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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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<次走へのメモ>第40回不来方賞(3歳オープン・地方競馬全国交流)

9月7日 第40回不来方賞(3歳オープン・地方競馬全国交流 盛岡ダート2000m)

(不来方賞ゴール 写真・佐藤到)

1着 ピンクゴールド
 エイプリルボーイが逃げ、2番手ゴールデンクリーク、その外モエレハナオー、内リュウノアシェイブ、4番手インにリュウノツバサ。ノゾミカイザーは先陣を見ながら3馬身離れた6番手を追走し、その後ろにピンクゴールドがつける。
 向正面、ノゾミカイザーが徐々に前へ接近し、ピンクゴールドはワンテンポ遅らせてスパート。4コーナーで内からゴールデンクリーク、モエレハナオー、ノゾミカイザー、リュウノツバサの順で横一線。そこから2馬身差でピンクゴールドも追走し、ラスト200mでリュウノツバサが抜け出して先頭。そのまま押し切るかやに見えたが、外ピンクゴールドが強襲。
ラスト50mで一旦、脚色がいっしょになって両馬が並んだままもつれたが、ピンクゴールドがリュウノツバサを突き放してゴール。小林騎手は快心の一番に、久々のガッツポーズを披露した。
「若干時計がかかっているし、2000mなのでペースが上がらないのは分かっていた。3コーナーで有力馬がスパートをかけたが、自分に『まだ早い、まだ早い』と言い聞かせて我慢した。一瞬の脚は持っている馬なので、これが好結果につながったと思う。休み明けでも気のいい馬だからソコソコの競馬をするとは思っていたが、まさか勝てるとは思わなかった。次にも同じようなレースができれば本物だろうが、今はとにかく嬉しい」と小林騎手。
 ピンクゴールドは冬休み明け今年3月の特別開催で馬体重がマイナス18キロと大幅減。結果も5着に終わり、続く菜の花賞ではさらに7キロ減って412キロまで落ちて2着に敗退。重賞・日高賞で430キロまで回復したものの、カネショウプルートに完敗。
 カネショウプルート不在のあやめ賞は貫禄で制したものの、ひまわり賞でも同馬に再び完敗を喫し、芝に活路を求めたが、はまなす賞3着、オパールカップ6着に敗れ、一旦休養。今回は7月13日以来、約2ヶ月ぶりの実戦となった。
 おそらくピンクゴールドにはそれも好結果につながったに違いない。というのは元々、飼い葉食いが細いため調整が非常に難しいタイプ。このレースでも前走比プラス3キロ(425キロ)と微増にすぎなかったが、それでも乗り込みをちゃんとこなした上でのプラス体重に、小林義明調教師も一安心していた。
 小林騎手のコメントにもあるとおり、次走で結果がでなければ不来方賞の勝利はフロックと言われるだけに、陣営も気を緩めることはできないが、レースを絞っていけばそれ相応の走りを見せてくれるだろう。


2着 リュウノツバサ
 大外12番枠を引き当て、ちょっといやな予感もあったが、沢田騎手が徐々に内に進路を変えて5番手に控える。ちょうどモエレハナオーの後ろで砂を被らせて、うまく折り合いをつける。
 残り800m標識、先にノゾミカイザーが仕掛けたのを見てリュウノツバサも外に出して先陣に接近。コースは違うがクリスタル賞と同じ位置からスパートをかけ、直線すぎて先頭に立ったノゾミカイザーを交わす。沢田騎手も「これで大丈夫だな」と思ったそうで人気上位馬をすべて振り切ったが、その外からピンクゴールドに襲い掛かられては如何ともし難かった。
 折り合い、仕掛けどころ、そして手応えも反応も文句なし。懸念材料だった2000mも克服し、3着以下には4馬身差。沢田騎手はパーフェクト騎乗だったし、リュウノツバサもそれにしっかり応えたが、最後の最後で二冠を逃してしまった。これが競馬の難しさであり、おもしろさでもあるのだろう。不来方賞で最も強いレースをしたのは間違いなくリュウノツバサだった。


3着 ノゾミカイザー 
 東海ダービー(12頭立て)が8番手、ジャパンダートダービー(15頭)、黒潮盃(16頭)が12番手追走と本来は追い込みタイプ。おそらくスローの流れを意識したと思うが、吉田稔騎手はいつもより積極策に出て6番手を追走。
 必然的にスパートも早めで向正面から徐々に先陣に接近。3、4コーナーでゴールデンクリーク、モエレハナオーを射程圏に入れて勝利パターンに持ち込もうとした。しかし直線を向いてからの伸びがひと息。これは展開によるものが大きいと思うが、勝ちに行っての結果だから仕方なし。あとは前日に盛岡へ入り、ちょっと入れ込んでマイナス6キロの体重減も影響したかもしれない。


4着 モエレハナオー
 ゴールデンクリークを終始マークする形でレースを進めたが、ピッチが上がった3コーナーで鞍上の手が動く。4コーナーではノゾミカイザー、リュウノツバサにアッサリ交わされて一杯となったが、大きくバテるタイプでなく4着入線した。


5着 コンバットキック
 ジックリ脚を貯める戦法を採り、後方2番手を追走。3コーナー手前では前とは20馬身以上の差が開いていたが、自分の競馬に徹して直線でマズマズの伸びを見せる。
 しかし勝負付けが済んでからの入線で、ハイペースにならないと今のところ苦しいかも。


6着 ゴールデンクリーク
 エイプリルボーイが逃げ、それをマークする2番手は絶好のポジション。単騎で行くとソラを使うため理想的な展開といえたが、ピッチが上がった3コーナー、エイプリルボーイを交わしてからの反応がひと息。直線は最内で失速し、今年初めて着外に沈んでしまった。「返し馬からおとなしかったし、レースでも行く気がない。夏負けの影響もあると思うが、それにしても負けすぎ」と板垣騎手。


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2008/09/09
レース回顧

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