2024年12月27日に行われたスーパースターガールズ王座決定戦。この大会も6度目となりました。その中で、第一回大会から出場し続けている高橋絵莉子選手。直前には体調を崩すなど流れが悪い中、周りの助けもありついに掴んだ女王の座となりました。どんな思いで挑んだのか、お話をお聞きしていきました。
(取材日:2025:1月16日)
AKI:スーパースターガールズ王座決定戦、初女王おめでとうございます!お気持ちいかがですか?
高橋:ありがとうございます。周りからの「おめでとう!」と言う言葉で実感が湧いた感じですね。とにかくホッとしたのが大きかった。「良かった~」という思いが1番強かったです。
AKI:一発勝負のガールズ王座決定戦ですが、振り返るといかがですか?
高橋:全然調子が上がっていなくて不安で不安で。去年1年通してすごく悪い訳でもなかったんですけど、凄く良いわけでもなく。安定して普通のラインにいたかなと言った感じですね。
AKI:そんな中、ガールズ王座の番組が出た時はどう感じましたか?
高橋:やっぱり良い位置にはいるなって言うのは感じましたね。ハンデも枠も。絶好の位置だし、このチャンスを活かさないともう獲れないだろうなと思ったぐらいです。なので、なんとか展開作って頑張りたいと考えていました。
AKI:高橋選手はガールズ王座1回大会から連続で出場してるんですよね!
高橋:そうですね、最初から皆勤賞で出ることは出来ています。ただ、女王にはなれていない。さらに今回は直前でインフルエンザにかかってしまって。ガールズ王座の前に1節あってもうひと仕事しようと思っていたんですがそれが出来ず。地元に車もあったし部品もありました。「これはまずいぞ」と思って、兄貴(伊勢崎27期:生方将人選手)に連絡したら「ヘッドの仕事も梱包もやっとくよ!」と言ってくださって。なんとかガールズ王座の整備日に自分で調整する時間がありました。ガールズ王座の時は兄貴がいなかったんですが心配してくださっていて「何かあったら絵莉子お願いね!」と周りに伝えてたみたいで。吉原さん(伊勢崎31期:吉原恭佑選手)が気にかけてくださって、レース前までずっと声をかけてもらっていました。本当に兄貴たちのおかげでレースもちゃんと出来たし、いつも助けてもらってばかりなので成績で恩返したいと思いながら走っていました。なので、ホッとしたというのはその思いが強かったからですね。
AKI:色んな助けがあって迎えたレースですが落ち着いて臨めましたか?
高橋:そうですね。普段より緊張せずいけましたね。ただ、スタートは先行するつもりだったんですが抵抗されてしまって。川口ではあまりスタートが切れてなかったのもあったんですが、行かれたのは予想外でしたね。消音マフラーというのもあったと思います。ふかしすぎると空回りしてしまうので慎重になりすぎましたね。あとはフライング切らないようにと考えてたら控えめなスタートになってしまいました。だいぶ先に玲依ちゃん(川口35期:伊東玲依選手)が見えてかなり遠く感じました。
AKI:そこから道中はどうでしたか?
高橋:玲依ちゃんの引っ張りがよくなかなか追いつかなくて不安でした。始めは外を回っていたんですが、エンジン的に外が使えなくて、翔子ちゃん(浜松35期:西翔子選手)と松尾ちゃん(山陽34期:松尾彩選手)にも並ばれてしまいました。そこで一旦冷静になれて、自分のコースは元々内なんでインコースで攻めていこうと切り替えたら良かったですね。チャンスを伺ってなんとか盛り返すことが出来ました。
AKI:ラストは伊東選手との一騎打ちでしたがあの辺りを振り返るといかがですか?
高橋:少し差があったんでどうかな?とは思ったんですが、インコースを回る分には良いエンジンだったのでラスト一周に入った時「これ行けるな。」と思っていました。立ち上がりで並ぶことができたら行けると思ったので飛び込みました。ここまでくれば大丈夫だろうと思って、自分の中では気持ち的にもエンジン的にも余裕があったので心配なく飛び込めました。
AKI:ゴールした瞬間というのはどうでしたか?
高橋:一安心というのもあったんですが、1コーナーで滑らしたところがあったので「大丈夫かな?」という心配もありました。戻ったら周りの方が「みんなが滑ってたから大丈夫だよ!」と言ってもらえて、そこで「あ、大丈夫だったんだ!」となりました。
AKI:ウイニングラン、表彰式はいかがでしたか?
高橋:ウイニングラン自体が久しぶりだったのでちょっと恥ずかしくて(笑)でも、嬉しいなって。皆さんの「おめでとう!!」が聞こえたのでガッツポーズさせてもらいました。表彰式は声援がすごく聞こえたので嬉しかったのと、1番はとにかく恥ずかしがり屋なので人前が苦手で緊張してあまり覚えてないです(笑)恥ずかしいのと慣れてないのでどうしようという感じでした。けど、とにかく嬉しかったですね。
AKI:なかなかうまくいかない時もあったと思いますが2024年振り返るとどうですか?
高橋:いい締めくくりが出来たので本当に良かったです。女王ていうのは周りに茶化されます。特に飯塚の選手に(笑)けど、その茶化しも嬉しいですね。良い一年になりました。
AKI:ガールズ王座一回大会からでて6回目で初女王になりましたが改めて振り返っていかがですか?
高橋:こんだけ出てるのに獲れないのはもう獲れないと思ったし、下の子もどんどん速い子が入ってきて。地元伊勢崎の後輩も成績が良くて、不安が1番でした。けど、後輩には負けたくない!という一心でなんとか獲れてよかったです。人よりも闘争心が表に出るタイプではないんですが、基本的には負けず嫌いなのでそれが出て良かったです。入ってくる子入ってくる子みんな早くて、良い刺激なんですがプレッシャーですね。みんな手を動かして練習にい行くし、見習わないとと思っています。
AKI:次の目標は考えていますか?
高橋:最重ハンデから20m前で優勝してないので、まずは今年優勝出来るように。そして、ガールズ王座に今年も乗れるように頑張りたいと思います。連覇出来るように自分も手を動かしたいと思います。
AKI:自分が思う課題はなんですか?
高橋:捲りが苦手なので外を走る練習をしていきたいですね。ビビリなので思いっきり外を走れなくて。開け開けなのが怖いというのがあるので、そこを考えて捲る練習もしていこうと思います。
AKI:今年はどんな1年にしたいですか?
高橋:グレードで優出出来るように頑張りたいです!そして、目標を達成出来るようにですね!
AKI:それでは最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
高橋:いつも応援してくださってありがとうございます。今年もガールズ王座で優勝できるように日々頑張ります。応援よろしく願いします!
(写真は川口オートSNSより)
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