地方競馬の総大将、船橋の【フリオーソ】が、東京競馬場で行われたGI『フェブラリーステークス』に出走しました。
1番人気は『JCD』を勝った【トランセンド】。
2番人気は『根岸ステークス』を制した【セイクリムズン】。
【フリオーソ】は差のない3番人気に支持されました。
パドックに登場した【フリオーソ】は、久しぶりの中央場所にも気負うことなく、堂々と歩いていました。
圧勝した『川崎記念』からマイナス1キロ。
筋肉が内側から張っていて、とてもいい状態に見えました。
東京1600メートルは、スタートが芝になっています。
【フリオーソ】にとっては、初めて経験するコース。
いつもはトップスタートから楽に先手を奪いますが、芝スタートのせいか全くダッシュがつかずに後方からの展開。
この時点で、「ダメだ...」と感じた方も多かったんじゃないでしょうか。
かくいう私もその一人。
直線を向いて、外からジワジワ伸びて来た時、祈るような気持ちで応援していましたが。
まさか、最後の最後でものすごい脚を使って、2着に追い込んで来るとは...。
【トランセンド】には届かなかったけれど、これまでの【フリオーソ】のイメージを覆す、強いレースを見せてくれました。
騎乗したミルコ・デムーロ騎手
「芝とダートの切れ目で戸惑っていました。
その後の流れで内の位置取りになってしまい、そこから外に出すのにロスがありました。
でも最後の1ハロンで馬が目覚めてくれて、素晴らしい脚を使ってくれましたね。
この馬にとってマイルは少し短いです。あと50メートルあったら...」
川島正行調教師
「芝ですべったって言ってたけど、最後はいい脚を見せてくれました。
これからまた、中央のレースにチャレンジしようと思います」
【メイセイオペラ】以来の勝利を掴むことは出来なかったけど、新たな強さを見せてくれた【フリオーソ】。
これからも、地方・中央問わずダート界の星として輝き続けて欲しいです☆