昨日は名古屋競馬場で、第9回JBCが行なわれました!!!
たっくさんの人で賑わいましたよ♪
まずは『スプリント』からお伝えしていきましょう。
ゲートが開くと...高知の【ポートジェネラル】が好スタートで飛び出して先頭、2番手内に【スーニ】、外に【ビービーガルダン】、その後ろに【リミットレスビッド】【アドマイヤスバル】が続きます。
向正面に入ると【スーニ】が抜群の手応えで先頭に迫り、3,4コーナーの勝負所で先頭。
後ろから【ビービーガルダン】と【アドマイヤスバル】も迫って来ますが、4コーナーでは【ビービーガルダン】が一気に遅れを取ります。
直線では、【スーニ】と【アドマイヤスバル】の一騎打ちになりましたが、その差がなかなか詰まらずに、最後は3/4馬身差で【スーニ】が勝利しました☆
川田将雅騎手のコメント
「1800m戦で我慢することを覚えたし、前走久しぶりの短いレースを使ったので、引っかからないように、次につながるレースをしていたんですが、今日はその成果が出ましたね。
道中は折り合っていたし、少しこの馬にとってペースが遅かったので、早めに抜け出す形になりました。
ただ、3コーナー手前でちょうど落ち着いたところに、後ろから来られたんで、少しエンジンがかかるまで時間がかかって、捉えられそうな形になってしまいました。
でもエンジンがかかったら、素晴らしいスピードを見せてくれたし、見た目よりも楽でしたね。
真面目でとても前向きな子。古馬相手に3歳でよくGⅠを勝ってくれたと思います」
2着【アドマイヤスバル】
勝浦正樹騎手のコメント
「上手く行ったんだけどなぁ~。
久しぶりの1400mでしたが、思ったよりも道中の感じが良かったですね。
一瞬オッ!と思ったんだけど...。
ただ、キレるタイプではなくて長くいい脚を使うので、最後は決め手の差が出ましたね。
いい状態を長くキープしているし、今日も本当に頑張ってくれました。
現状では、もう少し距離が伸びた方が、この馬の良さが活きそうです」
3着は10歳の【リミットレスビッド】が頑張りました!
初のダート挑戦となった【ビービーガルダン】は、勝負所から失速して6着。
安藤勝己騎手のコメント
「スタートしたら、最初のうち滑って走ってました。
もう1コーナーくらいからいつもの手応えじゃなかったね。
上に上に飛んでる感じ。
返し馬は良かったんだけどな~。芝の方が合うんだろうね」
管理する領家調教師
「もう全然行きっぷりが違うね。
これで芝重点に使って行きますよ」
ということでした!
続いては『クラシック』。
こちらはあわや【ヴァーミリアン】がハナか?という瞬間もありましたが、外から【マコトスパルビエロ】が先頭へ。2番手には高知の【スパイナルコード】、その内に【ヴァーミリアン】【ブルーコンコルド】と続きます。
2週目の向正面で、【ワンダースピード】【メイショウトウコン】が先団に取り付きます。
4コーナーを回った時には【マコトスパルビエロ】が先頭、【ワンダースピード】がすぐ外に迫って、【ヴァーミリアン】は出るところがありません...
このまま出られないのか...と思った瞬間、最内をこじ開けて【ヴァーミリアン】が進出。
3頭の激しい叩きあいを、アタマ差で【ヴァーミリアン】が制して3連覇達成です☆
1着【ヴァーミリアン】
石坂正調教師
「手応えは十分あるけど、前に馬がいてしんどいレースでした。
向正面辺りから、まずいな...と思っていたけど、内から出てくるんだから、力をつけてますね。
この後はジャパンカップダート、東京大賞典を目標に調整して行きます。
レースに集中して走ってくれるし、余計なことはしない馬。7歳でも成長し続けてますね。
来年以降のことはオーナーと相談して決めますが、ヴァーミリアンにとって幸せな道を選択してあげたいです」
武豊騎手
「おっさん2人にガッチリ閉められて(笑)。
スタート良かったし、名古屋のコースならハナ切ってもいいかなという気持ちでいました。
もう外に出られそうにないから、最後は内が開くのをずっと狙っていましたね。
一瞬開いた時に一気に入れました。
見ている方がドキドキしたんじゃないかな(笑)。手応えが良かったし、開きさえすれば大丈夫と思ってました。最後は僅差でしたが、余裕がありましたよ。
今回は3連覇達成してくれましたが、今が1番充実していますね。
これでGⅠ8勝目...なかなか出来ることじゃないから、本当に嬉しいです。
年内にあと2回目標に頑張ります」
2着【マコトスパルビエロ】
安藤勝己騎手のコメント
「スタートはちょっとモサッという感じに出たんだけど、エンジンかかったらサーッとスピードに乗ってくれる。
この相手にここまで頑張れるようになって、本当に力をつけてますね。
相手が来るとまた渋太く食い下がってくれましたよ」
3着【ワンダースピード】
小牧太騎手
「ん~メンバーが強いんだね。
あのレースして...いつもだったら、絶対差し切れるのに。
でもジャパンカップダートに向けて、いいレースが出来たと思います」
4着にもJRAの【メイショウトウコン】が頑張り、地方馬最先着は、5着に入った笠松の【マルヨフェニックス】でした。
尾島徹騎手のコメント
「スタートがなぁ~...ここ最近、どうしても上手く出れなくて...
でもレースとしては、早めに動いて行って勝ちに行くレースをしての結果なので。
こういうレースをしていけば、もっと強くなってくれると思います!」
そして、2度目のJBC挑戦となった山本茜騎手は7着。
昨日も3レースをハナ差で勝利するなど、存在感を放っていました。
地方競馬最大の祭典JBC☆
今年も新たなドラマが生まれましたね。
来年の船橋まで...
また新しいスターが生まれているのか、古豪が力を見せ付けるのか...
楽しみに待ちたいと思います♪