飯塚所属の34期。2019年7月にデビューし、現在まで(2020年3月25日)優出2回、準優勝1回。そして、2019年度の優秀新人選手賞を受賞!飯塚期待の新人です。オートレーサーになろうと思ったキッカケや養成所、デビューから今までの事を振り返って頂きました。そして、課題や目標もお聞きしてきました。ぜひ、飯塚の川口選手にも注目してみて下さい!
インタビュー / AKI
AKI:まずは、なぜオートレース選手になろうと思ったんですか?
川口:大学までサッカーをやっていたんですが、中学校のサッカーチームの先輩に公営競技の選手がいて。さらに、幼馴染が公営競技の選手で。自分の身近に選手がいたので、自分も選手になれたらいいなぁと思っていたんです。
AKI:オートレースは知ったキッカケは?
川口:色々な公営競技を見ていたんですが、真司(川口選手の双子の弟)の職場の先輩がオートレースを知っていて観に行こうとなったんです。
AKI:最初にオートレースを観た時の印象は?
川口:やっぱり迫力がありましたね。どの公営競技とも違いました。
AKI:目の前でオートレースを観て試験を受けようと思ったんですね?
川口:はい。けど、丁度33期の合格発表が終わったくらいの時期で選手募集のタイミングが合わずに少し待つ事になりました。
AKI:試験は1発合格だったんですね!
川口:そうですね。なんとか受かりました。
AKI:弟さんも一緒に受けたと聞きましたが。
川口:はい。一緒に受けたんですが自分だけが受かって。。。。けど、どっちかしか受からないかなとは思っていて、真司とも「どっちか受かればいいね。」と話していたんです。結果的に自分だけが合格という事になって、真司は内心悔しかったと思いますが「俺の分まで頑張れよ!」と言ってくれました。
AKI:養成所はどうでしたか?
川口:毎日の朝の筋トレがキツかったです(笑)大学時代、サッカーをやっている時だったらそうでもなかったかもしれないんですが、サッカーを辞めてから期間も経っていましたし苦でしかなかったです(苦笑)
AKI:筋トレはどれくらい行うんですか?
川口:腕立て、腹筋、背筋とかを「終わり。」と言われるまでです。
AKI:え...終わりと言われるまで!?
川口:教官が厳しかったですね。
AKI:走行練習はいかがでしたか?
川口:自分はバイク経験者ではなかったので最初はかなり苦戦しました。エンジンもかかりませんでしたし、センスもなかったと思います。飲み込みも早くないし同期の中でも下のレベルでした。
AKI:結構苦労されたんですね。どの辺りから手応えは出てきたんですか?
川口:年末年始に帰省する前くらいですね。走行タイムが上和田(川口34期:上和田拓海選手)や野本(伊勢崎34期:野本佳章選手)の次くらいに出だして。松尾(山陽34期:松尾彩選手)と古城(山陽34期:古城龍之介)と自分が同じくらいのタイムでした。松尾は養成所からセンスがあってめちゃくちゃ速かったです。今は落車明けで成績があまり良くないですが、今後めちゃくちゃ速くなると思います。負けられませんね。
AKI:養成所を無事に卒業して、迎えたデビュー戦は覚えていますか?
川口:覚えています。めちゃくちゃ斑走路だったんですよ(苦笑)養成所では斑走路は無いですしヒヤヒヤしました。緊張もしましたね。ただ、緊張はデビュー戦だけで後はそこまで緊張してないです。
AKI:そうなんですね。インタビューをしていても思いますが、割と落ち着いていますよね。
川口:落ち着いてる馬鹿ですかね?(笑)先輩選手とかにもしっかりしろと言われています。
AKI:デビューして半年、12月に初優出を決めましたが、その事に関してはいかがですか?
川口:あの頃は、エンジンもタイヤもスタートも全て良かったです。何も考えなくても良い着が取れていました。考えすぎずにレースが出来ていて、予選道中は1着3本での優出。エンジンは扱わず動いていたし勢いがありましたね。
AKI:迎えた優勝戦ですが、初優勝まで本当にあと少し。かなり惜しかったですよね!
川口:そうなんです。最後のコーナーでタイヤを滑らしてしまい、そこを久門さん(飯塚26期:久門徹選手)に外から行かれてしまって。優勝戦後、久門さんに「あのひと滑りがなければお前の優勝やったよ。」と言われました。それに、優勝戦は知り合いが沢山観に来てくれていて...目の前で優勝したかったですね。
AKI:タイヤがもう低かったんですか?
川口:そうなんですが、実績がないタイヤよりも予選道中で勝ち上がってきたタイヤで自信を持って行きたかったんです。
AKI:悔しかったですか?
川口:そうですね。けど、周りの先輩選手にはまだ早いな!と言われました(笑)
AKI:季節が変わって、暖かくなってからのレースはどうですか?
川口:寒い方がエンジンが合ってたのかもしれませんね。今は頑張っても上がりタイム3.47台しか出ないですし。めちゃくちゃ悪いという感じではないんですけど、寒い時ほどの威力がないですね。これは、まだまだ整備が分からないので合わせていけてない感じです。
AKI:まだまだ1年目で整備はこれからというところだと思いますが、師匠の高林選手(飯塚27期:高林亮選手)に教えてもらっているという感じですか?
