大井競馬場で行われた、3歳ダート王決定戦『ジャパンダートダービー』。
今年は注目馬も多く、激戦が期待さた中、勝ったのは1番人気【グレープブランデー】でした。
【エーシンブラン】【ピュアオパール】【ベストマイヒーロー】の3頭が飛ばす展開の中、少し離れた4番手に付けて、勝負所では馬なりで上がって行きました。
直線に入ると早々に先頭に立って、追い上げる【ボレアス】【クラーベセクレタ】の猛追を凌いでの勝利!!
横山典弘騎手
「嬉しいですね。
この前はスタートが良くなかったので、そこだけ気をつけていました。今日は上手に出ることが出来て、本来のこの馬のレースが出来ましたね。
まだ若い馬だし、初めての場所ということで気をつけましたが、コースや距離はパワー型なんで心配してなかったです。
直線では接戦になりましたけど、1頭だとフワフワするところがあって、併せる形ならどこまでも伸びていく手応えがあったから、ヒヤヒヤしなかったです。
このまま無事に経験積んでくれれば、すごく楽しみですね」
安田隆行調教師
「勝てて興奮しています。全身で喜びを感じてますね。
前回の東京では、着いてからカイバを食べなかったので、今回は栗東である程度余裕を持って体を作って来ました。
レースは、前3頭が引っ張る形で理想的に流れて、最後ちょっとヒヤヒヤしたけど、脚色が違いましたね。
今後のことは、放牧してからじっくり考えます。
トランセンドのライバルになりそうですね」
世界の舞台で活躍する【トランセンド】のライバルとは...相当高いポテンシャルを持っているんですね。
今後が本当に楽しみです!!
2着は4番人気【ボレアス】。
武豊騎手
「惜しかった~。悔しいわ。上手くいったんだけどね。
あと一歩だったけど、乗り味がすごくいい馬。将来性あるわ」
と、悔しさを滲ませながらも褒めていました。
【グレープブランデー】をアタマ差まで追い詰めましたからね。
3着は、2番人気【クラーベセクレタ】。
単勝人気では、【グレープブランデー】と同じ2,3倍に支持されました。
牝馬ながら堂々のレースぶりでしたが、ちょっと届かず...
戸崎圭太騎手
「前走より気が入っていたし、状態は良かったです。
悔しい気持ちもあるけど...、馬も頑張ってくれたので。
もう少しパワーが付いてくれば、さらによくなりそうですね」
岩手から遠征して来た【ベストマイヒーロー】は13着。
1コーナーで少し掛かっていましたが、前に行けたことは収穫ではないでしょうか。
菅原勲騎手
「速いペースも初めてだったし、砂を被ったのも初めて。
今日は仕方ないよね。でも、この経験でもっと良くなりますよ」
と話してくれました。
昨年の【ロックハンドスター】も、南関東遠征を経てパワーアップしましたし、今後の成長に注目しています。