は近畿の選手が活躍していて、お互いに切磋琢磨して更に頑張ろうという話をよくします。実際に2年前には「東日本や九州の選手の活躍が目立つから、近畿も頑張ろう」という話が出たんです。その頃は近畿は弱いと言われて悔しい思いがあり、柳原真緒選手(福井114期)と一緒に「もっと近畿の選手が強くなれるように頑張りたいね」と話していました。一緒にみんなでレベルアップしたからこそ、今のみんなの活躍だと思います。
山口:近畿のガールズとしては、坂口選手が最初に2021年のガールズグランプリに出場し、その後去年、柳原選手が優勝と、繋がっていったんですね。
坂口:はい。そういう気持ちがあったから「負けてられない」とより思いました。柳原選手だけではなく、全員に思っています(笑)
山口:柳原選手のグランプリ優勝に、更に刺激されたんですね。
坂口:そうですね。柳原選手は同級生で元々身近な存在でした。そして、すごく努力しているのも見てきていました。そんな人が結果を出したので、もちろん嬉しかったですが自分の中には悔しさもありました。ただ、結果を出すのをみて近畿のレベルが上がってるのも感じたし、より頑張ろうと思えました。
山口:直近で、近畿勢は合宿をされたとSNSで拝見しました。雰囲気はいかがでしたか?
坂口:私、柳原選手、日野未来選手(奈良114期)、吉川美穂選手(和歌山120期)と4人いたのですが、みなさんプライドを持っていて、人間性も素晴らしくてトップの選手として恥じない方々です。そんな中で一緒に合宿ができてお互いに刺激になりました。自分にないものを間近で見ることができたので、足りてないものもはっきりしました。良さも悪さも両方感じて、パールカップまでの残りの練習も頑張ろうと思えました。でもオフのところはわいわいと仲良くて、良い時間を過ごせました。
山口:言える範囲で、どんな練習をしたんですか?
坂口:内容は非公開なので秘密です。
山口:そうでしたか!きっと充実した練習だったんでしょうね。他の地区の選手も、内容は気になりそうです(笑)
坂口:聞かれても言わないです(笑)自分たちだけの秘密のものにしたいですし、タイム計測もしたんですがそれは表に出さないことになりました。自分たちだけがレベルアップをしたいし、お互いがライバルです。
山口:勝負の世界ですもんね。それでは感想を伺うだけにします。
坂口:はい、充実した時間を過ごせました。
山口:岸和田のバンクの印象はいかがですか?
坂口:相性は良いと思います。癖がなく綺麗ですごく走りやすい、タイムも出るバンクですね。
山口:32連勝の始まりも1月の岸和田からでしたね。連勝の最初の頃はいかがでしたか?
坂口:自分ではあまり気にしていなかったです。数えてもいませんでした。その時の目標は2つあって「Bを20本以上取って、B回数1位になりたい」「競走得点57点をとる」ことでした。そんな選手になるには内容も重要だと思い、一戦一戦、手を抜かずにレースにこだわっていたらいつの間にか連勝を重ねていました。
山口:意識をしたのはいつ頃ですか?
坂口:30連勝を超えたくらいです。プレッシャーがかかってきました。
山口:それまではプレッシャーなく走っていたんですか?
坂口:そうですね。何も考えずに一戦一戦リセットして走れていました。
山口:メディアや選手など、周囲にも言われますよね?
坂口:言われましたが、一回一回「リセットします」と答えていました。数えないようにもしていましたね。
山口:新記録が見えてきたかな、くらいに意識されて、その後はどう感じましたか?
坂口:30連勝を超えてプレッシャーを自分に感じながら走っていました。実は昨年から、柳原選手の師匠・市田佳寿浩さんにお世話になっていて、アドバイスをいただくうちに自分の中での変化も感じています。その市田さんに「30連勝を超えてきたから、記録も意識しておいた方が良いよ」と言っていただきました。それで意識をし出した感じです。ただ新記録も見えてきたので、私も「ここまで来たら新記録を出したい、達成したい」と思っていました。
山口:良いプレッシャーで走れていたんですね。
坂口:はい。プレッシャーもありましたが、守りに入らずにレースはできました。結果は新記録まで届かず負けてしまいましたが、自分らしいレースでの負けだったので後悔はしていません。納得ができたレースでした。
山口:私の感想ですが、近況の坂口選手のレースを見て「他の選手の動きを意識していないんだな」と思ったんです。
坂口:全部がそうではないですが、自分の力を残さずに走ろうと決めていました。市田さんからは「内容を重視しても負けちゃだめだよ」と言ってもらっていたので、それは強く意識して走っていましたね。
山口:連勝は途切れましたが、どう感じましたか?
