2日(日)メイン9レースはC2級・水沢1600m戦「第10回岩木山賞」、8頭立て。
当初、17頭のエントリーがあったが、連闘を回避した馬、ヒカルメイオーが出走したためキャンセル馬が続出。結果、8頭立ての少頭数で岩木山賞が行われる。
主軸はそのヒカルメイオー。今年3月、JRA阪神・3歳新馬戦(芝2000m)でデビューし10頭立て9着(1・1秒差)。続いて2週間後の未勝利戦に出走予定だったが、取り消し。5ヶ月の休養をはさんで岩手へトレードされた。
当初、休み明けの影響で仕上がり切らず3、2、2着。あと一押しのところで白星を逃がしていたが、移籍4戦目から快進撃。目下5連勝中と飛ぶ鳥を落とす勢い。勝ち味を覚え、叩かれるごとに凄みを増している。
とりわけ、ここ2戦は盛岡ダート1400m戦でハイタイムをマークし、先行して良し差して良しとどんなレースにも対応可能。相手もさほど強化感はなく、連勝をどこまで伸ばすかに興味が絞られた。
焦点は2着争いだが、有力馬もハルカゼゴールド、カルストンプレジャの2頭に絞られる。
ハルカゼゴールドの父は今、岩手で産駒が活躍中のメイセイオペラ。日本での4世代目産駒で一昨年、オータムセールで落札。馬格の良さ、血統背景からもデビュー前から期待の1頭だったが、デビュー戦で出走取り消しをしてミソがついたのか白星に縁がなく16戦未勝利。
しかし5月、思い切った3ヶ月休養が功を奏したのだろう、8月に復帰後、徐々に体調を取り戻して前回待望の初勝利を飾った。このタイプはきっかけさえ掴めばグングン上昇。弾みつけてこれまでの借りを一気に返したいところだ。
カルストンプレジャは福山0勝、園田で2勝をマークして中央入り。2戦着外(うち1回は地方交流・名古屋)の後、再び園田へ戻り、6戦消化して岩手へ。
初戦は適性がなかったのだろう、盛岡芝で8着凡走したが、ダートに替わって2、3着にまとめた。戦った相手が今回、登録していたジュールヴァイン。この馬が出走すればヒカルメイオーと人気を分け合ったはずでカルストンプレジャから0・4、0・2秒差。それを考えれば単穴評価は譲れないところだ。
以下は大きく離され、有力馬がもたつけばノボウフフ、ヤエザクラの台頭もあるかもしれないが、上位3頭の優位は動かし難い。
◎ ?ヒカルメイオー
○ ?ハルカゼゴールド
▲ ?カルストンプレジャ
△ ?ノボウフフ
△ ?ヤエザクラ
3連単は1、4、5のボックス。あとは1を1着固定に4、5、3流し
馬複は1−4、1−5、1−3、4−5
<お奨めの1頭>
7レース ヒカルダイチ
近走の安定ぶりは一際目を引く。展開構わず確実に台頭する末脚で連対はもらった