着々とダービーウイークに向けてステップレースが進んでいる今日この頃。9日園田では、『菊水賞』が行なわれます!
この後、『兵庫チャンピオンシップ』 → 『兵庫ダービー』へと続く大事な一戦です。
メンバーを見てみると…3/17に【キヨミラクル】が勝った特別戦に出走していた馬が、14頭中8頭も!!
これは…面白くな〜い!と思ったアナタ。それは早計というものです。
なぜならあのレースは、ものすごいレースだったからです。何がすごいって…上位3頭。豪快にロングスパートで差して来る馬に、逃げ粘る馬、そして前が開いたらいきなりハミを取り出した馬…。レースですから着順はつきましたが、力は互角ではないでしょうか。展開しだいで、この3頭の順番は変わってくると思うんです。
今回私の本命は、前走2着だった【タマモリターン】。スタートしてからは後方に控え、2コーナーを回ったところでゴーサインを出しましたが…なかなかハミを取らず。外から来た馬に被せられてようやくハミを取り出してからは、もんのすごい伸び脚でした。グングングングン前との差を詰めて、4コーナーの勢いでは、確実に勝った!と思いましたね。
それを阻んだのが、内から伸びた【キヨミラクル】。道中は好位につけていましたが、途中からずっと松平騎手の手が動きっぱなし。真剣にハミを取ったのは、直線半ばから正味50mくらいではないでしょうか。その前のレースで7馬身差をつけて圧勝していますが、その時よりも強さが際立っていましたね。
そして逃げた【ミナミノヒリュウ】。交わされたのは、本当に最後の最後。バテたというよりも、他2頭の末脚が鋭かったという表現が合ってると思いますね。
今回も上位はこの3頭と見てます。
そして名古屋『スプリングカップ』に遠征した【カラテチョップ】。前半はハナに立ちながら、途中から早めに来た馬を先に行かせて番手で抑え、再び勝負どころで上がって行ったのはものすごい精神力だと思います。結果は伸びきれず4着でしたが、最後まで勝ち馬に離されることなく食らい付いて行きました。
あれだけ厳しいレースを経験したことで、かなり成長しているんじゃないでしょうか♪
◎11、タマモリターン
○1、キヨミラクル
▲10、ミナミノヒリュウ
△5、カラテチョップ
4日に新たなシーズンが開幕した高知競馬場で、森井美香騎手がデビュー通算100勝を達成しました!!
[写真:井上オークスさん♪]
頑張り屋の森井美香騎手、コツコツと勝ち星を重ねて2005年10月のデビューから約3年半での100勝達成となりました☆そんな森井騎手に、早速インタビュー!
:おめでとうございます!!!
「ありがとうございます」
:まずは100勝を達成した今の気持ちを聞かせて下さい。
「勝った馬が担当馬だったこともあって、めっちゃうれしかったですね。3月末の前年度中にと思ってて達成できなかったけど、今年度に入ってすぐに勝ててよかったです。」
:99勝を挙げてからは、100勝を意識してました?
「意識はあんまりしてなかったです。勝てたらいいなぁってくらいで…」
:デビューから今まで、色々なことがあったと思いますが、1番印象に残っている思い出は?
「やっぱり新人王ですかね。勝っちゃった…みたいな感じやったんですが(笑)」
:あの時は感動しました!女性騎手初の新人王制覇でしたもんね。
では最後に、今後の目標をお願いします!
「100勝はまだ通過点なんで、まだまだ勝ち鞍を増やせるように頑張るんで応援よろしくお願いします!」
森井美香騎手と同期の、名古屋の山本茜騎手。ニュージーランドで武者修行中でしたが、この度無事に現地ライセンスを取得して、4日に初騎乗を果たしました!
ここまで来るのに約1年かかりましたが、山本騎手の努力が報われました!!!
しかも!デビュー2日目の今日、初勝利を挙げるという活躍☆本当にすごいですよね。
これからも注目して行きたいと思います♪
4月2日、地方競馬教養センターに、新しく89期騎手候補生9名が入所しました!!
なんとー!この期には、山本茜騎手・別府真衣騎手・森井美香騎手の82期3人娘以来となる、女子の候補生が入所したんです!!!
待ってましたよ♪今年はJRAにも4月から小沢桃子ちゃんという生徒が入学しましたが、センターに入所したのは、青森県生まれの下村瑠衣ちゃん!なんて可愛い名前なんだー!
