昨日から始まった中央競馬開催では、レース前に黙祷が捧げられ、喪章を着けての騎乗、騎手による募金活動も実施されました。
福島競馬場では早くから被災者の受け入れを行っていましたが、金曜日からは群馬県にある伊勢崎オートレース場でも受け入れが開始となりました。
伊勢崎オート、被災者受け入れ
この困難を、公営競技一丸となり、力を合わせて少しでも被災地の力になれますように...
引き続き、関係者からのメッセージを掲載します。
ばんえい・藤本匠騎手
『被災されました方々に、心からお見舞い申し上げます。
ばんえいは13日(日)から開催したんですが、関係者には東北出身者も多く、正直とても複雑な気持ちでした。
あまりにもことが重大過ぎて、競馬をしていてもいいものか葛藤がありましたが、喪章を着け、哀悼の意を表しながら騎乗しました。
募金活動や義援金など、今出来ることを精一杯やろうと考えていますし、長い目で見て支援が出来るよう、主催者とも話し合いを重ねています。
被災された方々のこと、とても人事とは思えません。
状況が悲惨過ぎて、テレビを見ていて涙が出て来ます。
みんなで力を合わせ、1日でも早く復興出来るよう協力していきます。』
北海道・角川秀樹調教師
『被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
相手は自然...報道を見ていて、被害の大きさにただただ圧倒されています。
まだ寒さも厳しいですし、少しでも早く、皆さんが暖かい場所で十分な食事が取れるよう願っています。
いつ自分が同じ立場になるかわかりませんし、こういう時こそ助け合いの気持ちを大事にしたいです。』
愛知・岡部誠騎手
『被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
僕は競馬の世界で働いている人間として、今自分に出来ることを精一杯して行こうと思います。
騎手会で話し合い、21日(月)からの名古屋開催でも、レース前には黙祷を捧げ、最終レース前には騎手が募金を呼びかける予定です。
一人一人の力は小さいですが、皆が協力すれば大きな力になると信じて。喪章を着けて、レースに挑みます。』
愛知・宮下瞳騎手(現在は釜山で騎乗中)
『被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
韓国でも連日大きく報道され、とても心配しています。
まるで日本ではないような映像に、ただただ驚いている現状です。
少しでも、義援金などで力になりたいです。
何も出来ない自分がもどかしいですが、1日も早く復興出来ることを祈っております。』
内田利雄騎手(現在は釜山で騎乗中)
『被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
こちら韓国でも、1日中ニュースで報道され、心を痛めております。原発問題についても、とても心配です。
僕らは競馬が仕事なので、それをやらないことには支援することも難しくなってしまいます。この未曾有の災害の中、開催に関しては難しい問題ですが、少しでも被災された方の手助けになりたいと思っています。
1日でも早い被災地の復興を願い、また、力になれるよう努力します。』
荒尾・吉田隆二騎手
『何と言ったらいいのか...言葉がみつかりません。
今、自分たちに出来ることは、募金を集めることしか出来ませんが、今行っている支援競走や義援金募金が、少しでも何かの足しになればと思います。
募金、レース含め、出来る限りのことをしたいです。』
笠松・柳江仁調教師
『震災により亡くなられた方々には、心からお悔やみ申し上げます。と同時に、被災された方々におきましても、心よりお見舞い申し上げます。
未だ行方不明の方もいると聞き、とても心配です。
救助された方もいらっしゃるので、希望を持って1人でも多くの方が助かることを祈っております。
本来、地方競馬の役目は地方自治体のために貢献することです。この災害の中ですが、競馬をさせていただいたお陰で、義援金を集めることが出来、少しでも被災地の復興に役立てられたらと思っています。
日本の一大事ですから、微力ですが精一杯頑張って少しでも力になりたいです。』
笠松・尾島徹騎手
『地震が起こった時は、名古屋のレース中でしたが、まさかここまで酷い状況になるとは思いませんでした。
ニュースを見ていても、すごく胸が痛みます。
競馬開催にも複雑な思いがありましたが、僕らが今出来ることは、募金や義援金を集めること。
いいレースをしてたくさん売り上げ、少しでも多く義援金を被災地に送りたいです。
何も出来ず、歯がゆい気持ちもありますが、せめてもの気持ちを込めて喪章を着けました。
少しでも早く復興出来ることを願います。』