川崎競馬場で、『第10回佐々木竹見カップ』が行われました!
今年の出場騎手は、
・村上 忍騎手(岩手)
・繁田健一騎手(浦和)
・戸崎圭太騎手(大井)
・坂井英光騎手(大井)
・森 泰斗騎手(船橋)
・今野忠成騎手(川崎)
・杉村一樹騎手(川崎)
・岡部 誠騎手(愛知)
・川原正一騎手(兵庫)
・吉原寛人騎手(金沢)
・赤岡修次騎手(高知)
・山口 勲騎手(佐賀)
・蛯名正義騎手(JRA)
・岩田誠成騎手(JRA)
の14名です!
第1戦の『マイスターチャレンジ』は、村上忍騎手がハナを切って、山口騎手が馬体を併せて2番手、杉村騎手と蛯名騎手が好位に続いて、その直後に1番人気の森泰斗騎手が控える展開に。
3コーナー手前から、蛯名騎手がジワッと前を捉えにかかって、その外から森騎手が楽な手ごたえで上がって行きます。
直線を向いて森騎手が先頭へ、2番手争いは前にいた馬たちと後ろから来た馬たちが横一線に並んで大混戦。
1着は早め先頭から押し切った森騎手、2着は追い上げた坂井騎手、そして最後方から追い込んで来た赤岡騎手が3着でした。
1着:森泰斗騎手
「とてもいい馬に乗せていただいて、勝てて良かったです。
ただ、予想していたよりもキツイ展開になりました。本当に馬が強かったですね。
これだけのジョッキーが揃った中で、勝つことが出来て嬉しいです!
優勝狙ってます!!」
1番人気馬に騎乗して、きちんと結果を出す...普段一緒に乗っていないジョッキーたちが集まるジョッキーレースでは、本当に難しいことです。
私が言うのもナンですが...
最近の森泰斗騎手は、風格が出たというか自信がみなぎっていて、それが馬にも伝わっている気がします。
名実ともに、完全にトップジョッキーの仲間入りを果たしたんですね!!
2戦目の『ヴィクトリーチャレンジ』は、2100mの戦い。
好スタートから馬なりで戸崎騎手がハナ、坂井騎手吉原騎手が続いて、1番人気村上騎手はちょっとかかり気味に下げました。
道中は淡々と進んで、レースが動いたのは2周目の向正面。
吉原騎手の馬がバツグンの手ごたえで上がって、先頭の戸崎騎手に並びかけますが、3,4コーナーでは吉原騎手の後ろにいた繁田騎手がペースアップ、吉原騎手を捉えて2番手に進出。
直線は戸崎騎手がリードを広げて逃げ切り勝ち、2着は追い上げて来た繁田騎手、3着はロスなく立ち回った山口勲騎手でした。
1着:戸崎圭太騎手
「最初から逃げようと思ってたわけではなく、スタートしてから決めようと思ってました。
気持ちよく走れたし、強かったですね。本当にいい馬に乗せてもらいました」
この結果を受けて、総合順位はこちら↓
1位:繁田健一騎手 65P
2位:戸崎圭太騎手 56P
3位:森泰斗騎手 54P
4位:吉原寛人騎手 49P
5位:赤岡修次騎手 41P
6位:坂井英光騎手 41P
7位:山口勲騎手 38P
8位:杉村一樹騎手 26P
9位:岩田誠成騎手 25P
10位:村上忍騎手 18P
11位:岡部誠騎手 18P
12位:川原正一騎手 18P
13位:蛯名正義騎手 15P
14位:今野忠成騎手 10P
優勝は、浦和の繁田健一騎手!
1戦目は6番人気で4着、2戦目は10番人気で2着。
人気薄の馬を堅実に上位に導きました。
「運が良かったですね。
2戦目で2着になった時は、優勝は俺かなって思いました(笑)。
優勝出来てとても嬉しいです」
これだけの名ジョッキーが揃った中での優勝、我が同期ながらアッパレです☆
センター時代から本当にストイックで、いつでもどこでも追う仕草を練習していた繁田騎手。
「赤見ちゃんもやらなきゃダメだ!」と、唯一の自由時間に無理やり体育館に連れて行かれて、地獄の木馬特訓をさせられたこと...、今ではいい想い出です(笑)。
68期の繁田騎手が優勝、一つ上の67期の戸崎騎手&森騎手が上位を占めたことで、改めて地方競馬の世代交代の波を感じました。
そして、地方競馬教養センターの候補生たちも駆けつけましたよ!
なんと90期!!!フレッシュですねぇ~
今年3月に卒業して、4月にデビュー予定。
この中から、何年後かの佐々木竹見カップに出場するジョッキーが現れるかもしれませんね!
ちなみに、この日の蛯名騎手は、オリジナルの勝負服を纏って参戦しました。
珍しいカラーだな、と思ったら、この勝負服はサンデーサイレンスが現役で戦ってた時の勝負服デザインなんだそうです。
「強そうに見えるかなとおもって(笑)」
と、笑顔で仰ってました♪
佐々木竹見カップでは、JRAジョッキーのオリジナル勝負服も楽しみのひとつですね!
今年も盛りだくさんだった、『第10回佐々木竹見カップ』。
改めて、竹見さんの偉大さを感じると共に、各地のトップジョッキーたちが楽しんで騎乗している姿が印象的でした。