19日の川崎競馬場では、真夏のマイル戦『スパーキングサマーカップ』が行われました!
1番人気となったのはケイアイレオーネ。
兵庫ジュニアグランプリを圧勝し、ジャパンダートダービー3着、シリウスステークスも制した実績馬で、移籍2戦目となったこのレースでは断然の人気を集めました。
レースは移籍初戦のブルーチッパーが逃げ、早い段階でケイアイレオーネと一騎打ちに。
4コーナーを回った辺りでケイアイレオーネに飲み込まれるように見えましたが、直線もう一度差し返し、ゴール板まで激しい叩き合いが続きました。
どちらが勝ったのか見た目にはわからないほどの接戦で、写真判定の結果ハナ差でブルーチッパーが勝利!
初の重賞制覇を果たしました☆
写真提供:川崎競馬
真島大輔騎手
「初めて騎乗しましたが、あえてこれまでの情報は入れず、感じたまま乗りました。
返し馬ですごく雰囲気がよかったですし、スタートも速くて楽に先手を奪うことができました。
的場さんとの叩き合いになり、的場さんはあの年齢でものすごい迫力なので、僕も負けていられないと必死に追いました。
一度ケイアイに前に出られましたが、そこから勝負根性を発揮してよく差し返してくれましたね。
これから大井の顔になってくれる馬だと思います。
まだまだ良くなる余地があるので、一緒にがんばります」
荒山勝徳調教師
「早めにケイアイに並ばれて厳しい展開で、4コーナー辺りでは『なんとか2着を...』と思っていましたが、そこから本当によく粘ってくれました。
勝ててとても嬉しいです。
女馬特有の難しさのある馬で、ご飯を食べさせるのに苦労しているんですが、担当厩務員さんがいろいろ工夫してくれているお蔭でいい状態で出走させることができました。
それでも、まだまだ良くなる部分はあるのでこれからが楽しみですね。
これだけの実績馬を移籍させてくれたオーナーに感謝していますし、恩返ししたいです。
このあとは馬の様子次第ですが、大井のレディスプレリュードとJBCレディスクラシックを目標にしています。
中央時代はタイトルを獲ることができなかったけれど、これからは地方代表として中央勢と戦って、勝って行きたいですね」
新たな地方のスター誕生ということで、秋の牝馬ダートグレード戦線が楽しみになりました♪
対して、追い比べで負けた的場文男騎手はかなり悔しそうでした。
的場文男騎手
「あの展開で競り負けてしまうとは...。
期待している馬だけに、ちょっとガッカリです。
でもまだ移籍2戦目ですし、これからがんばって欲しいですね」
ケイアイレオーネも素晴らしい力を持った馬ですから、次こそは地方での初勝利を期待しています!!