地方競馬最大の祭典JBCへと続く、『日本テレビ盃』。
今年のメンバーを見てみると、王者降臨というよりは、ここから新たな王者が生まれるといった印象です。
*26日船橋 10R『日本テレビ盃』 1800m 16:15発走*
注目はやはり、2連勝中の【ソリタリーキング】。
あの【ヴァーミリアン】の弟ということで早くから注目されていましたが、前走で初タイトルを奪取して、いよいよダートの頂点へ向けて階段を上り出しました。
その前走『東海ステークス』では、好位につけて勝負所は間を割る形で伸びて来ました。
すでにダートグレードで活躍している【ニホンピロアワーズ】を捉えての勝利というのも、力を計る上で大きいですね。
ただひとつ気になるのが、地方場所初挑戦ということ。
前走もそうですが、けっこう押して行かないと前に行けないし、勝負所でグイっと伸びるというよりは、直線で前を捉えるレースぶり。
小回りの船橋の場合、向正面から気合いをつけて、3,4コーナーはトップスピードで入って行けないとちょっと厳しいのです。
能力的には十分ですが、小回り経験という一点を考慮して対抗にします。
本命は船橋で勝った経験もある【ランフォルセ】。
ものすごく入れ込むと力を出し切るのが難しいので、当日の気配は重要ですが。
昔に比べるとだいぶ落ち着いてきたし、とにかくスタートが上手になったことが大きなポイント。
『かしわ記念』や『帝王賞』では上位の馬に離されましたが、自分の競馬が出来れば強い馬です。
今回、ペース的にはそこまで速くならないだろうし、人気馬の中ではこの馬が一番前にいて展開を引っ張る存在になりそう。
『ダイオライト記念』のようなレースを期待しています。
もう1頭、初の地方登場なのが【サイレントメロディ】。
目の覚めるような末脚で、『マーチステークス』を制した実力馬です。
ただやっぱり、後ろから行くのがかなり気になる...。
鞍上戸崎騎手ですから、早め早めの競馬は見せてくれるでしょうが、それでもやっぱり気になるところです。
『オーバルスプリント』では4着に負けた【ダイショウジェット】は、超大型馬だけに一度使った効果は大きいでしょう。
安定して力を発揮してくれるし、このメンバーに入っても上位争いをしてくれそうです。
◎8、ランフォルセ
〇9、ソリタリーキング
▲3、サイレントメロディ
△7、ダイショウジェット
☆11、マグニフィカ