はじめまして!赤見千尋です。
ご存知ない方の方が多いと思うので、まずは自己紹介をします。
2000年10月から、高崎競馬場が廃止になるまで、6年間ジョッキーやってました。
大雪のおかげで、高崎競馬場最後のレースを勝ち、宇都宮競馬場での自身の引退レースも勝ち、気持ち良く引退する事が出来ました。
今は競馬ジャーナリストを目指し、勉強中の身です。
初対面の方に会うと必ず、「なんでジョッキーになったんですか?」
という質問をされますね。これはもぉ、100%です。
何故、蕎麦屋の一人娘である私がジョッキーになったかというと・・
「私ではなく、馬が走るから!!」
高校2年の春、初めて見た競馬中継が、チョウカイキャロルが勝ったオークスでした。
当時、競馬といえば[オグリキャップ]と[武豊]しか知らなかった私にとって、1番人気のオグリローマン&武豊が惨敗した姿は衝撃的でした。
「武豊でも負けるんだ・・だったら、強い馬に乗れば私でも勝てるんだ!!!」
と、単純な私は思ってしまった訳です。
今考えると、「なんて世間知らずな小娘だ」とつくづく思いますが、当時の私はコギャル街道爆進中で、世の中に怖いものなどなかったので、いきなり乗馬クラブへ行き、「私、ジョッキーになります!」と宣言して、周りを唖然とさせたのでした。
まぁ、その後は色々努力を重ね、挫折を繰り返し、念願のジョッキーになった訳です。
熱しやすく冷めやすい、非常に飽きっぽい私ですが、競馬熱だけは10年以上冷める気配もない。それどころか競馬依存症にかかり、抜け出す事は一生不可能な状態です。
競馬にハマッた事がある方なら、この気持ち、わかってくれますよね?
いままでは、競馬を中から見てきましたが、引退して外から見るようになると、新たな発見がありますね。パドックで、私をなじっていたおじさん達の気持ちが、今は良くわかる!!
そんな訳でこのコラムでは、競馬をジョッキー目線で見たり、ファン目線で見たりしながら、競馬ジャーナリスト赤見千尋の成長記を綴っていきたいと思います。