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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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史上初のグランドスラムに王手。盛岡ターフ王ボスアミーゴが征く!

 28日メインは3歳以上オープン馬による地方競馬全国交流「第10回岩手県知事杯OROカップ」(盛岡芝1700m)、12頭立て。
 このレースの優勝馬にはJRA・マイルチャンピオンシップ・トライアルの優先出走権が与えられるとともに、優勝馬主には社台スタリオンステーションから種牡馬ハーツクライの配合権利が提供される。


 今回、他地区からの遠征馬は4頭。中でも注目は川崎のモエレフェニックス。北海道時代、4戦3勝でクローバー賞へ挑戦し見事優勝。本番・札幌2歳Sでは善戦及ばず11着に敗れたが、その後はJRAへ移籍。ビッグタイトルは取れなかったが、4歳時に準オープン(1600万下)・むらさき賞(東京芝1800m)を快勝した実績がある。
 南関東トレードは障害2戦を経て昨年11月。初戦のA3以下で2着、2戦目3着にまとめたが、以降は精彩を欠くレースを繰り返している。しかし休み明けの前回は5着入線を果たした。
 ネックは往時の迫力を取り戻しているか否か。プラス、1周1400mの小回り盛岡芝をどうこなすかだが、芝実績はメンバー中1、2の存在。ただ一昨年5月以降、ずっと白星から遠ざかっている点を考えれば▲評価が妥当だろう。

(ボスアミーゴ 写真・佐藤到)


 主軸はボスアミーゴ。過去、“盛岡芝の鬼”の異名を取ったのはサイレントグリーンだったが、その座を奪ったのがボスアミーゴだった。ダートでの好走は昨年の不来方賞3着まで遡らなければならず、その後はすべて着外。しかし芝に替わると、まるで別馬のように動きが一変。昨年のきんもくせい賞から前走・桂樹杯まで目下5連勝中と破竹の進撃を続けている。
 ボスアミーゴの特長は反応のすばらしさ。前半はじっくり後方に待機し鞍上がゴーサインを出すや、一気に加速して他の馬をごぼう抜き。この瞬発力こそが芝で最大に生き、5連勝は着差関係なしにまったく危なげのない内容につながっている。
 また、以前は気合いが入りすぎて道中で掛かるシーンもまま見受けられたが、いい意味で“ズブさ”が出てきて折り合い面もまったく問題なし。精神面でも大人になった今なら中央挑戦しても大きく体重を減らすことはなさそうだし、今後は再トライしてほしいと切に願っている。
 その布石を作る意味でも今回のOROカップは何としても負けられないところだし、仮に優勝すれば2歳、3歳、そして古馬の盛岡芝重賞を全制覇の偉業を達成することになる。


 相手筆頭はカネショウエリート。今年はひと皮もふた皮もむけ、苦手だったダート戦も含めて圧巻の5連勝マーク。メイセイオペラ産駒は総じて晩生だが、カネショウエリートも4歳にして素質が一気に開花した。
 勢いを駆って前回・桂樹杯へ果敢にチャレンジ。5番手から3コーナースパートをかけ、直線勝負に持ち込んだが、ラスト200mで前が塞がる不利。これが痛かったが、カネショウエリートは怯まずに盛り返して0・2秒差4着に善戦した。
 残念ながら連勝はストップしたが、収穫も大きく一線級相手でも通用するメドは十分に立った。


 単穴モエレフェニックスに続くのがクルセイズだ。ほぼ連闘で使われながら毎回好走し、今年の盛岡芝レースでは3戦連続で3着。常に馬券の対象になっており、ここでも目が離せない存在となる。


 オグリオトメは通算3勝ながら積極的に遠征を試み、前回はJRA・ローズステークスに挑戦。さすがに初の芝に戸惑いは隠せなかったが、それで1・7秒差なら上々。レース間隔は非常に詰まっているが、53キロの軽ハンデを味方に上位入線を狙っている。


 同じ3歳牝馬ピンクゴールドも軽視できない。不来方賞では牡馬どもをナデ斬りにして快勝し、待望の重賞タイトルを獲得。芝も決して不得手ではなく、むしろ切れ味勝負型で前が競り合えば一気台頭のシーンまで。


◎ ?ボスアミーゴ
○ ?カネショウエリート
▲ ?モエレフェニックス
△ ?クルセイズ
△ ?オグリオトメ
△ ?ピンクゴールド


3連単は12を1着固定に3、8、5流し。あとは1、10を3着押さえ
馬複は3−12、8−12、5−12、1−12、10−12


<お奨めの1頭>
11レース タイキランデヴー

芝巧者がズラリ勢ぞろいしたが、すでに盛岡芝で5勝マークと適性は文句なしに一番。桂樹杯8着のうっ憤を晴らす


岩手競馬の情報満載「週刊テシオ情報局」

2008/09/27
レース展望

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