坂口:納得のレースはできましたが、感情としてはやっぱり悔しかったです。これだけ負けていなかったから「負ける恐怖」がありました。「負けたら自分はどうなってしまうのか、崩れてしまうんじゃないか」という思いだったんです。
市田さんには25連勝あたりから「負けた時のコメントを考えておきなさい。負けたらどう答える?」と言われて「そうか、負ける時がいつか来るんだ」と思いました。その時のに負けた時自分はどう思うかを想像してコメントも考えていたんですが、想像した自分の感情よりも悔しかったんです。同時に「プレッシャーから解放される」とほっとした部分もありました。こんなことを感じられるレベルで走れたのは本当に良い経験になりました。
山口:坂口選手のSNSを拝見したら、記録を作った児玉碧衣選手(福岡108期)へのリスペクトを感じました。
坂口:はい、すごいと思いました。レースが終わって負けて、検車場に帰って来た時に「碧衣さんはずっとこのプレッシャーがかかる中走っていたのか、本当にすごいな」と思いました。でもこのプレッシャーはみんなが経験できるものではないので、だからすごく良い経験になったと思いました。
山口:次へ向けてまた新たな気持ちで走れますか?
坂口:はい、悔しかったし今のままでは終われないです。タイトルもまだ取っていないので「このままじゃ嫌だ」と感じています。その悔しさが次の原動力になり良い結果が出せればなと思います。
山口:目標はビッグレース獲得ですか?
坂口:はい、一つ大きいところを取りたいです。
山口:今年はGIもありますもんね。
坂口:連勝を続けられるくらい走れるようになり、自信もついてきました。それは柳原選手と市田さんのおかげです。いつも感謝をしています。だからこそ結果を一つ出したいですね。
山口:この先に意識することは何かありますか?
坂口:さっき言ったタイトルを取ること、そしてこの先も積極的なレーススタイルを崩さずに走り続けることです。躊躇せずに走りたいです。
山口:いつ頃から積極的なレースを重視するようになりましたか?
坂口:今年の1月いわき平でのコレクショントライアルレースからです。そこから変わりました。コレクションに出場できないことが決まり「このままじゃ終われない」と思ったんです。
これまでビッグレースになると弱い自分が出てしまっていました。強い選手の後ろを狙い、自分でレースを動かしていなかったんです。チャレンジャーではなかったです。でもビッグレースで確定版に乗った回数も少ない私がそんなレースをしていたらダメだと思い、普段のレースから変えることにしました。普段のレースの内容が、そのままビッグレースに繋がるからです。普段のレースでどれだけ積極的に動けるかで、今後のビッグレースでの結果が変わる。そう思って妥協せず一戦一戦レースをすることにしました。
山口:意識が大きく変わったんですね。
坂口:そうですね。自分の中身から変えました。
山口:デビュー当時に取材させていただいた時も「たくさん考えて走っているんだな」と感じたんですが、今は更に高いところに上がっていっているんですね。
坂口:そこまで急に結果が出るタイプではないので、地道にコツコツとやって結果に繋げるというのが合っていると思います。結果に繋げていきたいです。今年1月から覚悟を決めました。
山口:ありがとうございます。練習は今も豊橋でされているんですか?
坂口:はい、基本的には豊橋でしています。今はバンクが使えないので、ワットバイクや電動ローラー、スポーツジムへ行ったりして練習をしています。
山口:それでもレースには支障はないですか?
坂口:はい、全く問題ないです。そこは市田さんにメニューを組んでもらっているので、信頼してしっかりトレーニングをしています。
山口:以前、柳原選手にお話を伺った時も「バンクは乗っていない」と仰っていました。同じようなメニューなんですね。
坂口:そうですね。バンクには何か月乗っていないんだろうという感じです(笑)でもレース間隔が空いた時は、福井に行って合宿させてもらっています。その時に柳原選手とも練習させてもらっているので、お互いに刺激しあって強くなっています。
山口:ありがとうございます。では現状の調子はいかがですか?
坂口:予定されている斡旋以上に追加の連絡などもいただくんですが、今はパールカップに集中したいのでレースは予定していたものだけを走ろうと思っています。結果が出せるように下積みをして充実した練習をしています。自身を持って走れそうです。
山口:勝ち上がりで東西にわかれますが、それはいかがでしょう?
