今年のJBCも盛り上がりましたね!
特にレディスクラシックでは10年ぶりに地方所属馬が勝利し、場内大フィーバー。
熱いレースを見せてくれた関係者コメントをお伝えします。
【JBCレディスクラシック】
1着:ララベル
真島大輔騎手
「ずっとコンビを組ませてもらって、想い入れの強い馬なので、GIを勝つことができてとても嬉しいです。
どういうレースをするかは特に決めていなくて、スタートしてからララベルのリズムで行こうと思っていました。
直線自分の技術のなさで接触してしまい、迷惑を掛けてしまって大変申し訳なかったです。
ララベルは本当にがんばってくれました。勝負根性のある馬で、強い馬たちと戦ってもヒケを取らない競馬をしてくれます。
本当に本当に頭が下がります」
荒山勝徳調教師
「嬉しいです。胸がいっぱいです...
常にいい状態でレースに使える馬ではなくて、絶好調とはいえない中で、本当にがんばってくれました。
レースは真島騎手に任せていて、『ララベルと一緒にデカいところを獲ろう』と話していました。
直線は冷静に見ていられなかったです。
本当にこれまで万全の状態で使えたことがないんですけど、常に一生懸命走ってくれる馬で、
ここまで無事に来てくれて、しかも大きいところを獲ってくれて...最高の馬です!
来年の引退は決まっているので、このまま引退するのか、もう1,2回走るのかはオーナーと相談します」
荒山調教師は大粒の涙を流しながらの勝利インタビューで、本当に感動的でした。
ララベルの走りがもう一度見られるのか気になるところですが、今はとにかくゆっくりと休んで欲しいです。
2着:プリンシアコメータ
武豊騎手
「惜しかったです。
スタートが良ければ行こうと思っていて、前半いいペースで入ることができました。
3コーナーでまだ手ごたえがあったし、最後も盛り返してくれたんですけど...
着差が着差(アタマ)だけに、残念です。
でも初めてのダートで、このメンバー相手によくがんばってくれました」
最後の直線は真島騎手のコメントにもあったように、かなり厳しく接触する結果となりました。
それでも食い下がったプリンシアコメータの走りに脱帽するとともに、レース後の武豊騎手の紳士的な振舞にも脱帽です!!
3着:ラインハート
笹川翼騎手
「一瞬勝つかと思うような切れ味でした。
移籍初戦でレースは初めてでしたが、調教には毎日乗せてもらって、追い切りもいい時計で動いていたのでいいレースができるかもしれないと期待していました。
それでも、こちらの期待以上にがんばってくれましたね。
上手く折り合えればすごく切れる馬なので、これからも楽しみです」
5着:アンジュデジール
横山典弘騎手
「躓いたにしてもちょっと...。
う~ん、この馬には今日の馬場はきつかったのかもしれないです。
今日は負けてしまったけれど、まだ3歳。この次またがんばります」
11着:ホワイトフーガ
蛯名正義騎手
「行きっぷりは良かったし、道中は掛かり気味のところもあったんですけど。
それにしても...
距離が長いのが、ちょっとしんどくなってきているのかもしれないです。喉の影響があるのかもしれません」
【JBCスプリント】
1着:ニシケンモノノフ
横山典弘騎手
「嬉しいです。この馬とは何度も組ませてもらって、いい馬だと思っていました。
スピードがあるので行けたら行こうと思っていましたが、速い馬がいたので控えました。思った通りのレースをすることができましたね。
出来も良かったし、返し馬で止めるのに苦労しました。
直線は最初に狙っていた進路が狭くて馬がちょっと躊躇したんですけど、切り返したらいい脚で伸びてくれました。
2歳で門別でデビューしてからずっと一線級でがんばっていて、本当に頭が下がります」
庄野靖志調教師
「去年からずっと目標にしていたレースだったので、とても嬉しいです。
レースは横山騎手に全部お任せしていました。
3,4コーナーで手ごたえあるなと思ったんですけど、直線は前が詰まっている感じで『ノリさんお願い!』と思っていました。
抜ける時は勢いがありましたね。
このあとのことはちょっとまだ考えていないです。
元気いっぱいなので、来年以降も現役続行する予定です。
1200~1400を中心に考えているんですけど、なかなか使うレースがないんですよね。ドバイなども視野に、これから考えます」
2着:コパノリッキー
森泰斗騎手
「先生からもスタート遅れるかもとは言われていたんですけど、出遅れてしまいました...
1200mで流れの違いに戸惑ったところもあったかもしれません。
結果論ですが、ムリに上がって行かないでじっとしていた方が良かったかもしれません。
でも際どいところまで来てくれて、よくがんばってくれました」
3着:ブルドッグボス
内田博幸騎手
「厳しい...
もう少し前に行ければ良かったです。差のない競馬だったんですけど」
5着:キタサンミカヅキ
繁田健一騎手
「もう少しペースが流れてくれたら...
この馬も差して来ているんですけど、もう少し流れるイメージでした」
【JBCクラシック】
1着:サウンドトゥルー
大野拓弥騎手
「JBCは3度目の挑戦で、善戦が続いていたので勝ってくれて嬉しいです。
ウイニングランでは馬も堂々としてくれましたし、たくさんのファンの方々に温かい声援をいただいて嬉しかったです。
レースはこの馬のリズムを守ろうと思っていて、離れて行ったけど慌てないようにしました。
直線では今日はしっかり手前を替えてくれたし、よく伸びてくれて気持ちよかったです」
高木登調教師
「欲しいタイトルの一つだったので、勝ててホッとしました。
前走も休み明けの割に状態が良かったですし、今回も自信を持っていました。
もう少し前に付けるかなと思っていたんですけど、流れてくれていい展開でした。
7歳なんですけど、まだ成長の余地があると感じています。
この後はチャンピオンズカップ、東京大賞典とGI戦線が続くので、次もがんばります」
2着:ケイティブレイブ
福永祐一騎手
「返し馬で感触が良かったですし、1,2コーナーであの形になった時に行けるなという手ごたえがありました。
最後までしっかり走ってくれたし、もう少しでしたね。
こういうレースをずっとしたかったんですけど、だいぶ流れに対応したレースができるようになりました」
3着:ミツバ
松山弘平騎手
「力のある馬なんですけど、少し気難しいところがあるので、なんとか集中力を切らさないようにと考えていました。
前々のポジションから、最後まで真面目に走ってくれましたね。最後も差し返すそぶりを見せてくれました」
4着:アウォーディー
武豊騎手
「状態はすごく良かったですし、道中の走りも久しぶりにいい時の走りだったんですけど。
う~ん...、左回りの方がより力を発揮できると思うので、次巻き返したいです」
8着:アポロケンタッキー
内田博幸騎手
「内に入れて徐々に上がって行こうと思ったんですけど、あんまり行く気がなかったです。
後手後手の競馬になってしまいましたが、それにしても負け過ぎで...」
悲喜こもごも、といった関係者のコメントでした。
来年のJBCは初のJRA京都開催!
どんなレースが見られるのか、今から楽しみです♪