オータムセール3日間、無事に終了しました!
初日2日目はだいぶ値段が上がった馬が多かったし、サマーセール後の登録となった3日目も、たくさんの馬たちが売れた印象でした。
3日間を通しての成績は、売却率62.02%。昨年の57.16%から、4.86%の上昇です。
平均額は多少下がっていますが、それでもこの売却率は、生産界にとって明るい光と言っていいのではないでしょうか。
なぜ、売れるようになったのか。
牧場関係者や農協関係者にお話を伺い、現場の雰囲気を見ていると、
「新しい馬主」と「地方関係者の購買欲」
この2つが大きいのではないかと思います。
「新しい馬主」に関しては、社会で成功して競走馬を買いたいという流れが再び増えているのではないでしょうか。
馬主資格の改正もありましたし、経済のことはよくわかりませんが、世にいうアベノミクスの効果なのかな?と個人的には思いました。
そして、「地方関係者の購買欲」。
ここ何年か、地方競馬の売上の下げ止まりが見えず、新馬を買うよりも中央未勝利で勝負したい...という流れになっていました。
でも、JRAとの相互協力が頻繁になり、馬券の売り上げが好調となった今、再び新馬を買う意欲が戻って来たようです。
リスクの高い新馬で勝負し続けるためには、やはり勝った時のリターン、賞金額の増額が必須になってくると思います。
このいい流れを止めないためにも、新馬戦や2歳戦の賞金に重きを置くような改革が行われて欲しいなと思います。
それでは、2日目以降に登場した気になる馬たちをご紹介します。
303:ブリリアントクランの2013
父:マンハッタンカフェ
母:ブリリアントクラン
生産牧場:矢野牧場 ♀
購買価格:1000万円 購買者:朝川皓司
たくさんの方から熱視線を注がれた、マンハッタンカフェの牝馬です。
母系にはなんと、あのウインドインハーヘアがいる、超良血馬。
どんな成長を見せてくれるか楽しみですね♪
400:アズライトの2013
父:ハービンジャー
母:アズライト
生産牧場:新冠橋本牧場 ♂
購買価格:500万円 購買者:岡浩二
今年産駒デビューの新種牡馬、ハービンジャー産駒の男の子です。
すでにJRAで9頭が勝ち上がり、これからさらなる活躍が期待出来そうですね!
432:オグリロマンス25
父:カネヒキリ
母:オグリロマンス
生産牧場:ヤマタケ牧場 ♀
購買価格:310万円 購買者:矢野悦三
お祖母ちゃんは、あのオグリローマンです!!!
しかも芦毛の牝馬!
父カネヒキリということで、ダート系で活躍してくれるんじゃないでしょうか♪
438:レチャーダ2013
父:ワークフォース
母:レチャーダ
生産牧場:ノーザンファーム ♀
購買価格:550万円 購買者:尾上松壽
この世代が初年度産駒となる、ワークフォースの女の子。
近親にはディアデラノビアがいる血統です。
2010年の凱旋門賞&イギリスダービーを制した父ですから、子どもたちがどんな風に血を受け継ぐのか楽しみです♪
463:オスカルフランソワ2013
父:シンボリクリスエス
母:オスカルフランソワ
生産牧場:藤原牧場 ♀
購買価格:450万円 購買者:遠藤善松
東海で活躍したオスカルフランソワの娘ちゃん。
父シンボリクリスエスということで、黒光りする立派な体が一際目を引いていました!