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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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「どんど晴れ」も大詰め

 今週は9月も最終週ということで平成19年度も上半期が終了ですね。1月までで冬休みに入る岩手競馬にとっては、既にシーズン後半の山場に差し掛かったといったところでしょうか?
 4月から盛岡を舞台に放送されてきましたNHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』も今週で最終回を迎えます。盛岡が舞台と言っても、4月のスタート時にここで予想したとおりそのほとんどがスタジオセットでの撮影。肝心の旅館外観も東京にある某歴史保存建築物を使用ということで、岩手でのロケはごく限られたシーンに終わりましたが、それでも市内の有名どころと遠野市などが何度か画面に登場し、岩手山や小岩井の一本桜は物語の中で登場人物たちの心のバックボーンとなる重要な存在となっていました。
 話の方は、いつも明るく前向きな主人公が挫折し、そして立ち直り、また敵対する意地悪な登場人物たちの心を解かして信頼の絆を結び力を合わせてゆくという、ベタな……といったら悪いですが、“王道的”ストーリーとして良く出来ていたのではないでしょうか。スタート時に朝ドラ史上最低と言われた視聴率も回が進むにつれ徐々に上昇し、最近はTV雑誌のランキングを見ても常に上位にランクされるようになっています。
 さてこの放送が岩手にとってどんな効果をもたらしたでしょうか?月〜土の朝という放送時間のせいもあってか私のまわりでは意外と見ているという人は少ないのですが、逆に県外で「盛岡といえば今ドラマやってますよね?」と言われることが何度かありました。あとは、小岩井の一本桜のとこに観光客増を見込んで駐車帯を設けたけど今年は桜の花芽が鳥に食べられてダメだったとか、主人公がイジメられていた期間には「盛岡の人は意地悪だ」と思われるのでは?と心配する市民の声が上がったりとか、「おもてなしのこころ」という言葉が静かなブームになっていることとか、、、、あれ?これは『効果』じゃないですね。でも経済効果がいくらだとか、観光客が何%増えたとかは商工会さんにおまかせして、私にとってはこんなふうに朝ドラ関連の話題が出てくるのが楽しかったです。
 そうそう、最終話のあたりには再び盛岡ロケで撮影されたさんさ踊りのシーンがあるようですよ。前回さんさが登場したシーンは、県公会堂前の駐車場を使って盛岡さんさ踊りパレードを“再現”したものでしたが(撮影は晩秋に行われたそうで、浴衣を着て踊った出演者やエキストラさんたちは寒くて大変だったでしょうね)、今度のは8月の本番の中でロケを敢行したホンモノ。あの祭りがどんなふうに画面に映っているのか、皆様お見逃しなく。

(写真はJR東日本の「どんど晴れ」ラッピング車両。快速はまゆり号として、盛岡から遠野経由で釜石・宮古へと一日3往復走っています)


 先の日曜日、23日には2歳ダートふたつめの特別戦、「りんどう賞」が行われ、我らがテシオPOG馬からピンクゴールド、バトルアイ、フジプライドの3頭が出走しました。人気はデビュー戦を好タイムで勝ったエイプリルボーイに集まっていましたが、ゴール前、大外を飛ぶように駆け上がってきたのは、前半最後方に控えていたフジプライド!ほとんどの馬を直線の残り半分で交わし、まさに一刀両断の切れ味で最後は2馬身半の差を築いて優勝しました。人気馬が形成したハイペースのおかげとはいえ、本当に見事な末脚。大胆な騎乗で定評のある鞍上・草地保隆騎手も驚くほどでした。ペーパーオーナーの皆さんは現地でご覧になったでしょうか?私は残念ながら、後からオッズパークで見て興奮していました。生で見たかったなぁ〜。
 そのほかの出走馬は、ピンクゴールド3着、バトルアイ5着と全馬、掲示板に載りました。そしてこのレースの優勝馬は、11月の重賞・南部駒賞にノミネート。水沢1600mでもあの末脚が生きるのか、とても楽しみになってきましたね。

(文/写真・佐藤 到)

2007/09/27
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