*19日(日)水沢 第11R『ダービーグランプリ』 2000m 15:55発走*
ここは高知優駿&西日本ダービーを制しているフリビオンが圧倒的でしょう。
現在驚異の9連勝中。
9月からそれまで主戦騎手だった中西達也氏が調教師として開業し所属へ。
厩舎としても初出走だった珊瑚冠賞は、初の古馬相手でも自分の競馬に徹し、3馬身突き抜けました。
さらに、馬にとっても厩舎にとっても初遠征だった佐賀の西日本ダービー。
先行有利な佐賀で、道中はさすがに間に合わないか...と思ってしまいましたが、直線きっちり伸びて終わってみれば強かった。
今回はさらに長距離輸送になりますが、一度輸送を経験したことは大きいし、そこでしっかり結果を出して自信になったのでは。
距離は長い方がいいということで2000mもばっちり。
エンジンの掛かりがゆっくりなので、小回りだとハラハラしますが、この馬の末脚を信じます。
対するは地元岩手のベンテンコゾウ。
岩手所属ながら門別の三冠を目指し、惜しくも三冠目で敗れましたが北斗盃、北海優駿と二冠を達成しました。
前走は休み明け&初の古馬でしたが、2番手から圧倒的な力でねじ伏せました。
地元水沢所属というのも大きなアドバンテージがあります。
ただ一つの不安材料は2000m。
2000mの北海優駿を勝っているとはいえ、あの時は馬場が軽くなって足抜きのいい馬場になったことで助けられたと菅原調教師。
ベストはマイル辺りということで、今回は対抗にしました。
この2頭の力が抜けていて、3番手以下は混戦模様。
王冠賞でベンテンコゾウを負かしたスーパーステションとストーンリバーに注目。
まずスーパーステション。
王冠賞を勝つまではそれほど評価は高くなかったものの、その王冠賞を2番手から早め先頭で7馬身千切る圧勝。
その後3戦は古馬と戦って、まったく危なげない走りで連勝。
ただ、ベンテンコゾウとの比較で言うと、岩手から門別三冠を目指し何度も長距離輸送をしたベンテンコゾウと、三冠目の王冠賞のみ参戦、しかも地元というアドバンテージがあったと思います。
ストーンリバーはタイトルはないものの、北斗盃2着、王冠賞2着と堅実。
しかも王冠賞後の古馬との戦いは、スーパーステションよりも上の格付けで強いメンバーと戦っています。
持っている能力で言えば、こちらの方が上ではないかと感じます。
ムーンファーストはMRO金賞を逃げ切った馬ですが、その後逃げなくてもしっかりと結果を出せるようになりました。
前走の西日本ダービーでも好位から早め先頭で見せ場を作ったし、小回りの水沢は合っていると思います。
◎1、フリビオン
〇5、ベンテンコゾウ
▲4、ストーンリバー
△11、スーパーステション
△12、ムーンファースト