平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!*16日(日)盛岡 第11R『第15回絆カップ』 1200m 17:35発走*
勝ったり負けたりのメンバーで、抜けた存在がいない混戦模様。
メンバー的には10月21日のスプリント特別に近いので、同じような展開になると見ています。
本命はそのレースを勝ったレディブラウン。
もともと末脚に定評のある馬でしたが、この秋はさらに磨きがかかりました。
ヴィーナススプリントでついに初重賞制覇を果たすと、続くスプリント特別も長くいい脚を使って勝利。
今回も前走と同じく快速馬オスカーブレインがいて、他にも先行タイプがいるため、速い流れになると考えます。
そうなればこの馬の出番。今回も決め手勝負での末脚を期待しています。
そのスプリント特別で2着だったのがウラヤ。
この馬も素晴らしい決め手の持ち主で、昨年の絆カップを制しています。
今回も流れが向きそうで、レディブラウンとの末脚比べが楽しみです。
エイシントルペードは先行力のある馬ですが、逃げにこだわらないタイプ。
オスカーブレインはかなりテンが速いので今回も2,3番手の競馬になると思いますが、そこからしぶとい競馬をしてくれるのでは。
同じく先行力のあるロードオブザチェコは先行争いがカギでしょう。
◎5、レディブラウン
〇2、ウラヤ
▲8、エイシントルペード
△1、ロードオブザチェコ

*13日(木)名古屋 第11R『第66回東海菊花賞』 2000m 20:00発走*
ここはもうシンメデージーがどう勝つか、ということに注目しています。
ダートグレード制覇を目標にしている馬であり、これまでの成績を見ても地方馬同士では抜けた存在。
名古屋との相性も良く、昨年の名古屋大賞典3着、今年の名古屋グランプリ2着と結果を残しています。
秋初戦を一度使って叩き2戦目。来月に同じ舞台で行われる名古屋大賞典にも繋がるような勝ち方を期待します。
そして、吉原寛人騎手にとっては重賞200勝が懸かった1戦。ぜひここで決めて欲しいです!
シンメデージー1強ムードで相手は手広くいきたいところ。
対抗は愛知のマッドルーレット。
昨年のこのレースは4着でしたが、今年に入ってマーチカップとトリトン争覇を制しているように、相当力をつけています。
距離2000mも守備範囲で、この馬も秋初戦を使って2戦目。前走よりさらに状態を上げてきそうです。
4歳馬メイショウタイセツも成長著しい1頭で、トリトン争覇では僅差2着。重賞勝利も近いのではないでしょうか。
この馬も秋初戦を快勝しての2戦目で、今回のメンバーに入ってどこまで戦えるか楽しみです。
前走名古屋2000mを勝利したラジカルバローズ、鋭い決め手があるノットリグレット、末脚が怖いタイセイストラーダ、叩き3戦目のヴィゴーレまで。
◎8、シンメデージー
〇6、マッドルーレット
▲7、メイショウタイセツ
△9、ラジカルバローズ
△11、ノットリグレット
△4、タイセイストラーダ
△10、ヴィゴーレ

*9日(日)金沢 第11R『第73回北國王冠』 2600m 18:15発走*
3連覇中のアンタンスルフレに、長距離戦めっぽう強いケイアイパープル、3歳にしてみちのく大賞典を制したリケアカプチーノ、カイルとヒーローコールの小久保厩舎勢、地元金沢のマンガンなどなど...、注目したい馬の名前をあげたらキリがないほど好メンバーが集結しました。
悩んだ末に本命にしたのは、昨年2着だったケイアイパープル。3走前には今回と同じ2600m戦を圧勝し、改めて長距離適性の高さを示しました。今年9歳ですが大きな衰えは感じませんし、この距離であればやはり強いと思います。
しかも吉原寛人騎手は重賞199勝と、200勝まであと1勝!地元金沢で達成してほしいという気持ちも込めて応援します。
対抗は3連覇中のアンタンスルフレ。
昨年もこのレースの前はひと息のレースが続いていたんですが、なんとなんとレコード勝ち。やっぱりこのコースは圧倒的に相性がいいんですよね。
ここは得意の舞台での替わり身を期待します。
上位2頭は実績重視で選びましたが、3番手は新興勢力からサクラトップキッドに期待しました。
昨年3歳時に北上川大賞典を制して長距離適性は証明済み。
マーキュリーカップでは4着に頑張り、地力の高さも見せました。
前走の白山大賞典では後方から7着という結果でしたが、金沢遠征を経験できたことは大きいと思います。
地元マンガンも怖い存在。
中島騎手が騎乗してからは、序盤に出して行って、これまで以上にいい位置で競馬ができるようになりました。
スタミナがある馬ですから、消耗戦になればこの馬の決め手が活きてきそうです。
2キロの斤量の恩恵があるリケアカプチーノ、名港盃を逃げて圧勝したサンテックス、中10日での出走となるヒーローコールまで。
◎4、ケイアイパープル
〇8、アンタンスルフレ
▲1、サクラトップキッド
△11、マンガン
△10、リケアカプチーノ
△9、サンテックス
△6、ヒーローコール

