昨日今日と、群馬に帰省してました。
高崎競馬場や、境町トレーニングセンターに行って色々見て来ましたが、懐かしい景色や新しくなった設備、全く変わってしまった場所などさまざまで、1年4ヶ月の時の流れを感じました。このお話はまた後日、ゆっくりしたいと思います。
さて、東京に戻った私はマスコミ関係の方達と夕食会。歌舞伎町にある、『ノース』という名のジンギスカン屋さんに行って来ました。お肉の中でもジンギスカンは大好物なのですが、ここの「函館ワイン漬けラム」は本当に絶品!!しかも、マスターが「X japanのメジャーデビュー前のベース」をしていたそうで、ただ者じゃぁありません。
その後、ゴールデン街にある『ロンリー』というバーへ。
お店の中に入ると、武豊騎手、デムーロ騎手、ぺリエ騎手などのサインが飾られていてビックリ!壁には歴代の有名競走馬の写真と、なぜか『あしたのジョー』のイラストがいっぱいに貼られ、不思議な空間でした。マスターと同郷である事が判明し、地元話&競馬話に花が咲き、ついつい大好きなラムトニックを飲み過ぎたのでした・・。
私が初めてラム肉を「美味しい!」と思ったのは、センター(騎手の学校)です。
この学校は全寮制のため、食事はすべて決められた物を食べます。この食事が、本当に美味しくない!
体重制限があるので仕方ないのですが、味は極薄、たま〜に出るお肉は干からびてるのか?ってくらい油っけなし。外出禁止で、少年院さながらの毎日でしたが、年に1度お花見の時にバーベキューパーティをするんです。牛肉はあまりないのですが、その時食べた豚肉やラム肉の美味しい事と言ったら・・世の中にこんな美味しい物があるのか!って思いましたね。
当時、女子生徒は私一人。同期と仲が悪く、孤立していた時期でした。
担当教官に、「赤見、元気ないな。」と言われ、つい泣き出してしまった私・・。でも、教官には絶対に話たくなかったので無言で泣いていると、「今日は、思いっきり食べなさい。」と、いつもは怖い怖い教官が、優しく言うのでした。
その後、同期とは深い絆で結ばれ(そう思ってるのは私だけ?!)、男女の性別を超えてお互いを認め合えるようになりました。そして、鬼だと思っていた教官は、生徒一人一人をちゃんと見ていてくれた、温かい人だった事もわかりました。
あの時、泣きながら食べたラム肉の味は、今ではいい思い出になっています。