今年の『霧島賞』は、1番人気【メモリアルイヤー】が勝利しました!
初のダート、初の荒尾という条件を克服し、見事逃げ切り勝ち☆
スタートをしっかり決めてハナに立つと、終始危なげない様子で進み、昨年の覇者【テイエムヨカドー】の猛追を凌いで九州産馬の頂点に立ちました。
川田将雅騎手
「荒尾での騎乗は初めてでしたが、返し馬で内が深いと感じたので内を開けて乗りました。初めてのダートでしたが上手にこなしてくれたし、最後まで頑張ってくれましたね。
僕自身、荒尾は子供の頃から来ていた競馬場で愛着もあるので、勝てて嬉しいです」
村山明調教師
「3コーナー辺りでは物見をしていたようで、川田騎手の手が動いていましたが、初めてのコースで力を見せてくれましたね。」
装鞍所では、村山調教師がつきっきりで自分の手で扇いで風を送っている姿がとても印象的でした。
「普段は大人しいんですけど、何かあると一気にテンションが上がってしまうんです。初めての場所だったし、装鞍所まで馬場の近くを通って来るので、少しテンションが上がってだいぶ汗をかいていました。
でも、しばらくしたら汗も引いて、落ち着きを取り戻してくれましたね。
まだ幼い面はありますが、今日でダートも距離も克服してくれたので、今後の選択肢が広がりました。
芝ももっと試したいし、少し夏休みをさせてから、次はどこを使うかじっくり考えます」
まだ3歳の牝馬ですから、これからどんな成長を見せてくれるか楽しみですね♪
2着は【テイエムヨカドー】。
森泰斗騎手
「理想は2,3番手だったんですけど、思ったより前に行けませんでした。
でも4頭くらい行っててペースが流れたんで、展開は悪くなかったです。
4コーナーは外を回りたくなかったので内から行きましたが、先行有利の馬場の中、よく追い込んでくれました。
今日は底力を見せてくれましたね」
3着は【ミゲール】。
7番人気と人気薄でしたが、川須騎手の積極的な騎乗に導かれて、3着に粘りこみました。
『霧島賞』で盛り上がった荒尾競馬場でしたが、次の日の朝、廃止報道がありました。
経営再建を断念し、今年度限りで廃止するという提案をする、というものです。
来月の議会で審議されるということですが、前向きな話し合いになることを期待しています。
これ以上、競馬場が無くなって欲しくないです。