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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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馬名蘊蓄・オリオンザモルゲン

 久しぶりに岩手に台風が向かって来ています。こちらは日本海を進む台風の影響で風の被害がでることはまれにありますが、直撃を受けることは滅多にありません。なので西日本の方々に比べると警戒心が薄く、こころのどこかで「ま、大したことね〜べ」という感じがあるのですが(私だけですかね?)、今回の9号はそれほど大型でないとはいえ、モロに東北縦断コース。しかも岩手県は台風の東側に入る可能性が高いので、かなりの風雨に見舞われるかもしれません。あまり大きな影響が出なければ良いのですが。
 しかも今週から岩手競馬は盛岡開催。土曜日にはオープンの芝レースが予定されており、雨量が多くなればダート変更も検討されます。こちらにも影響のないよう祈るとともに、もしダートになったときには馬券検討の修正をお忘れなく。


 さて、こちらも久々ですが「馬名蘊蓄(うんちく)」コーナーをいきたいと思います。今日はオリオンザモルゲンを。
 「オリオン」はギリシャ神話に登場する狩人の名で、冬の星座を代表するオリオン座で有名ですね(それともビールの銘柄でしょうか?)。一方、「モルゲン」はドイツ語で「朝」「新しい」という意味のようです。朝の挨拶『グーテン・モルゲン』(Guten Morgen)という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
 ではなぜ定冠詞が独語のderではなく、英語でオリオン“the”モルゲンなのかということはおいといて、私はこの名前を聞くと、夏の早朝、東の空にようやく昇ってきたオリオン座が朝焼けの中に消えていく光景が頭に浮かびます。オリオン座というと冷え冷えとした冬の夜空で光り輝く派手な星座の印象が強いですが、日の出直前に昇ってくるのは、星座早見板を回してみますと7月下旬〜8月上旬ごろ。日中には30度を超えるような真夏なのに、人々がまだ寝ている早朝には冬の星々がちらりと顔を見せているというのがなんだか不思議な感じです。…といっても寝坊助の私は滅多にそんな光景を目にすることは無いのですが。


(オリオンザモルゲン)

 さらにオリオン座つながりで話を進めます。9月1日の土曜日に行われた新馬戦で、ダンストーンリゲルという名の馬がデビューしました。ダンストーンリゲルはテシオPOGの 募集番号19番ダンストーンチャンプ(幼名)であり、その馬名も宮城県伊具郡のペンネーム・ファイアマンさんの「岩手で有名なダンストン一族にはダンストンシリウスもいるので、同じく冬の夜空に輝くオリオン座のリゲルを」という応募が採用されたもの。ファイアマンさんと、ペーパーオーナーに応募された名古屋市の堤さん他皆様、おめでとうございました。
 この新馬戦には、テシオPOG馬が他にも、5番ミュウジックコロンの17ミュウジックヘイロ、8番フェアリーリングの17ギンバンジョオー、17番ニッポージュリアンの2005ピンクゴールドと大挙4頭が揃い踏み。この中から1番人気ピンクゴールドが、小林俊彦騎手の手綱に導かれ見事1着でデビュー戦を飾りました。こちらも読者の投稿による命名で、北上市のBLACK STORNさんが、所属厩舎の主戦・小林俊彦騎手をイメージして考えた名前だそうです。ちなみにBLACK STORNさんの応募が採用されたのは、リュウノフリーダム(こちらの由来は「犬井ヒロシ」だそうです ^^;)に次ぎ2頭目。そして2頭とも新馬勝ちしているのがすごいですね。
 他の3頭は成績表の下の方を占めてしまい、特に大差となったミュウジックヘイロは、スタートはしたものの行き脚が全くつかずにそのままゴールとなってしまいました。しかし初めてのレースに戸惑ったものでしょうから、これから経験を積んでいって欲しいと思います。まずは無事のデビュー、各馬ペーパーオーナーの皆様おめでとうございました!

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(左:ダンストーンリゲル 右:ピンクゴールド)

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(左:ギンバンジョオー 右:ミュウジックヘイロ)

ご協力/岩手県馬主会及び馬主の皆様
※投稿による馬名を採用して頂いた馬主の方々には大変感謝いたします。
(文/写真・佐藤 到)

2007/09/06
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