11月8日(日)名古屋の木之前葵騎手が、アブダビで行われた ファティマ・ビント・ムバラク妃殿下主催の「レディースワールドチャンピオンシップ ファイナル」に出場しました!
5月にイギリスで行われた第8戦を見事勝利し、今回のファイナルに出場した木之前騎手。2度目の海外遠征について、早速お話を伺いました。
赤見:アブダビ遠征、お疲れ様でした!また一つすごい経験を重ねましたね。
木之前:ありがとうございます。本当にいい経験になりました。
初めてのアブダビだったんですけど、もうアラビアっぽい雰囲気の建物がズラーっと並んでいて感動しました。
ギリギリまで日本で競馬があったので、パーティーには出られなかったんですけど、セレモニーには間に合いました。
エスコートキッズっていう女の子たちが、手を繋いで誘導してくれたんですけど、何度か馬に乗ったことがあるとか、通訳さんを通して少しお話ができて楽しかったです。
赤見:他の国の女性ジョッキーたちはいかがでしたか?
木之前:みなさん体つきがよくて、見た目から強そうな感じで。すごくオーラがある方がいて圧倒されてしまいました。
イギリスで経験させてもらっていましたが、レースにも上手く活かせませんでした。
赤見: 今回は初の芝でしたね。
木之前:はい!念願の芝でのレースでした。でも日本の芝ほどキレイに整備されている感じではなくて、乗った感覚はダートとそれほど変わらないかなと思いました。
今回は全員斤量が62キロと重かったんですけど、わたしが騎乗した馬は小柄で斤量が響いたような走りをしていました。
後ろから後ろのままの競馬で、レースに参加できなかったのは悔しいです。
赤見:イギリス遠征後はここを大きな目標にしていましたから、無事に終わってホッとしているのでは?
木之前:そうですね。すごく楽しみにしていた遠征で、今回は両親と姉も一緒に行ったんですよ。前回は母だけだったので、なんだか父が一番喜んでいたようでした(笑)。
でも、レースでいいところを見せることが出来なかったので、いつかまた遠征に行きたいです!
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
木之前:今年は通算100勝を達成できたし、目標にしていた年間50勝も達成することが出来ました。所属の錦見先生はじめ、周りの方々に助けていただいたお蔭です。本当に感謝しています。
まだ今年は終わっていないですが、来年以降もこの勢いが続くように、これからも努力していきます!