川口:そうですね。後は、高宗さん(飯塚32期:高宗良次選手)にも聞いたりします。今はとにかく整備を覚えていきたいです。まだまだ仕事のスピードも遅いので。先輩達にも認めてもらいたいです。
AKI:となると、最近は車を扱う事も増えましたか?
川口:そうですね。自分なりには扱う事が増えました。この前、ヘッドの座金をイジったら全然ダメで。けど、扱った事によってダメだということが分かったんで良い経験にはなりました。成績ももちろん大切ですが、今は色々経験する事も大事だと思っています。この前は、評判の良いリングを入れたら体感から違ったし1着も取れました。少しずつやっています。
AKI:師匠の高林選手はどんな指導を行うんですか?
川口:ガツガツと教えるという感じではなく、自分が聞いたら教えてくれるという感じです。「速くなりたいならまずは自分で考えながらしたほうがいい。」というやり方です。自分で考えて感覚も大切にやっています。これやれあれやれという教えよりは、自分で考えてやれるので合ってると思います。
AKI:スタートに関してはあまり苦労されている印象はありませんが、ご自身ではどうですか?
川口:悩んだ事はあまりないですね。それなりには切れていると思います。
AKI:雨に関してですが、ある時期から乗れるようになりましたよね?
川口:そうですね。最初は雨で乗れず「はい、雨終わったー。晴れは良いけど...」と周りに言われていました(笑)
AKI:雨でも乗れるようになったキッカケってあるんですか?
川口:以前、川口の雨で落車して、飯塚優勝戦の朝練でも落車した事があるんですが、それがきっかけで「ここまで車を寝かせたらダメなんだ!」というのが分かるようになったんです。落車した事によって学んで。あとは、フォーク周りを扱ってダンパーを晴れだけじゃなく雨でも付けるようにしたら良くなりました。
AKI:一歩ずつ進んでる感じがありますね。
川口:そうですね。けど、まだまだ確信はありませんが、乗り方とかコースはデビュー当時とは変わってきたと思います。実際に先輩選手に教えてもらってからは凄く乗りやすくなって、乗り方に関しては少し掴んだ感じはあります。
AKI:デビューして9ヶ月ほど経ちましたがいかがですか?
川口:あっという間でしたね。ただ、新人なので月に2節ほどしかなく暇です(笑)速くなって沢山レースに出れるようにならないとですね。
AKI:デビュー年は優秀新人選手賞を受賞されましたがその事に関してはどう感じますか?
川口:たまたまですよ。けど、この派閥じゃなかったら取れていなかったと思います。
AKI:それはどの辺りで感じますか?
川口:グリップの開けっぷりを指導してもらえたことですかね。どんなにエンジンが良くても、コースや開けっぷりが良くないと勝てないと思います。その開けっぷりをとにかく厳しく教えてもらっていて。デビュー当時は「おせぇ!」と言われていたんですが、言われる事によってムカつくというか、その言葉で頑張れました(笑)準決に乗った時には師匠に「上がり3.435くらい出さな優勝戦には乗れんけんね。」と言われて。準決は師匠に言われたタイムを出して優出を決めたんです。その一言があったから優勝戦まで行けたんだと思います。自分はそういう言葉で「タイムを出してやる!」と火がつきます。
AKI:良い関係ですね!!
川口:はい。その一言が凄くプラスになってます。なにも言われなかったら、頑張るのはもちろんですが火はついてなかったかもしれません。日頃、あれしろこれしろとかは言わないんですが、大事な時、肝心な時に言ってくれるんで凄く感謝してます。
AKI:同期の最優秀新人選手賞は上和田選手となりましたが?
川口:バイクの扱い方がうまいですね。1級車に乗り変わっても絶対速くなりますよ。もちろん追いつきたいです。今回は自分が優秀賞でしたが、今後は入れ替わっていたい!まずは、ハンデ40前にならないと追いつけないので頑張らないと。けど、抜かれる可能性もある訳で。気は抜けないです。頑張りたい。
AKI:2月に行われた選手表彰式・ファン感謝祭の雰囲気はいかがでしたか?
川口:ああいう場は初めてで緊張しました。けど、凄く良い経験になりました!
AKI:今後の課題は?
川口:整備を覚える事ですね。
AKI:目の前の目標は?
川口:優勝ですね。暖かくなれば逃げ有利になりますし、エンジンをバッチリ合わせて優勝したいです。
AKI:大きな目標は?
川口:安定して記念に出れるようになる事ですね。さすがに、いきなりSG優勝とかは想像できないので(笑)
AKI:こういう選手になりたい!というのはありますか?
川口:同じ派閥の有吉さん(飯塚25期:有吉辰也選手)の様な綺麗なレースをしたいです。内からも外からの捌いていける様に、有吉さんの様なレーススタイルを目指したいです。
AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
川口:顔と名前を覚えてもらえる様なレースをしたいと思います。応援よろしくお願いします!!!!
