本日は、金沢競馬伝統の一戦、『百万石賞』が行われます!
2300m戦ということで、1コーナーポケットからスタートして約2周。
ある程度の位置を取るスピードと、持久力が求められるコース。
2010年からはジャングルスマイルが3連覇、2013年からはナムラダイキチが2連覇していて、金沢の顔と言える馬が結果を残すレースです。
*14日金沢 第10R『百万石賞』2300m 17:25発走*
今年も金沢のビッグ2、ナムラダイキチとジャングルスマイルが登場します。
まずはナムラダイキチですが、昨年の百万石賞後長い休養に入り、先月11か月ぶりに復活しました。
この時のレースは、3,4コーナーから3頭体を併せての競馬になり、普段だったらすんなり抜け出すところを、なかなかセイカアレグロを振り切ることができませんでした。
ただ、結果的にはアタマ差で勝利。
もしも負けるならば長期休養明けの前走かなと思っていたのに、その前走で勝ってしまったわけですから、改めてその強さを実感しました。
今回は一叩きしてさらに状態は上がっているだろうし、3連覇濃厚なのではないでしょうか。
対抗はジャングルスマイル。
すでに9歳の古豪で、一昨年辺りから「年齢が...」という風に言われ始めましたが、まったく衰え知らずです。
前走は笠松のオグリキャップ記念で5着でしたが、地元での戦いでは常に上位争いをしています。
スタートが速いし、自分で逃げても番手でも競馬ができる器用さがある馬。
ナムラダイキチやケージーキンカメといった、金沢を代表する馬たちとも互角に戦って来たし、この馬の時代はまだまだ続くと思います。
前々走でナムラダイキチを苦しめたセイカアレグロは、常に馬券には絡むものの勝ち切れないイメージです。
安定して力を発揮できるし、実力はもちろん上位なのですが、もう一歩パンチに欠けるというか...。
今回は兵庫の田中学騎手騎乗ということで、上位2頭にどこまで絡めるか期待しています。
◎2、ナムラダイキチ
〇3、ジャングルスマイル
▲1、セイカアレグロ
△12、ナンディン
10日に川崎競馬場で行われた関東オークス。
フラワーカップ勝ち馬で、NHKマイルカップ2着だったアルビアーノが圧倒的な一番人気に支持されましたが...、2番人気ホワイトフーガが後続に大差をつける圧勝劇を演じました!
中団から最初のホームストレッチで一気にマクリ、直線はグングンと後続を離す横綱相撲。
あまりの強さに、場内にはざわめきが起きました。
大野拓弥騎手
「正直アルビアーノが強いと思っていたので、ここまで強い勝ち方をしてくれるとはびっくりしています。勝ててすごく嬉しいですね。
前走辺りから状態も上がっていたし、今日も返し馬の雰囲気が良かったです。ただ、ナイターは初めてだし、小回りもどうかなと少し不安はありました。
スタートして馬なりの位置にいたんですけど、ペースが落ち着いていて、大飛びな馬なので自分のペースで走らせたいと思ってマクる形になりました。ハナに立ってからもリズム良く行けたし、息も入っていたので楽でしたね。
後ろもくっついて来ているだろうと思っていましたが、3,4コーナーで手応えが良かったので大丈夫だろうと思いました。本当に強かったです。
成長という意味では、デビュー前から完成度の高い馬でしたが、そこからまた成長してくれた感じです。
これだけ強い勝ち方をしてくれたので、期待も大きいですね。まだまだ頑張ってくれると思います」
高木登調教師
「新馬戦での勝ちっぷりを見た時から、関東オークスに挑戦することを意識していました。でもあまりの強さに僕自身びっくりしました。
少し右に張る癖があるのでどうかなと思っていましたが、上手に走ってくれたし、流れが落ち着いた時も我慢しないで動いて行ったので、変に喧嘩するより良かったと思います。
女の子ですけど、来た当初からどっしりしていました。スピードもあって持久力もあるし、抑えればキレもある馬です。
今後は一息入れて、夏の重賞に行くか馬の状態と相談したいです。
芝も悪くないんですけど、まだ脚元がかたまっていないし、ダート路線で進むことを考えています。もちろん、地方のダートグレード戦線も視野に入れています」
これだけ強い勝ち方をすると、今後の注目度がグーンと上がりますが、このまま順調に過ごして、また圧倒的なレースを見せて欲しいです!
