昨日高知競馬場で行われた、『第1回福永洋一記念』。
70%の確立で雨が降るという予報ながら、なんとか最後まで持ちこたえてくれました!
レース前からいつもとは一味違った雰囲気でしたが、レース、そして表彰式と大いに盛り上がりましたよ☆
プレゼンターとして、福永洋一・祐一騎手親子が来場しました。
洋一さんの奥様・裕美子さんと3人で。
前半から熱心にレースをご覧になっていました。
そして祐一騎手は、レースの合間に行われた特別番組に出演。
「昨年の夏にイベントで来た時に、親父の名前を冠したレースをしたいと関係者の方に提案したら、快く引き受けてくれて、まさかこんなに早く実現するとは思わなかったです。
まずは無事に開催出来たことに感謝します。
いつか親父の名前を冠したレースを...と考えていたけど、一番縁の深い高知競馬で出来たこと、本当に嬉しく思います」
高知のオープン馬が揃った『第1回福永洋一記念』は、1番人気に応えて【フサイチバルドル】が快勝☆
騎乗した赤岡修次騎手は、なんと福永洋一さんと同じ中学出身なんだそうです!
「今日は久しぶりにプレッシャーを感じました。
なんとか勝ちたいと思っていたし、思い描いたレースが出来てホッとしました。
同じ中学出身だったと聞いて、なんとしても獲らないと!と思ってましたからね。
最近にない緊張でした。
高知にこういう偉大なレースを作っていただいて、感謝してます」
表彰式では、福永親子がプレゼンターとなり、関係者に賞状と記念品を渡しました。
表彰台の前はすごい人だかり!
洋一さんに対する温かい声援が飛び交いました。
そして...
高知県競馬組合からは、福永親子に感謝状と花束が贈られました。
少し肌寒かったので、洋一さんのひざ掛けを祐一さんが何度も直している姿が印象的でした。
表彰式のあとには、お2人からのご挨拶。
祐一さんが感謝の気持ちを述べたあと、マイクを洋一さんへ...
元気でパワフルなお声を聞いて、そこにいた多くの人たちから、この日一番の拍手が沸き起こりました!!
最後はファンエリアを通って帰っていく姿に、ファンの人たちが温かな声援を送って...
本当に、素晴らしいレースと表彰式を見せていただきました。
すべてが終了した後に行われた会見では...
「最初はプレゼンターだけということで、気楽に考えていたんですけど。
父親を連れて表彰台に向かう途中、自然と拍手が起こって...ちょっとその拍手でジーンときちゃったというか...こみ上げるものはありました。
父も興奮してましたね。喜んでくれたと思います。
JRAでは僕は騎乗する立場だし、一緒にこうやって来られる競馬場は、ここぐらいしかないですからね。
年に1回、こういう日があってもいいかなと感じました。
どんな形であれ、このレースが続いていってくれたらいいなと思ってます。
今日のレースの前に、父と中学3年の時に同級生だった方が会いに来てくれて、高知で過ごしていた頃の話を聞かせてくれました。
将来設計がしっかりしてる子供だったみたいですよ(笑)。
資産家の娘と結婚して、金持ちになる!みたいな(笑)。
まぁ、うちの母は資産家の娘ではないですけど...
小さい頃から『俺は太く短く生きる!』と言ってたみたいで...お前その通りだったなって言ってました。
こういう再開が出来たのもよかったですね。
親孝行かどうかは本人がどう思ってるかわからないけど、やっぱり父がああやって温かい声援をもらってて、本当に誇らしかったです。
引退して30年くらい経つんですけど、たくさんの人がこうやって覚えててくれて、迎えてくれたのがすごく嬉しかったです。
なかなか移動が大変で、1人じゃ来れないし、たくさんの人の補助が必要なので、そう頻繁には来れないですけど、
レースが続く限りまた一緒に来たいです。
あんまり今までそう意識して来てなかったんだけど...
騎手になったキッカケも、僕は豊さんの活躍見ていいな~と思ってこの世界に入ったんですけど。
でもなんか...今日思ったのは、豊さんの活躍に憧れて入ったつもりではいたんですけど、
小さい頃から父親が活躍してた頃のトロフィーとかずっと家に飾ってあったんですけど、
俺の中のヒーローは親父だったんだな...って初めて思いました。
今までは親父は親父でしかなかったんですけど... かっこよかったです」
最後は言葉に詰まりながら、父親に対する想いを語ってくれました。
聞いているこちら側も、思わず涙がこぼれてしまうくらい、本当に本当に感動をいただきました。
これから、第2回第3回とこんな素晴らしいレースが見れるのかと思うと...すごく幸せな気持ちになります。