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
デビューから飯塚所属で8年、川口に移ってから8年が過ぎた平田雅崇選手は選手生活16年を迎えました。SGでの活躍、年末の大一番に懸ける思いを川口29期『ガッツマン 平田雅崇選手』にお話を聞きました。飯塚オートで開催のプレミアムカップ、更にはオッズパーク杯SG第39回オールスターオートへの意気込みを語って頂きました。
インタビュー / 内野久照
内野:2020年3月に入りましたが昨年2019年はどんな1年でしたか?
平田:現状維持のようなレースが多かったですね。
内野:どういうところがですか?
平田:近況は若い選手が増えて厳しい状況が多くなっているが。。ただ、何かが劣っているとは思っていない。気持ち、バイオリズムを大事にして一つ一つ底上げしていくことしかないと思っています。
内野:今年はここまでどのような流れできていますか?
平田:あまり良い流れではありませんでした。エンジンと乗る方のかみ合わせをもう少し良くしたかったです。噛み合わないと結果に結び付かないので。
やる事をやって良い方向に持っていければ流れをつかめるので、流れを作れるようにしたいです。
内野:具体的には?
平田:ダメな時を少なくする事です。難しいですが...。
ダメな時は絶対にあるので良い時とダメな時のバランスが重要です。
内野:2月26日に39歳になり30代最後の年になりましたが?
平田:やっと40歳になれます。大人になれますね。(笑)ただ全く実感はありません。
師匠の松尾学(飯塚22期)さんが37歳の時に僕を弟子にとられました。
その事を考えると僕はその時の師匠の年齢より上です。
師匠と比べても自分は全然大人じゃないです。見せられる人間にならないといけない。
人としての成長が足りないです。
内野:選手になるきっかけは?
平田:近くのボートレース場に客として通っていました。その時に知り合ったおじ様が、僕の背格好を見て選手になったらと勧めてくれました。
ボートレースは2度受けましたが不合格。2次試験のやまと学校で武藤博臣選手(川口28期)と会った時に『自分はオートレーサーになる』と聞いて、その時にオートレースを知りました。武藤さんは28期に合格していたのでびっくりしました。
ボートレースは当時年齢制限があり、3度目は受験資格がなくてオートレース試験を受けました。オートレースは2回目で合格しました。
内野:車名に『トラノスケ、キヨマサ』とありますが?
平田:はい。加藤清正です。家の近くに『清正公』で知られる『覚林寺』があります。清正公は勝負事にご利益があるとされていますので、オートレースを受検する時に神頼みではないですが勝守ということもありお参りに行きました。藁にもすがりたい思いでした。そのご利益もあってオートレース選手になれました。これも縁だと思うので車名に『トラノスケ・キヨマサ』を選びました。
選手になっても『清正公の勝守』はいつも身に付けています。
内野:あこがれの選手は?
平田:当時はオートレースを詳しくなかったので特にあこがれの選手はいませんでした。
ただ選手になってから高橋貢選手(伊勢崎22期)のオーラは凄かったです。
貫禄があり僕ら新人選手に対しても目を見て挨拶してくれました。その時にナンバーワンになる人、絶対王者は凄い人だなと思いました。
内野:飯塚での8年間はいかがでしたか?
平田:飯塚ではオートレースの基礎を教わりました。もちろん色んな事を教えて頂きました。学ばせて頂きました。一人前にして頂き川口に送り出してもらいました。
内野:ロッカー移動から8年です。
平田:川口でも皆さんに良くしてもらっている。自分のやり易い環境で仕事をさせてもらっています。
今日までに川口でナンバーワンになって爪痕を残したかったです。
まだ恩返しが出来ていないので、その気持ちは持ち続けています。
内野:デビューしてから続けている事は?
平田:整備日(前検日・受付の前日のこと。)には、ほぼ必ず行っています。
自分の事はもちろんですが他の人の事も手伝えるので整備日に行くようにしています。
同期やグループの人達がエンジンをバラして大きな整備をする時が多いのが整備日です。
ですからどこのレース場にも整備から行くようにしています。行くのが習慣になっています。
この業界は持ちつ持たれつになっていますから。
内野:座右の銘を教えて下さい。
平田:『努力は裏切らない』です。僕はもともと大した人間ではない。天才タイプではないので、ダメだったら人よりやらないと...。人に置いて行かれないように努力すること。
出来ないからやるのであって出来るのならやらないです。
内野:ルーティンはありますか?
平田:何かをすると決めたら必ず実行する。出来なかったら流れがおかしくなります。
それが嫌なので決め事はしません。何かを無意識でやっているのかもしれませんが気にしていません。
たた家族の写真に『行ってくるね。頑張ってくるよ』と声を掛けています。
レースに行く事で、もしかすると最後になるかもしれないので...。
ロッカーを離れるとき試走待機場に行くときには必ずやっている事です。
子供も大きくなってあまり父親のことは気にならなくなっているでしょうが(笑)
内野:『ガッツマン』の愛称はいかがですか?
