
*15日(月)佐賀 第6R『第36回九州ジュニアチャンピオン』 1400m 18:15発走*
佐賀の2歳戦線を占う上で、毎年重要な一戦となる九州ジュニアチャンピオン。
まだキャリアの浅い2歳馬たちで、これからの成長が楽しみな馬ばかりですが、約1か月後の10月13日にはネクストスター佐賀が行われますから、現状での力関係と1400m適性を見極めたいところです。
本命にしたのはデビューから2連勝中のプレアレジェンド。
900mの新馬戦を勝ち、2走目のアルタイル特別では初の1400mにも上手に対応。
中団から間を上がって行く競馬で、ゴール前は余裕がありましたから、着差以上に強い内容だったと思います。
砂を被っても怯まず、間を割っていけるというのは大きな武器。
飛田愛斗騎手騎乗というのも心強いですし、3連勝を期待しています。
対抗はキャリア1戦のトリトンテソーロ。
デビュー戦は3番手追走から直線で前を捉える競馬で勝利。この1戦しかキャリアがなく、今回は初めての1400mがカギになりますが、スワーヴリチャード産駒でむしろ距離延長は歓迎材料です。
上がりの脚もしっかりしていましたし、鞍上は山口勲騎手。休み明けでも侮れない存在です。
3番手はサキドリトッケン。
中団後方から追い込んで来るタイプですが、前走はスタート直後に挟まれてしまい、ポジションを下げざるを得ませんでした。
それでも2着に追い上げたのは力のある証でしょう。
吉原寛人騎手が騎乗というのも気になるポイントです。
デビュー戦を強い内容で勝ったナッククィーン、デネブ特別ではマークが厳しかったタケノツルギ、アルタイル特別ではいったん先頭に立つ場面もあったモーモーゴールドまで。
◎9、プレアレジェンド
〇8、トリトンテソーロ
▲12、サキドリトッケン
△11、ナッククィーン
△6、タケノツルギ
△4、モーモーゴールド
*14日(日)金沢 第10R『第20回石川テレビ杯』 1400m 17:15発走*
ネクストスター金沢へ向けて大事な一戦です。
本命にしたのはエムティジーク。
新馬、2戦目と2着に甘んじていましたが、3戦目の前走で初勝利!
初めて逃げる形になりましたが、後続をぐんぐんと離して大差の圧勝劇でした。
しかも勝ちタイムは1分29秒6という好タイム。
これは覚醒したのではないでしょうか。
移籍組を迎えての戦いになりますが、先手が取れれば前走の再現があると思います。
対抗は門別からの転入馬エムティブレイド。
デビュー3戦目の前走、ついに初勝利を挙げました。
ここまで短い距離を走って来たので初の1400mがカギですが、2歳レベルの高い門別で揉まれて1つ勝った実績を信頼します。
3番手は大井からの移籍初戦、ソウルシェイキンにしました。
まだ勝っていませんが、(2)(3)と大崩れしていません。
前走の勝ち馬であるドキドキは、大井の重賞『ゴールドジュニア』で2着と活躍しています。
エスポワールシチー産駒で1400mもOK。
初戦からどのくらいやれるか楽しみです。
新馬戦でエムティジークをぶっちぎったリュウノタイタン、前走初勝利を挙げたカミノメノルカ、高橋俊之厩舎×矢野貴之騎手の元高崎コンビで出走するムムターズショコラまで。
◎2、エムティジーク
〇10、エムティブレイド
▲8、ソウルシェイキン
△3、リュウノタイタン
△12、ムムターズショコラ
*7日(日)金沢 第12R『第60回サラブレッド大賞典』 2000m 17:35発走*
いよいよ今日から金沢競馬が再開します!
大雨の被害は甚大で、想像を絶するような災害でしたが...。関係者の皆さんの努力でこの日を迎えたこと、とても嬉しく思います。
最終12レースは3歳重賞『サラブレッド大賞典』。金沢三冠の最終戦です。
重賞実績のある馬はかなり斤量が重いですね。その辺りがポイントになりそうです。
本命にしたのはショウガマッタナシ。
北日本新聞杯、石川優駿と金沢二冠はともに2着。
自分から動いて行くスタイルで、特に石川優駿は負けて強しの印象でした。
今回と同じ57キロを背負った加賀友禅賞は早め先頭から押し切って勝利。
前走は追走でいっぱいになってしまい、早め失速の8着でしたが、高橋俊之調教師のお話では、この馬にとって1700mというのは難しい距離なんだそうです。
前半から1400m並みに速いペースで、道中もよどみない流れになっていくので、追走していくのが厳しいと。
確かに振り返ってみると、初めての1700m戦だった金沢ヤングチャンピオンは1番人気で7着。北日本新聞杯は頑張ったもののクリノチャールズに離されての2着、そして前走の8着と、まったく結果がでていないわけではないものの、安定感抜群のこの馬にとっては珍しく大敗する結果もあります。
2000mの方がペースが落ちつくので追走しやすく、石川優駿のように長くいい脚を使ってくれるのではないでしょうか。
ここは前走からの巻き返しを期待しています!
