特別賞を受賞したのは、国際的な舞台で活躍したお2人☆すごい時代になったものです〜!!
まずはミスターピンクこと内田利雄騎手
「所属する競馬場がなくなってしまったので、こういう賞をもらうことはないと思っていました。またこの場所に戻って来られて、感慨無量です。
最初に韓国で騎乗しようと思ったのは、NARから募集が来てることを聞いたからです。でも年齢が40歳くらいまでという規定だったので、さすがに詐称はできないかなって(笑)。それで一昨年に一度諦めたんです。
その後、岩手のテシオさんの援助もあって、年齢の問題がクリアできたので、釜山に受け入れていただいたんです。
リーディングなんて考えてなかったし、最初の1ヶ月は3勝しかできなくて、全然ダメだった・・でもちょっとしたキッカケで次の月から騎乗が増えて、そこから快進撃です(笑)!!
騎乗期間を延長したのは・・・1番最初に拾ってもらった岩手には毎年行こうと思ってて、連絡してみたら、今年は荒尾の牧野騎手が来てるから入れないって言われまして。1年1人なんですよね。
それで急遽釜山で延長してもらいました。
この後は・・まだ自分としての予定ですけど、6月に釜山に戻るつもりです。
3月の後半と4月の前半に、年に1度の騎手免許試験があるので、それが終わらないと関東を離れられないんですよね。だからちょっと中途半端な期間が出来てしまうことになって。
そこで、北海道のBTCで調教を勉強してみようと思ってます。釜山で、トラックライダーや調教助手たちに、調教法を話す機会があるので、色々見ておきたいんですよね。
道営からオファーをいただいたので、門別の開幕の2日間くらいスポット参戦させてもらって、釜山に旅立とうと思ってます。」
日本中を転戦するのも相当大変ですが、マカオでG?を勝ち、釜山でリーディングジョッキーに輝くなんて・・・本当にすご過ぎます☆まさに、奇跡のジョッキーです!
続いてはシンガポールでG?制覇を成し遂げた、高岡秀行調教師。
「シンガポールに渡って今年で7年目、さすがに日本の競馬とは無縁と思っていたので、こういう賞をいただけてビックリしました。
実際に渡る3年前からシンガポールの競馬を紹介してもらってたんですけど、最初は行くことになるとは全く予想していませんでした。
でも、誘っていただいて2日間競馬観戦をしたら・・・自分の何かを刺激されたんです!
競馬の面白さ、興奮させてくれるものを感じましたね。
もし、ライセンスをいただけるなら、自分もここでやりたい!と思いました。
最初は、自分に与えられた環境の中で精一杯やって、3年、5年でやれるだけやって、結果が出なければ諦めるしかないという気持ちでした。
向こうの環境に合ったトレーニング方法を模索したり、現地スタッフや獣医の協力、他の調教師のことを参考にしたりして、少しづつプラスになっていきました。
もちろん、日本からの馬主さんのバックアップは大きかったですね!
エルドラドでのG?制覇は、2頭出しててどちらもチャンスはあると思ってたけど、ゴールした時は頭の中が真っ白になりました。
次走は8日の1800mのG?レースに出走する予定です。
将来の夢は・・これきりで終わりにならないように、そしてシンガポールから日本を含めた海外に出走できるような馬を育てたいです!」
ここまでくるためには相当の苦労があったはずですが、お2人ともサラッとインタビューに答えている。その端々に、熱い想いが伝わってきました。
今年も、ワールドワイドな活躍が見られそうですね!!