平田:今はガッツが無い訳ではないけど若い時は無理していましたね。勢いで突っ込んでいたことが多くて事故に繋がることもありました。前に人が居れば何も考えずに『捌いてやろう』と気持ちが入っていました。
今は冷静に走っています。9対1で行けないと思えば無理して行きません。ある程度エンジンが良くてしっかりと抜ける体勢が整えばきっちり抜くということです。
若い時に人よりガッツがあるように見えたので『ガッツマン』と付けて頂いたのでしょう。
今も負けたくない気持ち、勝ちたいという気持ちは誰よりも強いと思って走っています。ガッツを見せて諦めないレースを心がけて行きます。
内野:試走からガッツが見られますね。(笑)
平田:試走はいつも出したいと思っていますが上手ではないですね。試走が出ていない時は今でも力んでいる事が多いのかな...。
直近でも3.31秒で1着があれば3.36秒で1も着もありますね。試走タイムを出して安定させたいですね。
内野:約16年の選手生活ですが思い出に残るレースは?
平田:SGオートレースグランプリ船橋の準決勝戦です。
10mオープンでした。スタート後8番手になりましたが追い上げて2着になりSG初優出を決めたレースです。
その時は新人の延長で勢いもあったのかもしれませんが、浦田信輔選手(飯塚23期)をインコースから捌いて2着に入ったので本当に嬉しかったです。SGの舞台で活躍出来たので凄く印象に残っています。
内野:悔しかったレースは?
平田:そのSGグランプリの決勝戦です。
優勝は武藤選手でした。選手になるきっかけの武藤選手とSGファイナルで戦うこともあり気持ちも入っていました。準決勝戦で使ったタイヤが凄く良かったのですが、低くなってもう1回走れるか走れないかという物でした。
選手紹介の時に雨がぽつぽつと落ちていたので、タイヤは少し高めのものに交換して優勝戦を走りました。準決勝戦のタイヤは低かったこともあったので交換したのですが、追い上げて優出を決めた準決勝戦のタイヤで行くべきでした。その時は後悔しました。これも勉強です。
内野:スーパースター王座決定戦のステージも経験していますが。
平田:もう一度あの中で戦いたいですね。いつもとは違う環境ですし選手同士の圧が凄い。いつも以上に闘志が表に出ている開催です。気持ちが直に伝わってくる現場です。
そのステージに立つ為には特別GIそしてSGへの結果が求められます。
内野:気持ちが伝わってきます...。今の目標を教えて下さい。
平田:SGで優勝する事です。『人生最大の目標』です。トータルのゴール地点はそこにあります。選手になった以上は、『一回は勝ちたい。優勝したい。』です。皆もそこを目標に選手になったと思います。
結果を残していないので言っても響かないし届かないでしょうが。
しっかりアピール出来るところまで努力していきます。
この気持ちは持ち続けます。気持ちが無くなったら選手は続けられないです。
内野:今節の調子は?(インタビュー収録日は3月14日現在)
平田:飯塚開催でしかも親父さん(松尾学選手)がいると100%安心して仕事が出来るので成績にも繋がりました。前検日に作ったタイヤも良かったです。
初日の1着はエンジンが良くてしっかり捌いて行けたので、落ち着いて乗ることが出来ました。
準決勝戦も凄く感じ良く優勝戦に進めました。
内野:29期・同期対決は?
平田:同期対決に関して昔ほど意識はしていない。今はないかな...。まぁ一緒に走る事は楽しいです。
でも負けたくないかな。やっぱり意識していますね。(笑)
内野:同期の話がでましたが?
平田:SGで活躍している選手が多いです。SGタイトルに清太郎(伊勢崎29期・早川清太郎)や飛竜(山陽29期・丹村飛竜選手)は一番近くにいると思う。
2人はSGの優勝戦に出場し続けている。
今はランクも負けていますが急にランクを上げるのは難しい。
でも何かで負けているとは思っていない。僕はまずSGの優勝戦に出場するところからスタートです。
内野:SGとは違うフィールドですね。
平田:目標が『SGで優勝すること』と言っても説得力がないと思います。
これからはスキルアップしかない。今の自分にはもちろん満足していない。やり続けるだけです。
お客様には結果しか見てもらえない。結果で判断される世界。結果を残せるように努力する。これしかないです。
内野:この後飯塚で『プレミアムカップ』『オールスター』とビッグレースが続きますが?
平田:8年前のプレミアムカップが飯塚所属での最後のレースでした。ポスターモデルになり優勝戦に出場しましたが、落車してファンの皆様を裏切ってしまった。
プレミアは色んな気持ちがこみ上げてくる飯塚での開催です。ファンの皆様、育ててくれた飯塚へ恩返ししたいと思っています。
オールスターはファン投票ではなく施行者推薦での出場です。
ファンあってのオートレースなので、ファンの皆様の声援が活力になります。
次回はファンの皆様から信頼され投票して頂けるように結果を残していきます。
内野:これからオートレースとどのように向き合っていきますか?
