完全Vを狙える中野憲人
今回決勝戦のポイントに、いかにも季節の変わり目らしく日替わりで上下する気温・走路温度を挙げたい。
準決勝戦のおこなわれた3日目は走路温度が50℃に近づく熱走路となったが、4日目は天気予報では2日目に近い気候になる見込み。そこで参考レースに2日目の第8レースをピックアップ。
このレースは20線4車並びの外寄り枠から松山茂靖が好発進。スタートライン過ぎでは同ハン最内枠の辰巳裕樹が伸びて先行したが、道中で松山がイン突っ込み、さらに終盤には中野憲人が捌いて首位へ立った。
追い込みタイプの中野憲と松山にとっては3日目より走路温度が下がることはプラス材料。逆に2日目の試走タイムが3日目と比べて良くなかった辰巳は再び両者に抜かれるかも。
決勝7名のうち藤波直也や単独0ハン交川陽子は気候に左右されず動けており、特に交川は初優勝するチャンスといえる。試走タイムが速くなくてもレースでは動けるタイプだ。
◎ 7 中野憲人
○ 6 松山茂靖
△ 1 交川陽子
▲ 4 藤波直也
穴 5 浅田真吾
おすすめの買い目
7=1-642
穴なら 速攻力が武器の浅田真吾が飛び出せば...
5=1-467
文/鈴木
藤岡一樹が地元の意地を見せよう
奇しくも地元山陽3名VS川口3名の対抗戦、しかも川口は25期の三銃士が並び立つ構成となった。
エンジンに大整備を施して迎えた今節は初日から好気配で推移してきた藤岡一樹が、地元の意地を示して川口勢を撃退するとみた。その藤岡を初日に本走タイム3.365秒で振り切っている相馬康夫がスタート残して出ると一発逆転も可能だ。
得意のミッドで今節は動き立ち直った角翔太郎は、できれば0ハンの何車かをスタートで叩きたいところ。だが福村唯倫が今節の仕掛け素早いので序盤は主導権を掴みそうだ。
◎ 6 藤岡一樹
○ 3 福村唯倫
△ 4 角翔太郎
▲ 5 斎藤撤二
穴 2 相馬康夫
おすすめの買い目
6ー3=452
穴なら
2ー6-315
文/鈴木
山中が大逃げを見せそう!
0ハンのスタート争いがポイントになる。生方と白次は枠順的にもスタート力的にも苦しくなりそう。先行するのは山中か林だが、内枠の分だけ山中が有利か。いきなり逃げに入る山中のペースだが、準決では十分なタイムが出ており簡単には捕まらない。同ハンで追えるとしたら生方か。
後方から追って行くのは竹本と田中哲だが、更に後ろから三浦が仕掛けを狙ってくる。その3車が競り合うと0ハン勢に有利な展開になる。山中が展開を生かすとみて本命に推したい。離されずに走れば林が2着に粘りそう。生方は唯一、連勝での優出。エンジン面は全く問題ない。地力ある三浦が必死の追い込みで車券圏内にまで入ってくるか。破壊力ある田中哲の浮上も。
◎ 1 山中充智
○ 2 林稔哲
△ 3 生方将人
△ 8 三浦康平
▲ 6 田中哲
おすすめの買い目
1-2=368
序盤の展開さえ決まれば三浦の台頭もある
8-1236-1236
中村颯斗にチャンス到来
試走タイムは上がってきていないが本走タイムは今節どんどん上向いている中村颯斗がスタートの切れも上々で、ハイペースの逃げ展開に持ち込む。通算3度目の優出となった今回、初優勝を掴み取るか。
吉田祐也は2着続きで決め手の不安が残り、高石光将は準決勝戦で試走タイム下降した点が気がかり。前のペースが速くなって10線2車が追走一杯になると、20線から先行しそうな山田真弘と、準決勝戦で本走3.383秒の好時計をマークした泉田修佑が追い上げてくる。
ツボにハマった際の破壊力は高い中山光だが、2日目の準々決勝戦は中村颯から大きく離された3着に終わっており、決勝は同ハン2車にスタートで車間を拡げられそう。
◎ 1 中村颯斗
○ 5 山田真弘
△ 6 泉田修佑
▲ 4 吉田祐也
穴 3 高石光将
おすすめの買い目
1ー5=643
穴なら
3=7-561
文/鈴木
鐘ヶ江将平が先制攻撃を仕掛ける
捌く腕に長けている有吉辰也と松尾啓史、快速を備える中村杏亮と長田稚也が準決勝戦で敗退し、にわかに混戦ムードが立ち込めてきた。
緒方浩一の飛び出しに乗って出るか、もしくはトップスタートも考えられる鐘ヶ江将平が、0ハン岡松を突破して逃げる可能性は十分とみる。
今節の篠原睦はスタートそのものは悪くないが、番手を上げてくるまでに周回を要するケースが目立っている。この決勝戦でも丸山智史や岩見貴史に前を走られた場合は攻略に手間取るかも分からない。
◎ 3 鐘ヶ江将平
○ 7 篠原睦
△ 5 丸山智史
▲ 6 岩見貴史
穴 2 緒方浩一
おすすめの買い目
3=7-562
雨なら
4=2-367