*11日(日)佐賀 第8R『佐賀記念』 2000m 16:30発走*
さぁいよいよ佐賀記念です!
JRAから移籍してきたグレイトパールはどんな状態なのでしょうか??
詳しいお話を川田孝好調教師に伺いました。
赤見:現在の様子はいかがですか?
川田:水曜日に最終追い切りをして、その後も異常なく、ここまで本当に順調に来ることが出来ました。
移籍して2回使わないと佐賀記念を使えないという規定があるので、初戦は1400mにチャレンジすることになったんですけど、正直この時が一番不安でしたね。我々も手探りでの仕上げでしたし、馬も脚質的に序盤あまりスピードに乗らないというか、ちょっと不器用なところのあるタイプで、徐々にエンジンが掛かって最後に伸びて来るという競馬が多かったじゃないですか。佐賀の場合は先行有利の馬場で、そこが一番の不安点でしたね。
でも上手にこなしてくれて、次の2000mはより強い競馬を見せてくれたので、意外とあっさりこなしてくれたなと。
この馬は5つギアを持っているのではないかと思うのですが、初戦は3つくらい、2戦目は4つ目くらいまで使ったのではないかという印象です。今回は相手が強いですから、トップギアまで使うことになると思います。
赤見:これだけの実績馬が移籍したということで、当初から大きな注目を集めていましたね。
川田:本当にありがたいですね。息子(川田将雅)の縁で、もともとのオーナーの方と中内田調教師からお話をいただきまして。
聞いた時はちょっと信じられなかったんですけれども。実績からしても佐賀に来るというのは、本当にいいのかなという気持ちもありましたが、高野哲オーナーに話したらとんとん拍子に進みまして。関係者の方々には本当に感謝しています。
実は中内田調教師とはお祖父さんの代から良くしていただいているんです。僕がまだ小さい頃、お祖父さんがうちの祖父の隣に住んでいた時期が少しあって、縁があってうちの息子が初めて栗東に連れて行ってもらった時も、中内田調教師のお祖父さんに連れて行ってもらったんです。その頃からずっとお付き合いさせていただいていて。
高野オーナーも僕の騎手時代からお世話になっている方で、親子二代でずっとお世話になっているんです。人の縁が繋がってグレイトパールがうちに来てくれたので、なんだか感慨深いですね。入厩したのが11月3日なんですけど、後から気づいたらうちの祖父の命日だったんですよ。そういうことも含めて、なんだかちょっと不思議な気持ちというか。こういう馬を預からせていただいて、中央交流で地元代表として出られるのは本当にありがたいです。感謝の気持ちでいっぱいです。
赤見:では、レースに向けての意気込みをお願いします。
川田:最初は本当に手探りでしたけれども、2戦使ってこの馬のこともわかって来ましたし、とても頭が良くて仕上げやすい子なんです。オンとオフの切り替えがハッキリしていて、無駄がないんですよね。メンタルも強いし、いざ仕事スイッチが入ったらしっかりやりますよというタイプ。
今回はかなり相手が強いですが、2回こっちで使った地の利はあると思うし、希望していた外目の枠に入れたのも良かったです。ジョッキーも鮫島くんで信頼していますし、順調に来られて不安がないというのが一番ですね。たくさんの方々に応援していただいているので、期待に応えたいです。
というお話でした。
どんなレースを見せてくれるか、とても楽しみですね!
立ちはだかるのは何といってもテーオーエナジーでしょう。
スピードと器用さのある馬で、初めての佐賀もまったく気にならないと思います。
しかも絶好の1枠で、鞍上は岩田康誠騎手。
スピードを活かして積極的なレースをしてくれるのではないでしょうか。
ヒラボクラターシュは雪のため東京開催が順延になったため、福永騎手が乗り替わり。
とても残念ですが、しかし!
乗り替わったのは岩手のリーディングジョッキー山本聡哉騎手!!
前走のチャンピオンズカップはさすがに相手が強かったですが、この馬も先行力があるので佐賀は合いそうです。
実績馬アスカノロマン、名古屋グランプリを快勝しているメイショウスミトモの巻き返しもあるかもしれません。
◎10、グレイトパール
○1、テーオーエナジー
▲7、ヒラボクラターシュ
△4、アスカノロマン
△9、メイショウスミトモ