平田:一番は気持ちです。気持ちが大事です。気持ちでカバーできる職業です。
肉体のピークを超える時が必ずくると思います。その時に一番必要なものが気持ちだと思っています。
内野:オッズパークを御覧の皆様へメッセージをお願いします。
平田:いつもオートレースへのご投票ありがとうございます。これからも車券対象になれるように一走一走気持ちを込めて走りますので、応援宜しくお願いします。
MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。
父の勧めで入った海上保安庁を辞めてオートレーサーになった山陽33期山本将之選手。選手になったことを後悔しないように活躍してオートレースで親孝行をしたい。バイク競技で経験を積み海上保安庁で培った気合いと根性でいざオートレースの道へ。デビュー初優勝を飾りこれから山陽オートの主役の座に昇り詰めるであろう山本選手。これから注目してほしい山陽若獅子の一人です。
インタビュー / 内野久照
内野:デビュー初優勝おめでとうございます。(2020年2月16日飯塚)
山本:ありがとうございます。
内野:優勝戦は何回目でしたか?
山本:3回目でした。
内野:どのような状態で優勝戦に挑んだのですか?
山本:朝の練習が濡れていました。濡れた走路は嫌いじゃないけど結果が出ていなかったのでブチ走路、乾きかけの走路が希望でした。
試走タイムが周りと同じくらいだったので、後は自分のやれる事を一生懸命して負けても良いという気持ちでぶつかっていきました。
内野:レースを振り返って?
山本:はい。先頭を走っていて、竹谷隆選手(飯塚23期)が来たときは、もうダメかなと思いました。ただ、いつもだと焦って滑らせたりする事が多いですが落ち着いて走れました。優勝戦はスタートからゴールまで、慌てることなく気持ちを落ち着かせて、走ることが出来たので、優勝することが出来ました。
内野:優勝を確信したのは?
山本:ゴールした瞬間はまったく実感がありませんでした。
ゴールして外線を周っていたらファイティングゲートに師匠の五所淳選手(山陽23期)と整備グループの岡松忠選手(山陽17期)と前田淳選手(山陽27期)が出て来てくれて、僕に向かって手を振っていたのでその時に自分が優勝したのだと思いました。3人の姿を見てから実感が湧いてきましたね。
内野:師匠の五所淳選手からは何と声を掛けて頂きましたか?
山本:『おめでとう。上デキ上デキ!』と拍手して迎えて頂きました。
直接しっかりと言えていませんが五所さんには感謝しております。五所さんの指導があったから優勝出来たと思っています。また周りの皆様にも色々とサポートして頂き感謝の気持ちで一杯です。
内野:オートレース大好きなご両親には報告されましたか?
山本:はい。報告しましたがまだ皆と会えていないので、今度家族でゆっくりご飯を食べながら話したいと思っています。
内野:飯塚で優勝した勢いのまま地元山陽の若獅子杯でした。準決勝戦で初めて最高ハンデを経験しましたが?
山本:スタート切るまでは凄くドキドキしていました。普段以上に気持ちが高ぶっていましたが、青いランプが1個ずつ消えて行く大時計を見たらスーッと力が抜けてスタートに集中する事が出来ました。急に緊張感がなくなり逆に良い方向に気持ちも向きました。
スタートを切って前まで行くことができ、先頭に出ることが出来ました。
内野:スタートから好位置に付けて先頭に出た時は何を考えましたか?
山本:朝のスタート練習が上手く切れました。準決勝戦本番はそのイメージ通りにスタートが切れたと思います。切った瞬間、前に出た瞬間は『このまま走れば決勝に進めるぞ』思いました。しかし、これが油断に繋がってしまいました。
後ろのエンジン音が聞こえてからはコースを締め始めていました。
その後にコースを外して捌かれました。
内野:2番手にはなりましたが食らい付いていましたね!
山本:2番手になってからは付いて行ける感じはありました。エンジンもタイヤも良かったので、このまま前に付いて行くことが出来れば優勝戦はあると思いましたが、結果は3着に終わりました。正直凄く悔しかったです。
ただこの経験は自信になりましたし、次に繋がると確信しました。
頑張れば結果は付いてくるものだなと感じました。
内野:若獅子杯で初日にハンデが重化して4日目準決勝戦でまたハンデが重化しましたが?
山本:4日間でハンデが20m下がったことは自分でも良かったと思うし嬉しかったです。
この位置、最重ハンデ最高ハンデになりたいと思ってオートレースに打ち込んできたので念願叶って嬉しかったです。
内野:2020年はどんな目標でスタートしたのですか?
山本:デビュー当初から周りに言われ続けてきた事があります。
最高ハンデになってからが本当のオートレース選手の始まり。
一番後ろになって分かる事が沢山あると教えて頂いていたので、最高ハンデになる事を目指して2020年はスタートしました。
昨年はまだ1級車(2019年1月から乗り換わり)で走るという感じではなく、車を操る事がまったく出来ていませんでした。納得のいく競走が出来ませんでした。
上手な同期は1級車に乗り換わってすぐに結果を出し優勝しています。
昨年は同期にどんどん置いていかれていました。
ただ僕はコツコツタイプです。焦る事無く一つずつ課題をクリアしていこうと思って取り組んでいます。一走一走大事に集中して走る事を心掛けて、少しずつですが結果を残していけるようにと思っています。
内野:今の自分に足りない事は?