坂口:楽しみです。自分がどこまで勝負できるか、今までやってきたことが結果に出せたら良いなと思います。
山口:ありがとうございます。それでは最後にオッズパーク会員の皆様へ、パールカップの意気込みをお願いします。
坂口:しっかりと自分の力を出して、優勝目指して頑張ります。
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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。
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※写真提供:公益財団法人 JKA
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シーズン2023春の大一番ウィナーズカップを制した広島の松浦悠士選手(広島98期)。
今シーズンここまでの戦い方や、6月の高松宮記念杯競輪に向けて、スイーツ断ちをした松浦選手の新たな嗜好品など様々なお話を伺いました。
大津:だいぶ時が経ちましたが、改めまして3月のウィナーズカップ優勝おめでとうございます。
松浦:ありがとうございます。
大津:シリーズ全体を振り返っていかがでしたか。
松浦:四日間を通してある程度納得のいくレースが出来たと思っています。
大津:今年は苦しい戦いも続きましたが、この優勝で何か変化はありましたか。
松浦:前半戦の感覚は正直ヤバいなってのはあったのですが、3月の松山記念を走ったときに戦える手応えが掴めてきて、それが今回はレースでしっかりと出てくれたので良かったです。
大津:松山記念では具体的にどういった手応えを掴まれたのですか。
松浦:準決勝戦ですね。ホームで仕掛けた時の加速とか、併された後も3着争いが出来たことなどは良かったと思っていて、結果敗けたのですが自分らしい走りが出来たなぁと。追加参戦だったのですが良いきっかけになったと思いました。
大津:では、ウィナーズカップの決勝戦も良い状態で迎えられたということでしょうか。
松浦:状態はかなり良かったです。リラックスしてのぞめました。
大津:近畿勢の並びが古性選手(古性優作選手・大阪100期)-脇本選手(脇本雄太選手・福井94期)になりました。
松浦:あるかなぁとは思ってました。
ウィナーズカップの時は脇本さんの表情があまり良くなくて、メンタル的にきついんだろうなという感じもありましたから。
それ以前から近畿の前後の並びに関しては今後変わる可能性があるってのは本人たちから聞いていたので、「あっ、もうきたか。」っていう感じでしたね。
大津:松浦さんは脇本さんと親しくされていますが、ウィナーズカップの時は会話はされたのですか。
松浦:今回はちょっと状態が良くないのか、表情が曇っていることもあったので喋りかけたら悪いかなと思い、僕から話しかけることはなかったですね。
大津:決勝戦では北日本勢もいる中で福田選手(福田知也選手・神奈川88期)が松浦さんの後ろを選択されました。
松浦:福田さんとは普段から話もする仲で、単騎だと思っていたので付いてくれるとなった時は嬉しい気持ちもありましたし、「本当にいつもの走りで良いから。」って凄く気を遣ってくださって、
初めて連携する人って緊張するんですけど過度に緊張することなく自分の力がしっかり発揮出来たかなと思います。
大津:そこから状態も上向いてって感じですか。
松浦:まぁ、めちゃくちゃ上積みがあったわけではないのですが、武雄記念の準決勝戦では踏み込んだ感触がかなり良くて、「今日めちゃくちゃ良い感じ。」って思ったところでコケちゃったんで・・・。
ウィナーズカップが良い思い出で、今はそれがないって感じですね。落車をすると身体も変わっちゃいますし、自転車のセッティングに関しても悩んだりしています。
大津:落車さえなければ日本選手権競輪の結果も違っていましたか。
松浦:たらればで言えば結果は違ってきたと思います。
やっぱり100パーセントではのぞめてないのでハンデを背負った状態でどこまでやれるかっていうところだったんですけど、まぁそれも競輪だと思いますし、その中で結果を出す選手はだしてきてますから言い訳には出来ないと思っています。
大津:今までのお話を聞いていると落車なく万全の状態で日本選手権競輪に出てほしかったです。
松浦:そうですね、自転車に乗る部分の影響はそこまでなかったのですが、私生活でストレスを感じると寝れなかったり、目覚めが悪かったり、そういう部分では調整が難しかったです。
大津:競輪界はこれから後半戦を迎えますが、そこに向けてはいかがでしょうか。
松浦:だいぶ脚の感じも良くなってきてて、高松宮記念杯競輪は楽しみな仕上がりになるかなという手応えは感じています。
大津:岸和田競輪場のイメージはありますか。
