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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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痛い出費

 う〜む、困った事態になってしまいました。私の愛用レンズ、キヤノンEF300mmF2.8が故障してしまいました。
 このレンズは通称『サンニッパ』といわれ、各メーカーがその性能でしのぎを削る望遠レンズの看板的存在。一般人にはバズーカと呼ばれるその巨体は否が応でも目立ちます。私も素人時代は憧れの存在でしたが、ところが競馬界に入ってみるとみんなが持ってる基本の“標準レンズ”であり、スポーツ界全体をみれば500mm、600mmという超望遠が必要とされる機会は山ほどあるのでした。(因みに野球場ではバックスクリーンからバッターボックスを撮影するために1200mmというモンスター級が使われています)
 私も競馬を始めた当初は200mmまでのズームレンズしか持っていませんでしたが、すぐに必要性を感じ思い切って300mmを購入。それ以来の9年間、ほぼノートラブルで働いてくれました。外観上、塗装もハゲて本当にボロボロのこのレンズは、よく言えば歴戦の戦友、悪く言えばみずぼらしいということにもなりますが、馬はもちろん風景や人物など何を撮っても描写の美しい、信用のおけるパートナーでした。


 それが先日プライベートで撮影していたときに、遠くの景色にピントが合わないことが判明! いわゆる「無限が出ない」という状況で、2〜30m先にはピントを合わせられるので、もしかしたら競馬場では気が付かないまましばらく使っていたのかもしれません… とはいえこのままという訳にもいかないので修理に出さねば、と思ったらなんとメーカーの返答は「レンズのタイプが古すぎて部品がなく、修理不能です」とのこと。調整のみでも受け付けられないそうです。 が〜ん!どーすんのよ!?
 キヤノンでは修理が出来ない代わりとして、新品のレンズを格安で出してくれるとのことなのですが、格安と言っても二十数万円ですよ!? う〜、貧乏人には痛いなぁぁぁ〜。しかし今やこれ無しに仕事は考えられないので選択の余地はありません。まぁ新型があり得ないほど安く手に入ると思えば、ラッキーなのかも知れませんけどね。


 考えてみればもう一つ、こちらもポンコツ状態で騙し騙し21万kmも走った愛車も、来年の車検を期に買い換えを計画していたところでした。大きな出費って重なるのは何故なんでしょうねぇ?? そういえば今の車を買ったときも、ちょうど同時期にアパートの引っ越しを迫られ(一応断っておきますが追い出されたんじゃないですよ!学生向けのワンルームに建て替えることを大家さんが決めたので余所に移ったんです!)大変だったなぁ…
 ま、何を言っても頑張って稼ぐしか術はありません。どなたか私に撮影の仕事をくれませんかっっっ!

(文/写真・佐藤 到)

2007/12/12
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