山本:レース中の落ち着きが無いところです。冷静さを求めて落ち着いて走ることが出来れば、もっと結果が付いてくると信じています。
内野:バイク経験者と聞きました。
山本:はい。バイクとの出会いは6歳から始めたモトクロスです。幼稚園の年長でした。
父に無理やりに連れて行かれて当時はイヤでイヤで仕方なかったです。その頃子供の遊びというものは一切やっていなかったですね。(笑)
ただやっているうちに面白さも段々と分かってきて高校ではトライアルというバイク競技に没頭しました。高校ではバスケット部に所属していましたが、3年間トライアルをやり続けました。
内野:モトクロスとトライアルの違いは?
山本:モトクロスは何台ものバイクで競い合うオフロードレースで、トライアルは一人ずつ行うバイク競技で障害物を乗り越えて行くような競技です。
内野:オートレース選手になるか就職するか進路を迷ったと聞きました。
山本:高校卒業後は海上自衛隊です。自衛隊から海上保安庁に進みました。
オートレースは31期で1次試験に合格し2次試験に行きたかったけど、同じ時期に受験していた海上保安庁に合格したことから、この時はオートレース選手を諦めて海上保安庁に進みました。
内野:海上保安庁では何を?
山本:海上保安庁ではプロペラ機に乗っていました。約4年間パイロットです。
内野:海上保安庁で培ったものは?
山本:気合いと根性です。
内野:選手になるきっかけは?
山本:小さい頃からオートレーサーになりたいと思っていました。
父に勧められて国家公務員になりましたが正直自分の意志とは違っていました。
どうしても選手になりたかった。オートレーサーになる事はあこがれでしたし、ずっと考えていました。選手に絶対になると家族や勤務先の周りに伝えていました。
オートレースは昔から好きでした。生まれて間もない頃から父親に連れて行かれて小学校の時には選手になりたい。将来はオートレーサーと決めていました。
32期は受けることが出来ず33期を受検し合格することができました。
31期の2次を受けられなかった事を当時は後悔していました。
選手になるのには親の同意が必要でした。
33期の試験は最後の挑戦にする覚悟を決めて臨みました。
一度は父親が勧めた公務員の道に進みましたが、今となってはこれまでの事があったので
オートレース選手になれたと思っています。選手になって本当に良かったし家族にも感謝しています。
内野:憧れの選手はいましたか?
山本:高校の先輩の荒尾聡選手(飯塚27期)、有吉辰也選手(飯塚25期)そして東小野正道(飯塚25期)があこがれの選手でした。BIGレースで活躍する選手が格好良かったです。
内野:同期の中ではどんな存在ですか?
山本:はい。完全にいじられキャラです。同期は皆と仲が良いですよ。僕はこのキャラを通して行きます。
内野:養成所はどんな場所でしたか?
山本:約10ヶ月拘束されていました。自由がきかなかったのでそれが辛かったです。
内野:デビュー戦は?
山本:もちろん1号車でしたが試走の感じから逃げられるのかなと甘い気持ちだった事を思い出しました。
序盤は粘ったけど結果は7着。その時オートレースは難しいなと思いました。
内野:今の課題は?
山本:雨で結果が出ていません。成績が良くないですが雨も嫌いじゃないので、晴れも雨も捌きがまだまだなので、沢山練習してバイクを操る技術を磨きたいです。
内野:イメージカラーは?
山本:黄色が好きです。イメージカラーイエローです。
ヘルメットはタイラレーシングレプリカモデルです。正真君(伊勢崎33期・伊藤正真選手)からのプレゼントです。タンクもフェンダーもタイラレーシングカラーです。
タンクとフェンダーを先に塗装してたら、たまたま正真君がタイラレーシングレプリカモデルのヘルメットを使っていたのでプレゼントしてくれました。今、正真君が着用しているヘルメットは僕がプレゼントした物です。
内野:何故黄色が好きなのですか?
山本:はい。黄色は金運がある色だと思っています。このお話をすると自分がお金好きだなと思われますが...。いつもレース場に持って行く物にお守りがあります。金運があると言われているお守りを2個財布に入れてレース場に持って行きます。稼がないといけませんから。これは内緒にして下さいね。(笑)
内野:休みの日は何をしていますか?
山本:温泉に良く行きます。一人で行く事もありますが友達と時間が合えば温泉です。好きですね。家が大分に近い所なので別府温泉・湯布院・日田・阿蘇と休みが1週間近くあれば必ず温泉行きますよ。(笑)
内野:おすすめの温泉は?
山本:日田がおすすめです。穴場スポット的な所が多いので自分も良く行きます。
内野:温泉以外での気分転換はありますか?
山本:長渕剛さんの曲を聞いていると、気持ちが高ぶります。(笑)
内野:好きな女性のタイプは?
山本:ポッチャリしている女性が好きです。
内野:今、彼女は?
山本:いません。
内野:『彼女募集中です』と書いても良いですか?
山本:是非書いて下さい。(笑)
内野:話がそれたのでオートの話に戻ります。今後の目標は?
山本:最高ハンデで走る。そして定着する事です。最高ハンデを経験しましたがずっと最高ハンデで戦う事が目標です。一番後ろからいつも走れるように努力していきます。
内野:山本選手はどんなレーサーですか?
山本:試走が出ている時は逆に焦りが出て結果を残せない時が多いです。
まだまだ自分自身をコントロール出来ていないですね。
試走をしっかり出して結果を残せる選手になりたいです。お客様から信頼できる選手にならないといけないと思っています。
内野:これからオートレーサー山本将之はどんな選手を目指しますか?
