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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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2世

 またまた競馬に無関係な話題から入りますが、お付き合い下さい。
 盛岡競馬場で南部杯が行われる前日の日曜日、日本モータースポーツ界最大のイベントが今年も開催されます。それはフォーミュラワン世界選手権日本グランプリ。F1日本GPと言ったほうが通りが良いかもしれません。
 今年、日本のモータースポーツファンの期待を一身に集めるのは、日本人2世ドライバー中嶋一貴選手。彼は日本人初のレギュラーF1ドライバー・中嶋悟氏の長男としても知られています。中嶋悟は最高位4位と表彰台には手が届かなかったものの、ロータス・ホンダ所属時代にはあのアイルトン・セナのチームメイトを務め、また『雨のナカジマ』と呼ばれて難しいコンディションでの走りが光る選手でした。カズキは同じく2世ドライバーのニコ・ロズベルグ選手(こちらの父は元世界王者のケケ・ロズベルグ。ケケが活躍していた頃、日本ではまだF1をテレビ中継していなかったので、彼の現役時代を知っているという人は相当のツウですね)とタッグを組み、名門チーム・ウイリアムズで果敢に戦っています。
 彼らに共通しているのは、2世ドライバーと言われることに抵抗を感じていること。中嶋一貴選手に至っては、父のネームヴァリューでサポートを得られるであろうホンダを自らの意志で離れ、トヨタ系のチームで頭角を現し、ついにトヨタエンジンを搭載するウイリアムズに世界最高カテゴリーのシートを獲得しました。
 昨年の最終戦から参戦している彼ですが、実質上は今年がルーキーイヤー。ところが開幕戦で8位入賞!その後も爆発的な見せ場はないものの確実な走りを続け、モナコGPでは日本人初の入賞を記録するなど、地道にその評価を高めています。
 来る12日は凱旋帰国となりますが、ここまで良い流れで来ているだけに地元グランプリでどんな走りを見せてくれるか楽しみです。


 ところで2世というとスポーツ選手だけでなく、タレント、俳優、代議士などなど、いろんなところでそう呼ばれる人がいます。中にはこの肩書きを積極的に利用している人もいれば、反発している方もいるでしょう。しかし見る側からすれば、「君のお父さん(お母さん)の活躍を覚えているよ」という気持ちはかなり大きく、それだけで親近感を感じたり応援しようという気持ちが起きたりするものです。
 これが競馬というスポーツにおいては、血統の重要性と人間よりも遙かに早い世代交代のおかげで『あの馬の子供』が登場する機会が非常に多くなります。それほど年季の入ったファンでなくとも、3〜4年ファンを続けていれば2世代にわたる競走馬が走るのを目にすることが出来るでしょう。これは人ならぬアスリートを応援している私たちの特権と言えるかも知れませんね。

 さて今度の連休。日曜日にはナカジマが表彰台に、月曜にはミスハクギンやメイセイオペラの仔が先頭でゴールするのを見れたら最高!!ですよね。

right  

2008/10/01
その他

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