松浦:梅雨の時期なので雨がよく降るなってのはありますね。バンクの印象っていうよりも雨が降らなかったら良いなぁっていうか、そんなイメージですかね。
大津:東西対決というのはいかがですか。
松浦:四国勢と戦わなきゃいけないってのは難しい開催だなと思います。
普段連携してるので自分の考え方や作戦を分かってるわけじゃないですか。それが読まれているんじゃないか、読まれているのであれば裏をかかなければいけない、とか
そういうのを考えすぎちゃったりもするので。裏のかきあいじゃないですけど。
大津:最初の3日間はガールズケイリンが後半に行われるので、普段よりも早めの時間帯に走る可能性も出てきます。
松浦:そこに関しては特には気にならないです。自分が走るレースに合わせて、しっかり準備をしていくので。
1レースじゃなかったら良いなぁっていう感じです。
大津:6日間を戦い抜く上で大切にされていることは何でしょう。
松浦:とにかくストレスを溜めないことです。抜くところをしっかり抜かないと6日間ずっと気持ちを入れっぱなしっていうのはもたないです。
休みの日はしっかりリラックスするように心掛けています。
大津:リラックス方法を教えていただけますか。
松浦:最近はコーヒーを持っていってます。あと、先日のダービーでは脇本さんとポケモンで対戦したりしてました。
大津:コーヒーも脇本さんの影響なんでしょうか。
松浦:脇本さんも影響も多少はありますけど、一番はスイーツを食べなくなったので口が寂しいなぁって思って、嗜好品という意味でいえばコーヒーしかないなと。
今は結構頻繁に飲んでますね。
大津:それを競輪場に持っていって挽いたりしてるんですか。
松浦:カフェインレスで美味しいお店を見つけまして、挽いてもらってから持っていってます。
同じ味ばかりだと飽きちゃうので、2種類をブレンドしてみたりだとか、ダービーの時は色々と配合を考えながらやっていました。
大津:めちゃくちゃ楽しそうですね(笑)
松浦:4日目くらいにようやく良い配合が出来ました。
前半はあまり良い味が出せなくてちょっと失敗してたんですが、4日目に見つけた配分なのか淹れ方なのか分かりませんが、それでけっこう味が変わりましてその時のコーヒーは気を遣わない「美味しいです!」が聞けました。
それまでの3日間は周りの少し気を遣って「まぁ、美味しいですよ。」みたいな感じだったので(笑)
大津:今は広島競輪場が使えない中で、どんな練習をされているんですか。
松浦:今は街道でもがきをメインにやってます。けっこう良い練習が出来てるなって感覚はあります。
大津:防府競輪場に練習に行かれることもあると聞きました。
松浦:落車してからは行ってないんですが、武雄の前とかは何回か行ってました。
大津:清水さん達と練習するんですか。
松浦:そうですね、はい。
大津:ダービーでは清水選手(清水裕友選手・山口105期)の活躍も光りました。
松浦:いやぁ、獲ったと思ったんですけどね。なんか凄い悔しかったです、自分も。
決勝の舞台に僕がいない悔しさもありましたし、僕がいればとかも思っちゃいますし、優勝してほしかったなっていうのもありますし、なんか本当に凄く悔しかったです。
3コーナーくらいから新山君(新山響平選手・青森107期)を併してたんで、これ獲ったなっていうのもありましたし、あそこまでいったら優勝してほしかったですね。
最後、裕友が交わされたところは正直声が出なかったですね。
大津:松浦さんと清水さんの連携を心待ちにしているファンの方も多いと思います。
松浦:ダービーの決勝で連携したかったなっていう思いは凄くありますし、自分が負けて悔しいのも1日経つと、目の前のレースに集中しなきゃいけないので、あまり負けたことを引きずらないようにしているのですが、決勝戦のレースのことを思い出すと、改めて悔しいなって凄い思いました。
大津:その悔しさを高松宮記念杯競輪でぶつけたいですね。
松浦:そうです。
大津:最後にオッズパークの読者の皆様にメッセージをお願い致します。
松浦:いつも沢山応援していただいてありがとうございます。今年は良かったり悪かったりと波のある前半戦だったのですが後半戦は安定して自分らしい走りが出来るように良いレースを見せたいので、これからも応援よろしくお願いします。
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※インタビュー / 大津尚之(おおつなおゆき)
ソフトな見た目と裏腹にパワフルで安定感のある重低音ボイスが魅力。
実況、ナレーション、インタビュー、俳優など活躍の場は多岐にわたる。
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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社
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