山本:スタートが早い選手になりたいです。そして日本選手権で活躍したいです。まだ、SGの舞台を経験していないので、来年のオールスターへのファン投票を宜しくお願いします。(笑)SGで活躍する選手になります。
内野:山本選手にとってオートレースとは?
山本:最高の職業です。オートレースが楽しいです。自分の好きなバイクに乗る事が出来て稼がせてもらっています。バイクに乗る事を仕事にする事が出来ました。最高の人生です。
内野:オッズパークを御覧の皆様にメッセージをお願いします。
山本:試走番長と言われないように結果を出しますのでこれからも車券を買って応援して下さい。今後も一生懸命頑張ります。今回はこのような機会を与えて頂きありがとうございました。
MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。
伊勢崎所属の29期。近年の活躍は目覚ましく、地元伊勢崎のGIムーンライトチャンピオンカップでは3連覇を達成。そして、2019年度の優秀選手賞を初受賞となりました。時期ランクはS-3と名実ともに伊勢崎オートを代表する選手となりましたが、早川選手自身はまだまだ納得していないという気持ちが強いという事です。昨年を振り返って頂き、優秀選手賞受賞やSGへの想い、ファンへの想いなどお話しして頂きました。
インタビュー / AKI
AKI:優秀選手賞の初めての受賞おめでとうございます。
早川:ありがとうございます。
AKI:受賞を知った時はどう思われましたか?
早川:驚きました。選ばれると思っていなかったので。全然そんな風には考えていませんでした。もちろん、嬉しい気持ちもありました。
AKI:2月12日に行われた選手表彰式・ファン感謝祭という場はいかがでしたか?
早川:緊張しましたね。
AKI:意外ですね!饒舌に話されている印象でした!
早川:話せてましたかね?なら、良かったです(笑)
AKI:2019年度は優秀選手賞受賞の年となりましたが、ご自身で振り返ると昨年はどんな1年でしたか?
早川:自分の中では、SGを獲りきれていないという事もあるし、活躍したという感じではなかったんです。色々と考える一年だったと思います。
AKI:SGを振り返ってみると、グランプリとスーパースターの優勝戦は2年連続の2着で青山周平選手(伊勢崎所属31期)が前にいたんですね。
早川:青山さんはやっぱり凄いと思います。凄くなければNo.1にもなっていませんしね(笑)
AKI:そんな、青山選手にもこのインタビューをお願いしたことがあって、その時に早川選手の整備力は凄いと仰っていました。
早川:自分はどちらかというと乗る技術がある方ではなくて。昔から親父(師匠)に(伊勢崎:野崎利明元選手。現在伊勢崎オートのCS解説者。)「もし自分にないものがあれば他の部分で補え。」と言われていました。自分自身でも勝つためには整備力をつけないとという思いがありました。乗る技術ももっと磨きたいんですけど、なかなか上手くいかないところではありますね。
AKI:特にどういう部分で感じるんですか?
早川:乗る技術に関しては全てにおいて足りないです。
AKI:近況スタートに関して数年前よりも切れている印象がありますが。
早川:スタートは自分なりには良くなってきているかなとは思っています。スタートの切り方もクラッチのセッティングも以前よりは良いですね。けど、最重ハンの選手は皆速いのでまだまだです。
AKI:近況の湿走路に関してはいかがですか?
早川:徐々にですが数年前よりは良くなってきています。克服したいなとは思っていますがまだ苦手意識はあります(笑)ただ、勝負事は晴れでも雨でも成績を残さないといけないので。
AKI:ここ数年色んなことが良くなってきていると思うのですが、何か精神的な面で変わったことはありますか?
早川:うーん...どうですかね、変わったのかな(笑)着実にレベルアップしているとは思います。けど、まだまだな部分も沢山です。
AKI:早川選手と言えば、後ろからでもしっかり捌いていくイメージですが?
早川:捌いていかないと勝てないので(笑)
AKI:けど、乗る技術には不安があるということなんですね。
早川:そうですね。自分は乗る技術に頼っている訳ではなく、エンジンをある程度良い状態にして勝負に挑むというタイプなので。
AKI:と言うことは、エンジン面はある程度良い所にあると言う感じですか?
早川:そうですね、やらないといけないと思っているし、そうじゃないと勝てない。
AKI:地元と他場に関しての車の変化はいかがですか?
早川:自分にとっては大きな変化ですね。他の場はなかなか掴むのが難しいです。どう扱ったらどう変化するのかが地元とは違う。場数を踏んでいる分、地元の方がこうじゃないかなというのがわかってるんで合わせやすいです。他の場も掴むようにしたいですね。
AKI:昨年のSS(スーパースター王座決定戦)ではすごい追い上げを見せましたが、10周回のエンジンの作り方に関してはいかがですか?
早川:10周回のエンジンの作り方に関してはなんとなく良くなってきていると思う。そこに精神的なものが伴ってないなと感じています。
AKI:それでも、ファンの方や優秀選手賞など、最後まで諦めない追い上げが評価されていると思いますよ!