対抗は58キロを背負うリトルサムシング。
初めての2000mで58キロというのは相当厳しい条件だと思いますが、前走の圧勝ぶりを見るとこなしてくれるのではと期待します。
3番手はゴールドパース。
55キロで出走できる今回は、初重賞制覇のチャンスがありそう。
加賀友禅賞では今回と同じ斤量差でショウガマッタナシとタイム差なしの2着。
ゴールドシップ産駒で距離が延びるのは合いそうです。
石川優駿であっと驚く差し切り勝ちを飾ったビバロジータ。
4コーナーを回った時にもまだ中団でしたが、間を抜けて最後は内を付け抜けるという見事な勝利でしたね。
距離が2000mになるのはもってこいで、最後の末脚が活きる流れになれば怖い1頭です。
石川優駿で3着だったタルバンまで。
◎2、ショウガマッタナシ
〇8、リトルサムシング
▲12、ゴールドパース
△10、ビバロジータ
△3、タルバン
*4日(木)佐賀 第11R『第25回サマーチャンピオン』 1400m 20:00発走*
真夏のハンデ戦で、59キロから52キロまで7キロ差がある斤量です。これまで59キロの馬は勝ったことがないのですが、昨年は60キロだったラプタスが僅差2着だったことを考えると、実績のある斤量を背負う馬にもチャンスはあると思います。
本命にしたのはクロジシジョー。
1200mが中心で1400mがカギにはなりますが、59.5キロまで経験しているので、今回の59キロもなんとかこなしてくれるのではないでしょうか。
前走のNST賞では直線いい脚で伸びて差し切り勝ち。佐賀では3,4コーナーから上がっていかないと間に合わないので、鞍上戸崎圭太騎手が上手くこの馬の末脚を引き出してくれるのではと期待しています。
対抗は昨年の勝ち馬アラジンバローズ。
昨年の54キロから3キロ斤量が増えますが、57キロは背負い慣れた斤量で、定量戦だった佐賀のJBCスプリントでも3着と結果を出しています。
下原騎手曰く「佐賀だと伸び方が違う」ということで、連覇もあるのではないかと思います。
エンペラーワケアも実績馬で59キロの斤量。
小回りコースの克服がポイントですが、高知、浦和と小回り1400m戦を使ってきたのは強みでしょう。鞍上は佐賀にゆかりのある川田将雅騎手で、このコースでどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
3歳馬ハッピーマンは55.5キロでの出走。
1枠1番に入りましたが、馬群を割って来られる馬で、特に不安はなさそうです。
この斤量であれば、古馬と互角に戦えるのでは。
同じく3歳馬のヤマニンチェルキ、53キロで挑めるエコロクラージュ、高知の二冠馬ジュゲムーンまで。
◎5、クロジシジョー
〇7、アラジンバローズ
▲2、エンペラーワケア
△1、ハッピーマン
△9、ヤマニンチェルキ
△8、エコロクラージュ
△4、ジュゲムーン
3連単フォーメーション
5,7-5,7,2-5,7,2,1,9,8,4 20点
*2日(火)盛岡 第10R『第57回不来方賞』 2000m 17:00発走*
今年はJRA所属馬5頭すべてが地方コース初参戦というかなり難解なメンバーとなりました。
本命にしたのはメイショウズイウン。
初勝利は4戦目でしたが、キャリア9戦と経験豊富であり、デビュー戦の4着以外すべて馬券圏内という堅実派。
前走は中団からじわじわ上がって行って、4コーナーから抜群の手応えで抜け出すとそのまま押し切りました。
その前のレースでは逃げて2着だったものの、並ばれてからも食い下がって勝負根性を見せましたし、ユニコーンステークスでは後方から伸びて3着と、多彩なレースぶりで結果を出しています。
今回は初ものづくしにはなりますが、左回りは勝っていますし、鞍上は武豊騎手。
大崩れなく頑張ってくれると期待しています。
対抗はレパードステークスで2着だったルヴァンユニベール。
水が浮くバシャバシャの馬場でしたから、ちょっと参考にしずらいところはありますが、怯むことなく間から伸びてきたレースは今後に繋がると感じます。
しかもプラス10キロで560キロとさらに成長しましたね。
大型でパワータイプだと思うので、盛岡コースは合いそうです。
3番手はナルカミ。
まだキャリア4戦ですがすでに3勝しています。
唯一の負けが左回りということろで若干コースが気にはなりますが、あのレースは序盤の先行争いが厳しく速い流れになったので、ラストの失速は仕方ないかなと。
今回は大外枠に入り、無理に主張することもないでしょうし、揉まれる不安も少ないので、こなしてくれると思っています。
この上記3頭の戦いだと考えていますが、地元リケアカプチーノにも注目しています。
岩手移籍後負けたのはシーソーゲームのみ。そのシーソーゲームは東京ダービーで地方最先着の3着でしたから、レベルの高い戦いでした。
前走のみちのく大賞典ではヒロシクンとの激闘を制してハナ差で勝利。
馬体を併せたデッドヒートを制したことは、大きな財産になるのでは。
このメンバーに入ってどこまで戦えるか楽しみです。
レパードステークスからの巻き返しがありそうなのがロードラビリンス。2走前には逃げたメイショウズイウンを差し切っています。
鳳雛ステークスを勝利したハグまで。
◎11、メイショウズイウン
〇5、ルヴァンユニベール
▲12、ナルカミ
△10、リケアカプチーノ
△8、ロードラビリンス
△7、ハグ
3連単フォーメーション
11,5,12-11,5,12-11,5,12,10,8,7 24点