2着は4番人気のポムフィリアが頑張りました。
戸崎圭太騎手
「レースが上手だし、小回りも問題ないですね。重賞を獲れるチャンスはあると思います」
3着は浦和のトーセンマリオンが突っ込み、大健闘を見せました!!
左海誠二騎手
「道中は2周くらいずっとハミを取らなくて、全然走る気がなかったです。直線だけ伸びてくれたけど、これからどれだけレースを覚えてくれるか。今の段階でここまで走れるので、成長が楽しみです」
圧倒的な人気を背負ったアルビアーノは、残念ながら4着という結果に...
柴山雄一騎手
「ダメだったな...。砂を被らない位置に付けられたんですけど、2周目の向正面からは追って行かないと付いて行けなくなりました。走りは悪くなかったんですけど、展開的に厳しいレースになりましたね。
今回は初ダートに初距離だったので、いつもの走りが出来なかった原因が、ダートなのか距離なのかは判断できないです。人気にしてもらったのに、結果を出せなくてすみませんでした」
そして兵庫からの刺客トーコーヴィーナスは、果敢に2番手に付けたものの、途中から失速して7着でした。
田中学騎手
「体は減っていましたが、そういうことじゃないですね。今回、初めて揉まれて砂を被るレースをしたので...。最初のコーナーで砂を被ったら、馬が嫌気を差してしまいました。その後も出入りが激しくて、厳しい展開でした」
今回は残念な結果でしたが、強い馬と戦って揉まれることは、さらなる成長を促します。
さらに、このレースはグランダム・ジャパン3歳シーズンの最終戦ということで、トーコーヴィーナスが圧倒的なポイントで女王となりました☆
トーコーヴィーナスの実力は疑う余地がないので、今後の走りを期待したいです!
昨日の関東オークスは...言うまでもなく玉砕しました。
本命も対抗も馬券に絡めず、読みが甘かったです。すみません。。
詳しいリポートは明日書くとして、今日の門別で取り返したいと思います!!
*11日門別 第11R『北海道スプリントカップ』1200m 20:00発走*
本命はなんといってもダノンレジェンドでしょう。
中山のカペラステークス、高知の黒船賞、大井の東京スプリントと、別々のコースで圧倒的な強さを見せて3連勝中。
しかも、黒船賞と東京スプリントでは番手からきっちり差し切るという、新たなレースぶりでの圧勝でした。
今は体も充実しているし、メンタルの方も安定していい状態なので、大きな死角が見当たりません。
初の門別コースもまったく問題ないし、ここは連勝確実と見ています。
対抗はちょっと悩みましたが、ここ最近の走りからシゲルカガに注目。
前走は逃げる形で、直線早めにダノンレジェンドに来られましたが、そこからよく踏ん張りました。
ダノンレジェンドよりも外目の枠に入ったのが少し気になりますが、この馬のダッシュ力は疑うところはないので、今回も逃げてどこまで粘れるか、という競馬を期待しています。
3番手評価は、地元のアウヤンテプイ。
門別ではほぼ崩れない素晴らしい成績を誇っています。
さすがにこのメンバーに入ってどれだけやれるかとも思いますが、昨年のこのレースでは差のない4着で、距離の微妙だったセイクリムズンに先着しています。
この舞台ならば、相当強い相手でも互角に戦えるのではないでしょうか。
最近のレースぶりがパッとしないポアゾンブラックですが、昨年の南部杯で2着だった馬。
この馬らしさが戻ってくれば、ここでも十分に勝負になる馬ですから、久しぶりの1200mできっかけを掴めれば。
◎5、ダノンレジェンド
〇8、シゲルカガ
▲10、アウヤンテプイ
△6、ポアワゾンブラック
△4、アドマイヤサガス
日本ダービー、ダービーウイーク、そして5週連続GI開催のラスト・安田記念が終わり、昨日からちょっと抜け殻になっていました。。
しかし!
明日から2日連続のダートグレード開催!!
気合を入れ直して展望したいと思います。
*10日川崎 第11R『関東オークス』2100m 20:10発走*
このレースは前々から、兵庫のトーコーヴィーナスを本命にしたいと考えていたのですが...いたのですが...