ちなみに目標とするジョッキーは、同じ青森出身の佐々木竹見さんだそうです。まだ所属は決まっていないということなので、どこの競馬場になるのかも注目したいです。
すでに…体験入学の時点で1人脱落してしまった89期は、9人での入所となりました!これから厳しい2年間が始まりますが、怪我なく順調に育っていってほしいです♪
そして卒業した87期生たち!
すでにジョッキーとしてデビューした人もいます!
これからどんなジョッキーになっていくのでしょうか♪こちらも楽しみです。
同じく5日、高知では重賞『二十四万石賞』が行なわれます!!
二十四万石賞出走表
ここは…かなり難しいですねぇ〜。波乱の予感がします。
まず本命は【セトノヒット】。今年高知に移籍して来て3戦を消化。2勝3着1回と好成績を残しています。前走は福山に遠征して快勝☆2歳時には『函館2歳S』や『札幌2歳S』にも出走した逸材ですからね!地方競馬でもう一花咲かせてほしいです♪
対抗は…本来なら【マリスブラッシュ】といいたいところだけど、激しかった『黒船賞』のあともう1戦しているところが気になりますね。今回は1900mだし、さすがに厳しいかと…。
そこで、困った時の赤岡修次【ビッグインディ】にします!
高知に移籍してからは…逃げてみたり〜好位に付いてみたり〜追い込んでみたり〜…と、華麗な脚質を披露していますね。今回は距離も伸びるので、どんな風にレースを運ぶのか、リーディングジョッキーの手綱捌きに注目したいと思います!
そして【ロマンタッチ】。別府真衣騎手に初重賞制覇をプレゼントした馬ですね。最近は勝ち星から遠ざかっていますが、後方から追い込んで来る脚には迫力があります。脚質的にも距離延長はプラスではないでしょうか。
◎4、セトノヒット
○8、ビッグインディ
▲3、ロマンタッチ
△2、オリジナルステップ
△1、マリスブラッシュ
3月28日の2レースで落馬負傷してしまった別府真衣騎手は、現在も入院中です。
肋骨にヒビが入ってしまったのと、脾臓から出血があるということでした。
別府騎手は、「早く治して馬に乗りたいです!」と話してくれました。
身体を治して、またマイーゴスマイルを見せてほしいです!
4月に入り、いよいよ本格的に春がやってきました!やぁ〜っと暖かくなって来ましたね。
このコラムも、なんとなんと4年目に突入です。連載を始めた時には、右も左もわからずに子犬のように震えながら書いていましたが…今ではライフワークになってます♪
みなさん、4年目のRed Viewも、ぜひぜひよろしくお願いします!!
さて明日5日には、佐賀競馬場で3歳牝馬重賞『ル・プランタン賞』が行なわれます。
ル・プランタン賞出走表
ここは…1月以来のレースとなる【ギオンゴールド】に注目です。昨年の7月にデビューして8戦7勝というものすごい成績。唯一2着に負けた『九州ジュニアチャンピオン』は、牡馬との戦いでした。しかも前半はハナを切っていたけれど、早めに絡まれる展開となってかなり苦しかったはず。それでいて2着を確保したのは、まさに負けて強しといった感じ。
前走のレースから少し間隔があいていますが、中間にはゲート練習もして態勢は万全。前走で減ってしまった馬体も戻っているでしょう。不動の本命です!!
対抗が…悩むところなんですよね〜。
1勝馬で2着が5回もある【タソガレノビギーン】は、勝ち味に遅い気もするんですが…レースぶりは好位から渋太く粘るので、信頼度は高いです。
し・か・も!前走は古馬との戦いでした。9着に負けたとはいえ、古馬の中で揉まれたことは、必ず次に生きてくる!特にこの時期の3歳馬は、負けレースにこそ強くなるヒントが隠れているので要注意ですよ。
同じ理由で大井から戻って来た【スターオブジュディ】にも注目です。今回1800mの距離は初めてですが、直線の長い大井競馬場で1600m戦の経験があるので問題ないでしょう。強い馬たちと戦って来て、どのくらい成長しているか…楽しみです♪
◎7、ギオンゴールド
○4、タソガレビギーン
▲9、スターオブジュディ
△11、ダフィーフェントン
△1、マイネサブリナ