名古屋の川西調教師が、1000勝を達成しました!
3052戦目にしての1000勝ですから、単純計算で3回に1回勝利しているものすごい勝率です。
区切りの勝利を果たした川西調教師に、今後の目標をお聞きしました。
赤見:おめでとうございます!ここまで勝てる要因というのは何ですか?
川西:ありがとうございます。勝てる要因?う~ん、難しいこと聞くねぇ。
まぁ、勝てる要因ではないけど、ポリシーとしては『馬は動かせ』ですね。トレーニングだけじゃなくて色々。すべての面でそう思ってます。特に、準備運動と整理運動は丁寧に長くやってますね。その辺りはスタッフがすごく頑張ってくれてますよ。
赤見:川西厩舎一丸となって?
川西:そうですね。やっぱり、ただ馬主さんから預かるだけではダメですから。僕はもちろんですけど、スタッフ一人一人がただ馬と接するんじゃなくて、どうすれば勝てるのかっていうことを常に考えてますね。そういう意識は高いですよ。僕はいつも、どうやったら走らせることが出来るのか、想像というか妄想しながら暮らしてます(笑)。
赤見:では、具体的に馬たちのお話をお聞きしたいんですけど、ピッチシフターは明日『秋桜賞』出走ですね。
川西:さすがにね、前走の佐賀でのレースで疲れたみたいで、乗り出しが多少遅れたんですよ。だから、絶好調とまではいかないんですけど。でも地力が違いますから、頑張ってくれるんじゃないかと期待しています。去年もかなり強いレースをしてくれましたから。
赤見:ワールドエンドはいかがですか?
川西:今は休養に出てます。放牧中ですね。
実は、夏負けが思ってた以上にひどくて。『習志野きらっとスプリント』の大敗も、そこが大きかったと思います。今回はゆっくり休ませて、帰厩は10月過ぎくらいを考えています。
赤見:クリスタルボーイはいかがですか?
川西:今はハナにこだわらなくていいし、自在に動けるようになって、レースの幅が広がりました。これからはもっと強い相手でも戦えると思っています。一応、『東京盃』に登録しましたけど、これからオーナーと相談して、メンバー次第という感じになりますね。掲示板に載れそうなチャンスがあれば、挑戦したいです。
赤見:今後の目標というのは?
川西:前から言ってますけど、年間収得金1億円が目標です。
やっぱりね、何勝したという数字というのももちろん大事なんですけど、それは地元でのことじゃないですか。それだけじゃなくて、ただ勝つだけじゃなくて、内容がすごく大事だと思うので。
赤見:南関東以外の競馬場だと、1億円というのはなかなか難しい数字ですよね。
川西:そうなんです。ダートグレード1つ勝たないとキツイでしょうね。
今年はちょっと難しいかもしれないですけど、夢は持ち続けていたいです。馬たちもスタッフも頑張ってくれてますし、いつか絶対に達成したいです!