早川:うーん。追い上げていけて優勝出来ていたら自分の中でも評価出来るんですが届いてない。それだったらスタート行って優勝出来た方が何倍も素晴らしい事だと思います。この世界は結果が1番だと思うので。最後に1着を獲った選手がスポットライトを浴びますし。
AKI:2020年度前期のランクが出ました。S-3とこれまでの最高ランクになりましたがこのことに関してはいかがですか?
早川:最高ランクにはなったんですが、上位2人との点数が離れていて。まだまだ差はあるんだなと感じています。今回は上手く噛み合って3位になれている感じです。それに、3位といっても、SGのタイトルが獲れていないことは大きいですね。
AKI:もどかしさはありますか?
早川:はい。やっぱりありますね。
AKI:地元伊勢崎と言えば声援や拍手が凄いという印象ですが、早川選手から見ていかがですか?
早川:そうですね。自分のファンの方は本当に親切で、いつも声を掛けてくれますし、良い意味で熱い方が多いですね。声援は力になります。自分も人間なんで弱る時はあるんですが、声援を聞いたりすると考え直して頑張らなきゃなと思えます。SG優勝戦で2着の時も凹みますが、獲れないのも自分の責任なんでしっかり向き合っていきます。
AKI:今年の目標はなんですか?
早川:やっぱりSG制覇ですね。お客さんを待たせているなぁと思っています。また獲れなかったか...と。お客さんもまたかと思っているだろうし、せっかく応援してもらっているのに喜んでもらえていないという想いがあります。
後は、お客さんに飽きられない選手になりたいですね。常に期待してもらえる選手になりたいです。
AKI:ところで、オートレースの選手にはなろうと思ったキッカケは?
早川:動機は単純で、ただバイクが好きだったんです。オートレースのことは知らなくて。たまたま、選手募集の張り紙を見たのがキッカケです。他にやりたいことも無かったし、やれそうな事も無かったし(笑)あんまり自慢出来るような若い頃では無かったんです(笑)
AKI:趣味でバイクに乗っていたということですが、選手になって福島から飯塚までバイクできたことがあるとお聞きしたんですが本当ですか?(笑)
早川:本当です。なんとなく行ってみようかなといった感じで。10回くらいはバイクで来たことがありますが、最近は疲れるのでバイクでは来ていません(笑)
AKI:オートレースを知らずに入ってきた世界ですが、しっかり成績を残してきましたね!
早川:そうですね。ある程度の所にはこれたとは思います。
AKI:しっかりとオートに取り組んできたんですね!
早川:なんというか、取り組まざるを得なかった感じです(笑)
AKI:師匠は厳しかったんですか?
早川:仕事に対する向き合い方に関しては厳しかったですね。しょっちゅう怒られていましたし。新人の頃、自分はこまめにやる人間では無かったですし、オートレース対しても自分なりには一生懸命取り組んでいたつもりでも、親父(師匠)の目からすれば大した事ないなと思われていたと思います。ガツガツ言われながらの新人時代でした。
AKI:その野崎さんが解説になられましたがどんな感じですか?
早川:親父は親父ですね。引退してもあんまり変わらないです。ロッカーに降りてきたら緊張しますし。けど、スタジオで解説をしているのは不思議な感じです(笑)
AKI:整備に関しては野崎さんからの教えはほぼ受け継ぎましたか?
早川:いや、まだまだですね。親父(師匠)から教えてもらったことを100%理解しているかと言われるとそうでもないですし。親父(師匠)は整備のことを色々知っていて詳しい方でした。自分がついていけてなかった感じもあったと思います。今でもたまに自分が知らないことを話していたりするので意識は高い方ですね。
AKI:野崎さん引退の節のラストでは涙もありましたが、寂しさからの涙だったんですか?
早川:どうなんですかね(笑)けど、自分の中では元気な時に引退されたのも良かったのかなとも思っています。
AKI:それにしても、師匠の引退節を優勝というのは最高の形ですね!
早川:それはたまたま運が良かっただけです。けど、良い形にはなりました。
AKI:引退されましたが寂しくなさそうですね。
早川:そうですね(笑)一般戦でもグレードでも解説者としてレース場にはいらっしゃるので選手の時よりも顔を合わせる回数は多くなりました。
AKI:話は変わりますが、早川選手は色々な髪色にされますがなにかコンセプトやこだわりはあるんですか?
早川:こだわりはないですね(笑)美容室に行くと勝手にやられるんです。お任せで。ずっと同じ美容室に通ってるんですが、自分は椅子に座ってるだけです。
AKI:ええ!?(笑)すごい色になる時もあるわけですがその時のお気持ちは??
早川:「あぁ、こんな色になったかー。」といった感じです(笑)特に驚かないです。
AKI:早川選手、なんだか面白い方ですね!
早川:面白くないですよ。何も特徴ない人間なので。
AKI:(心の声:良い意味で特徴があって面白い方だと思いました(笑))
AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
早川:ファンの方にはいつも感謝しています。なんで自分なんかを応援してくれるのかなと思うんですが、これからも一生懸命頑張ってなるべく期待に応えられるようにしたいと思います。これからも、応援よろしくお願いします。
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。