*6日(木)園田 第11R『第59回楠賞』 1400m 16:05発走*
今年も超好メンバーが揃った楠賞。
南関東からは優駿スプリントを制したハーフブルー、ニューイヤーカップを勝ったホーリーグレイル、雲取賞で3着だったスマイルマンボ、
愛知からはゴールド争覇で古馬を撃破したケイズレーヴ、そして高知からは二冠馬ジュゲムーンという遠征勢に、
地元兵庫からはジュゲムーンの高知三冠を阻止したラピドフィオーレ、重賞で6度の2着があるべラジオドリーム、園田プリンセスカップを勝ったリオンダリーナなどが参戦。
その中で本命にしたのはケイズレーヴです。
現在重賞4連勝中。
それほど大きな馬体ではないですが、勝負根性が強く、長くいい脚が使えるタイプ。
園田は兵庫チャンピオンシップで参戦し、強豪に揉まれながらも5着。馬券圏内を外したのはこの時だけで、まったく底を見せていません。
今回は先行馬が揃ってハイペース必至と見ているので、この馬にはもってこいの展開になりそう。
ここも連勝を期待します!
対抗は地元兵庫のラピドフィオーレ。
高知の2戦はかなり強い競馬を見せてくれました。園田オータムトロフィーでは逃げて2着。
オケマルを相手に積極策で挑み、2着に踏ん張れたことは評価したいです。
久しぶりの1400mですが、重賞を勝っている舞台なので心配はしていません。
3番手はべラジオドリーム。
重賞タイトルこそないものの、高いレベルで力を発揮している馬。
ケイズレーヴとも接戦を演じているし、この距離ももってこいだと思います。
スマイルマンボはダート三冠に挑み、羽田盃は4着。かなり強いメンバーに揉まれ経験を積みました。本来はマイル前後が合いそうですから、距離短縮はプラス材料でしょう。
スピードがあるハーフブルーとホーリーグレイルにも注目しています。
◎4、ケイズレーヴ
〇10、ラピドフィオーレ
▲8、べラジオドリーム
△9、スマイルマンボ
△2、ハーフブルー
△7、ホーリーグレイル

*2日(日)盛岡 第11R『第48回すずらん賞』 1800m 17:35発走*
ここはもうヒロシクンの一強ムードでしょう。
前走の秋初戦は好ダッシュで逃げる形、フジユージーンが早めに追いかけてきましたが並ばせず、突き放して勝利。プラス7キロでの出走で、ひと叩きしてさらに状態が上がってくるのではないでしょうか。
ここも自分の競馬に徹して、強いヒロシクンを期待します。
問題は対抗以下で、相手候補はかなり難しいところ。
重賞実績馬がたくさんいますが、その中でも一発を狙ってスズカゴウケツに注目します。
勝ち星的にはマイルが中心ですが、今回と同じ舞台の1800m戦であるあすなろ賞(2024年)を勝っています。
特に内枠に入った時に本領発揮するイメージで、道中馬群の中でロスなく立ち回れるのが強み。
狭いところからも怯まず突破していく決め手がある馬で、混戦模様の2着争いに浮上してくるのではと考えます。
3番手はノーブルサターン。
11歳となった今年は初戦の赤松杯3着が最高でこれまでのような長くいい脚が見られませんが、超叩き良化型、寒い時期に調子を上げるタイプのため、叩き3戦目の今回は狙い頃ではないでしょうか。
同じ舞台のあすなろ賞(2025年)で悲願の重賞初制覇を果たしたヘリオス、牡馬に混じってもヒケを取らないミニアチュール、快進撃が続くラストマンまで。
◎10、ヒロシクン
〇3、スズカゴウケツ
▲8、ノーブルサターン
△2、ヘリオス
△6、ミニアチュール
△7、ラストマン
