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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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<次走へのメモ>第8回阿久利黒賞(3歳・地方競馬全国交流)

5月6日 第8回阿久利黒賞(3歳オープン 地方競馬全国交流 水沢1600m)


(阿久利黒賞ゴール 写真・佐藤到)


1着 リュウノツバサ 
 本来はスタートセンスのいい馬だが、よもやの出遅れ。村上忍騎手は「一瞬、ヒヤッとした」そうだが、無理に前に進出せず中団インでジックリ構える。
 2コーナー過ぎ、内から外に持ち出して徐々に先陣に詰め寄り、3コーナーではエイプリルボーイ、ゴールデンクリークの直後につける。直線では最内エイプリルボーイ、中ゴールデンクリーク、外リュウノツバサが横一線で並び、3頭の叩き合い。エイプリルボーイが100m手前で一杯となり、ラスト50mでリュウノツバサが半馬身差ほど抜け出したが、ゴールデンクリークも渋太く粘る。結局、その差のままでゴールに入り、リュウノツバサはトライアル・スプリングカップに続いて連勝。岩手版皐月賞、一冠目を手に入れた。
 「出遅れたが、気のいい馬なので中団につけることができた。後ろの馬(コンバットキック)も気になったが、2コーナーで相手をゴールデンクリークに絞ってスパート。半馬身抜けてからもう一伸びできず、どうかなと思ったが何とか我慢してくれた。この戦法ができれば距離が延びても心配ないかも」(村上騎手)
 リュウノツバサは先行力がある半面、道中折り合いを欠くケースがままあり、それで末をなくしてスプリングカップまで未勝利だった。しかし今回は掛かるシーンはまったくなく出遅れが逆に功を奏し、収穫の大きい一戦となった。
 正直、スプリングカップは展開に恵まれた印象は否定できなかったが、今回は強い―の一語で想像した以上に力をつけているかもしれない。
 次走は状態を見てからだが、岩手ダービー・ダイヤモンドカップ(6月2日 盛岡ダート2000m)へ直行する可能性が高いと新田調教師。


2着 ゴールデンクリーク
 前走・スプリングカップでは中団に控え、ずっと周囲が壁になる不利。それで2着惜敗した反省を生かして3番手外の絶好ポジションにつける。3コーナーでエイプリルボーイに並び、直後リュウノツバサの動きを見ながらエンジン全開。エイプリルボーイはひとまず交わしたものの、リュウノツバサとの叩き合いで先着を許してしまった。
 「4コーナーでは勝てると思ったが、最後はフワフワしていた」と板垣騎手。今シーズンは走る方に集中し、精神面の成長が大きいと評価したが、まだ幼さが残っていたか。こちらも岩手ダービー・ダイヤモンドカップで真価が問われることになる。


3着 エイプリルボーイ
 絶好の1枠にも入り、当然のように逃げの手に出る。道中も行きたがる素振りをあまり見せず、マイペースに持ち込み直線でも最内で粘ったが、ラスト100mで一杯となった。ただ、当日は逃げ馬がほぼ全滅に近く、決してエイプリルボーイには向く馬場ではなかったが、それでも3着なら上々。「折り合いがつくようになったので、前のようにバッタリ止まらなくなった」と阿部騎手。そのコメントどおり、以前は暴走気味の逃げだったが、こちらにも成長のあとがはっきり。


4着 リュウノアシェイブ 
 輸送の影響もなかったそうで、マイナス2キロで出走。レースは6番手を追走し、各馬が動いたのに合わせてスパート。直線でもマズマズの伸びを見せたが「初の右回りに戸惑ったかも」(村松騎手)だったようで4着にとどまった。村松騎手はこうもコメントした。「走る感じの馬」と。


5着 コンバットキック 
 前半はいつもどおり待機策を取り、後方2番手を追走。向正面からロングスパートをかけたが、ペースがさほど速くならなかったのも痛かった。これは追い込み馬の宿命で距離延長と舞台替わりのダイヤモンドカップで期待したい。

岩手競馬の情報満載「週刊テシオ情報局」

2008/05/07
レース回顧

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