昨日は大井競馬場で、『ジャパンダートダービー』が開催されました!!!
ダービーウイークで各地のダービーを勝った馬たちも出走して来ました☆
『北海優駿』勝ち馬【アラベスクシーズ】
『東京ダービー』勝ち馬【サイレントスタメン】
『東海ダービー』勝ち馬【ダイナマイトボディ】
の3頭です!
そしてJRAからは、
『全日本2歳優駿』勝ち馬【スーニ】
『兵庫チャンピオンシップ』勝ち馬【ゴールデンチケット】
『ユニコーンステークス』勝ち馬【シルクメビウス】
と、ダート界最高峰のダービーは、そうそうたる顔ぶれが揃いました♪
馬場状態はやや重。
朝から降ったり止んだりを繰り返していた雨は、ダービー前には止んでいました。
ゲートが開くと…ハナを主張する馬がいなくて、スローペースの予感。
馬なりでスーっと【ゴールデンチケット】が先頭に立ち、その後ろに【スーニ】【グロリアスノア】【ワンダーアキュート】【テスタマッタ】【シルクメビウス】とJRA勢が続きます。
2コーナーを回ってもまだスローな流れ。好位にいる馬たちの手ごたえは抜群に良く見えました。
勝負所の4コーナー、逃げている【ゴールデンチケット】に、【グロリアスノア】が並びかけます。
内にいた1番人気【スーニ】はここで手応えが怪しい感じに…
直線を向いて、前の2頭に外から襲い掛かったのが、【テスタマッタ】と【シルクメビウス】。
2頭の叩きあいは、先に抜け出した【テスタマッタ】が2馬身抜け出しで勝利しました☆
ウイニングランをして関係者のもとへ帰って来た岩田騎手は、本当に嬉しそうでしたよ♪
「先生!先生!我慢したでっ」
と馬の上から興奮気味に声をかけていました。
実は【テスタマッタ】くん、とても高い能力を秘めていたんですが、これまでは気持ちがレースに集中出来ず、違う方向に向いていたそうなんです。
前々走で騎乗した四位騎手から、
「短い距離を使って、折り合いをつけることを覚えさせた方がいい」
というアドバイスをもらい、前走は1200mを使ったそうです。
色々な試行錯誤をした結果、JDDではスローペースだったにもかかわらず、折り合うことが出来ました!
岩田騎手のコメント
「1〜2コーナーは前の馬に乗っかりそうなほど行きたがったけど、そこをなんとか我慢したら、折り合いついてくれた。
エリカ賞(昨年12月)で乗った時と、全然馬が違って落ち着いてたし、砂を被ったのも良かったかもしれないね。4コーナーでも手応え抜群だったけど、追い出すのを我慢したらよく伸びてくれた。
2連勝して、馬も自信つけていたんじゃないかな。」
ということでした!
管理する村山明調教師は、嬉しい重賞初制覇☆
「今までは能力が有り余っていたけど、四位くんにアドバイスをもらってからは本当にいい方向に向きました。やわらかくてバネのあるいい馬です。
この後は放牧に出して夏休み。武蔵野Sからジャパンカップダートへ進むのが王道ですかね。」
また新しいダート界のスターが誕生しました☆
古馬との戦いも楽しみですね♪
惜しくも2着だった【シルクメビウス】の田中博康騎手は…
「勝ったと思ったのに…本当に悔しいです。
大きなレースで人気の馬に乗せてもらって、プレッシャーはあったけど、前回重賞を勝たせてもらって、気持ちが全然違いましたね。
馬場もそうだけど、とにかくスローな展開が痛かった…もう少し流れてくれてたら…
すごく悔しいです」
と、本当に悔しそうに話してくれました。
3着【ゴールデンチケット】
4着【グロリアスノア】
5着【ワンダーアキュート】
とJRA勢が独占。
1番人気の【スーニ】は、6着という結果でした。
この日もパドックで元気のいいところを見せていた【スーニ】ですが、内田博幸騎手のコメントは…
「パドックで元気いいのはいつものことだから心配はいらない。
でも今日は、またがったら逆に大人しいくらいだった。ちょっと元気ないなって感じがしたんだよね。
道中は良かったけど、3コーナーでもう手応えがなくなってた。」
というお話でした。
強い【スーニ】の姿、また見せてもらいたいです!!!
7着【サイレントスタメン】
8着【ロマ】
と南関東2頭が続き、
他地区勢は、
9着の笠松【トウホクビジン】が最先着☆
『東海ダービー』2着の後、【関東オークス】にも出走していますから、強い馬たちに揉まれて、ドンドン進化してますね♪
10着は北海道の【アラベスクシーズ】
騎乗した宮崎光行騎手は、
「今日はスローだったけど付いて行くのがやっとだった…
また地元で頑張ります!」
と語ってくれました。
11着は佐賀の【カゲワフマセナイ】
騎乗した新原健伸騎手は、
「大井は2度目だけど、最高だね☆
レースは残念だったけど、こういう雰囲気の中で騎乗できるのは嬉しい。
また挑戦したいです!!!」
と笑顔を見せてくれました。
12着は名古屋の【ダイナマイトボディ】
騎乗した倉地学騎手は、
「スタートで躓いて失敗してしまったよ…せっかくスローペースだったから、行けたら良かったんだけど…
とにかくスタートが悔しい!!」
ということでした。
13着は佐賀の【キタサンアース】
騎乗した倉富騎手は、
「ここでは荷が重いね。いい経験が出来たと思う。」
と語ってくれました。
倉富騎手といえば…『九州ダービー・栄城賞』を勝った【ギオンゴールド】の主戦騎手☆
今回の『ジャパンダートダービー』には出走しませんでしたが、今月5日に、地元佐賀で古馬相手の『黒髪山特別』に出走して、見事逃げ切り勝ち☆
この後は、8月の佐賀『サマーチャンピオン』を目指すということです!
こちらも楽しみですね〜♪