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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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ウイングアロー産駒が3頭登場・ビギナーズカップ。主役はダンストンジールだ

 27日メインは日高軽種馬農協(HBA)協賛・キッケンクリス賞「第26回ビギナーズカップ」(水沢1400m)。毎年、2歳オープン戦線はこのビギナーズカップから始まり、今後を占う意味でも見逃せない一戦となった。
 昨年は3番人気ジェベルロバーツが内田利雄騎手とのコンビで見事優勝し、2着テンショウベスト、3着リザルトという結果。


 果たして今年は仕上がりの早い馬が勝つか、能力上位馬が勝つのか非常に興味深いが、メンバーを見渡して目につくのがウイングアロー産駒だ。ダンストングラン、ダンストンジール、フジフーフーと9頭中3頭も出走している。これは全国的に見て珍しいケースだろう。しかも人気を集めるのは以上3頭というのもすごい。


(ダンストンジール 写真・佐藤到)


 ウイングアローといえば幻のダート三冠馬と言われ、当時、11月盛岡で実施されていた「ダービーグランプリ」が季節はずれの大雪でよもやの中止。そのため水沢へ順延され、ナリタホマレの2着。強烈な追い込みを武器とするウイングアローに、小回り水沢は試練のコース。案の定、直線で鋭く伸びてきたが2着確保まで。ユニコーンステークス、スーパーダートダービーと順調に当時のダート二冠をもぎ取ってきたのだが、これは本当に運がなかった。
 しかしその後、フェブラリーステークス、第1回ジャパンカップ・ダートを制して堂々G?で2勝。引退後も岩手に縁があるのだろう、サイレントエクセルを送り出し現在もウイングアローの代表産駒となっている。


 本題に戻る。ウイングアロー産駒の三つ巴戦と見るが、最有力候補はダンストンジールだろう。7月6日、第4レースに出走したダンストンジールは、恵まれたスピードを前面に余裕の逃げ切りを決めて完勝。今季、芝1000mの一番時計59秒3をマークした。
 470キロを超す恵まれた馬体を誇る牡馬で、ダートの方が合うとの見方が大勢を占めていたが、難なく芝を克服。能力値の高さをファンにアピールした。しかも今度は走り慣れた地元水沢。1400mもまったく苦にしないだろう。


 相手筆頭にダンストングランを指名。デビュー戦は輸送で体重が減ったと思うが、426キロで出走。ダンストンジールに比べるとちょっと小粒だが、中団キープから直線鋭く抜け出して快勝。上がり35秒1の切れる末脚が身上とする。
 しかも3つ上の兄ダンストーンアレスは、このビギナーズカップを優勝し、4つ上の兄タカノグラディウスは同3着と非常に相性のいいレース。流れが速くなれば小回り水沢でも一気の可能性も十分にある。


 3頭目のウイングアロー産駒フジフーフーはデビュー戦、2戦目とカミノフジの2着。これは巡り合わせが悪かったとしか言いようがなく、通常レベルのメンバーなら勝っていた場面だった。2歳戦に欠かせないスピードもあり、絶好の1枠から逃げ切るシーンまで考えておきたい。
 

 ワタリシンセイキは現在、韓国済州島でけい養中のビワシンセイキ初年度産駒。父は鹿毛だったが、こちらは芦毛。非常に均整の取れた馬体も持ち主だが、盛岡2戦は芝に戸惑って4、10着。やはり父と同様、ダートが主戦場かも知れず、今度こそ本領発揮といきない。
 サイレントピアレスはバブルガムフェロー産駒で400キロ前後の小柄な牝馬。デビュー2戦とも3着に終わり、パンチ力不足の印象は否定できないが、完成されたタイプ。ここでも上位争いを演じるに違いない。
 逆にゴールデンロマーネは500キロを優に超える大型牡馬。まだ速い流れに戸惑っている感じだが、いずれ頭角を現すはず。長い目で見守りたい。


◎ ?ダンストンジール
○ ?ダンストングラン
▲ ?フジフーフー
△ ?ワタリシンセイキ
△ ?サイレントピアレス
△ ?ゴールデンロマーネ


3連単は7を1着固定に4、1の折り返し本線。あとは3、5、8を3着押さえ
馬複は4−7、1−7、3−7、5−7

<お奨めの1頭>
7レース トゥルーオトメ

ただいま破竹の4連勝中。一戦ごとに逞しさを増す一方で、奥手がついに本格化

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2008/07/26
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