アルビアーノが出て来てしまったら、そちらを本命にせざるを得ないのかなと思っております。
デビューから3連勝でフラワーカップを制し、並み居る牡馬相手にNHKマイルカップで2着に入った成績を考えると、ポテンシャルは圧倒的。
唯一の懸念材料は初ダートという点でしょう。
基本的に、初ダートで初地方ダートグレードで人気になる馬は様子見と決めているわたしですが、
この馬はアメリカ血統だし、3歳女子とは思えないムキムキの体を見ても、ダート自体に問題は無さそうです。
陣営も、2戦目の500万条件を勝った時に、NHKマイルカップの先に関東オークスというプランを持ったということですから、ここへの挑戦は急きょの参戦ではなく、前々から練られたもの。そのプラン通りにここまで順調に来られたというのが心強い。
ただし、「砂を被る」という経験がない以上、揉まれた時のリスクはあると思います。
普段と同じように上手にゲートを出ることができれば、初ダートでもこの馬の力を発揮してくれることでしょう。
対抗は兵庫のトーコーヴィーナス。
地元勢では兵庫ダービーをぶっちぎったインディウムに負けたのみで、本当に高い能力を持った馬です。
この馬のすごいところは、能力が高いだけでなく、その高い能力を常に発揮できる前向きさにあると思います。
初めての長距離輸送、初めての左回りだった浦和の桜花賞でも、ララベルとガチンコ対決で、負けはしたものの最後までよく踏ん張ってくれました。
陣営のお話では、昨年このレース2着だったトーコーニーケよりもさらに高いポテンシャルを感じているとのこと。
この中間の調整も順調で、この大舞台でどんな競馬を見せてくれるか楽しみです♪
3番手評価はホワイトフーガ。
これまでは好位からの競馬が多かったですが、前走の端午ステークスでは中団からの位置取りで、4コーナーから直線半ばにかけてはかなり狭いところをこじ開けて伸びて来ました。
レースの幅が広がったし、あの狭いところに突っ込んで行く勝負根性はさすが。
今回のメンバーならばある程度の位置で競馬ができると思うので、前走の経験が活きて来そうです。
◎5、アルビアーノ
〇6、トーコーヴィーナス
▲12、ホワイトフーガ
△8、ポムフィリア
△2、スキースクール
ダービーウイークも3日目に突入しました!
まず初日の九州ダービー・栄城賞は、キングプライドの逃げ切り勝ち☆
ジワリと先頭に立つと、勝負所の3,4コーナーでは後続を突き放し、まったく危なげない走りで圧勝でした。
昨日の岩手ダービー・ダイヤモンドカップは、ロールボヌールが弾けるような脚取りで逃げて、序盤から後続を大きく離す一人旅。
直線に入っても追うことなく、持ったままで10馬身もブッチギリました!
いや~ホントに強かった!!
ここまでは1番人気馬が圧倒的な強さを見せていますが、今日の北海優駿はどんな結果になるのでしょうか。
*2日門別 第11R『北海優駿』 2000m 20:40発走*
まず注目は、なんといってもオヤコダカでしょう。
昨年秋の兵庫ジュニアグランプリでは、JRA勢を相手にジャジャウマナラシの2着に健闘しました。
その後休養し、今年初戦となった北斗盃では後続を7馬身千切る圧勝だったし、前走は古馬に交じってA級で戦いましたが、ここでも6馬身千切る圧勝劇。
相当な能力の持ち主だと感じます。
今回初めての2000mになりますが、好位からでも自分が逃げても上手に競馬ができる馬なので、特に問題はないでしょう。
今日も1頭次元の違う走りを見せてくれるのではないでしょうか。
対抗が悩むところですが...
牝馬ジュエルクイーンに期待しています。
エーデルワイス賞2着、ラブミーチャン記念、ゴールドジュニア、若草賞を制してる実績馬です。
門別デビューから東海に移籍し、再び門別に戻って来ました。
再転入戦となった前走は古馬牝馬の戦いでしたが、同じ3歳馬のルージュロワイヤルとの激しい叩き合いとなり、結果クビ差2着でした。
でも。
負けたとはいえ、4コーナーで後ろから来たルージュロワイヤルに抜かれそうになったけど、何度も何度も盛り返す勝負根性はさすが!!
今回は牡馬相手ですが、十分戦えると思っています。
同じく牝馬のタイムビヨンドも侮れない存在。
門別デビューから南関東移籍を経験して、再び門別に戻って来ました。
再転入初戦の北斗盃は3着だったし、前走は後方から持ったままで先頭に並びかけると、直線もそのまま突き抜けて快勝!
素晴らしい末脚の持ち主です。
◎5、オヤコダカ
〇2、ジュエルクイーン
▲6、タイムビヨンド
△1、アルランピード